海に浮かぶ月のはしっこ

映画や文学作品、神話関連その他の事をおぼえがきしますよ

【観光】英国一人旅 2 / ロンドン市内観光バスツアー 5月24日・午前編

人生をリセットするための初めての文学聖地巡礼一人旅、二日目…。

5月末、20時になっても日の沈まない街、ロンドンで迎えた最初の朝。
長くなってしまったので前編です。

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●前回のお話
snow-moonsea.hatenablog.jp

一人旅2日目の朝が来た

起きたのは6時半頃だったでしょうか…
人生をリセットする為の旅だというのに、昔の上司が夢に出て目覚めは最悪。
目が覚めた瞬間、「…はっ!?ここはどこだ!?」と思うくらい。
でもまぁ起きれたので良しとしましょう。

見てください、この美しい空を!
今日もいい天気です(╹◡╹)
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ロンドンの朝の光を浴びるドールさんたち…。


私は去年のギリシャ旅行の時からそうしていますが、もう完全に出掛けられる出で立ちで朝食に降りていきます。

理由は簡単。
私は時間を忘れがちですし、時間が差し迫るとパニックになりやすいからです。
それに、食事を取りながら忘れ物に気づくこともありますから。

朝食はバイキング形式。
自分の部屋番号を言うか、鍵と一緒に渡された部屋番号カードを見せてレストランの中に入ります。私はどうにも英語で番号を言うのが苦手なので(どうしても言ってる途中で日本語が混ざっちゃう)「ぐっもーにん!」と言いつつ部屋番号カードを見せて中に入れてもらいます。
チェックが終わったら「せんきゅー!」

英語が出来ないので、割といつでもどこでもこんな調子で過ごしていました(゚ω゚)
けれど、状況と聞こえる単語から何となーく言ってる事がわかれば、それでも何とかなるものです。
…えぇ、何とかなってしまいました。
そして、些細な事で何かしてもらったらにこやかに「せんきゅー!」と言えば笑顔を返してもらえるものですな。

日本でもどんな些細な事でも何かしてもらったらにこやかに「ありがとうございます!」の習慣を身に付けたいものです。ついつい「すみません…」と言ってしまいがちですが…。
例えば大荷物持って電車に乗って席を譲られた時とか。。。(-.-;)


この日から出国まで同じホテルに滞在するのですが、朝食の選択肢はいつも同じでしたね。
お気に入りはカリカリベーコンハッシュドポテト、それから小振りのショコラデニッシュパン!(^-^)
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この日は棒状の謎のフリットを食べていますが…野菜とお豆のコロッケみたいなもの(衣はハッシュドポテトに似ている)でした。
美味しい(╹◡╹)

この日1日持ち歩く本はハーバート・ジョージ・ウェルズの『透明人間』と、ロバート・ルイス・スティーヴンソンの『ジキル博士とハイド氏』。

自分で設けた旅行テーマは「文学旅」なので、テーマに掲げているいくつかの本を持参しているのです(°▽°)
勿論、全部ではないですよ。本って文庫でも結構重たいですしね…_(:3 」∠)_

この日はドールさんたちはお留守番。いくら手のひらサイズだとはいえ、人の多い所でお人形の撮影とかちょっと気が引けますしね…。

特に使い方を考えていたわけではないのですが、何らかの形でこの本を活かせればいいなと思っていました。

市内周遊バスツアー

この日の予定はツアーメンバー全員での市内観光。貸切観光バスでの市内周遊です。

その貸切観光バスっていうのが、これ。
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あーーーっ!
イギリス柄の雑貨の模様とかでよく見る二階建てバス…!!
ダブルデッカーってやつですね)
こんなものをわざわざ…凄い(と、その時は思った)。

いいお天気だったので添乗員さんが「是非二階席に!」と言うので二階席に。
私、かなり早く集合場所に居たのに、乗りぎわでわたわたして席が取れず…。おろおろしていたら、どことなく旅慣れてるようなご家族が1席譲ってくださって、なんと最前席に座る事になりました(°▽°)
感謝ですね…えぇ、感謝です…!
(通路を挟んで2席ずつ、1列4席の構造で、3人組のご家族だった)


二階建てのバスは目線が高いので遠くまでよく見えます。
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いいお天気ですから、写真映えも最高ですね(*^_^*)
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ロンドン中心街に出てみると…
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2階建てバスってイギリスではごく当たり前に走ってるんだーー!!?!
(ちなみにこの写真はトラファルガー広場前の交差点)

地球の歩き方」で旧型の赤い2階建てバスが走っているエリアは限られてる、という内容を読んだ記憶があったので赤い2階建てバスってもっと珍しい物なんだと勘違いしてました。
(現在主流で走ってるのは「新型の」赤い2階建てバスらしいですよ!)

なるほど、イギリスのシンボルみたいに雑貨の柄として扱われるのはこの光景があるからなんですね。



現地ガイドのおじ様の解説を聞きながら街を見渡すのですが、結構バスも早いし見るべき場所もたくさんあってシャッターを切るのが忙しい忙しい!
でもね…そういう忙しさの上に、ガラスが反射して何を見ているのかわからない写真も量産してしまいました( ´Д`)
バスが結構早いのは仕方ないです。だって、車はバンバン走っているし、道路は混んでいるんだもの。そりゃそうよね、平日の朝ですし(`・ω・´)

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流石イギリスというか、何処をどう撮影しても絵になる…。
何となくスタジオジブリの『魔女の宅急便』の街並みっぽいですよね。あの街も時計塔があるし。
SNSで「おばあちゃんのニシンのパイ、ってイギリスのスターゲイジーパイだろ?」って話が回ってきた事あるけど、魔女の宅急便のモデルはロンドンではないと思うけど…海見えないし。)

→スターゲイジーパイ
スターゲイジーパイ - Google 検索


トラファルガー広場(1回目)

これはトラファルガー広場
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私…あの柱のてっぺんに登ったことがあるわ…!!(*⁰▿⁰*)

…というのは、1868年のロンドンを駆け抜けるアクションゲーム『アサシンクリードシンジケート』でパルクールアクションで目の前にある建物は何でもクライミングしまくったからで……つまり、誤認です。
バーチャルではてっぺんまで登って上からダイビングしたんですけど(╹◡╹)
バーチャルではね!!


ちなみに装備は「ボーパルククリ(鏡の国のアリスネタ)」「怪物のぼろきれ(フランケンシュタインネタ)」「善と悪のベルト(ジキル博士とハイド氏ネタ)」。色々と文学オタクに優しい。
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このライオン、昔は上に登って記念撮影したり出来たらしいのですが、落ちて怪我をした人でも居るのか、柵がついて登れなくなってました。
バーチャルでは登ったんですけどね!!(╹◡╹)


しかしそういう目線で見ると、まるでアサシンクリードシンジケートの世界に迷い込んだみたい…。
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まぁ、本来は逆なんですけどね(笑)


トラファルガー広場近辺は劇場が建ち並びます。
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そういえばトッテナムコートからトラファルガー広場に出てコヴェントガーデンに進む通りはあちこちに劇場があるんでしたっけ。コヴェントガーデンの裏にも劇場が固まってる。

何でこんな事を覚えているのか、といえば…

ようやく目的の場所にたどりついた。そこはドルアリー・レイン近くの小路にある小さな薄汚れた店で、ショーウィンドウには舞台用のキラキラ光る服、模造の宝石、かつら、上靴、仮面、舞台写真などが飾ってあった。四階建てのビルの一階にある店は古臭く、天井は低く、内部は暗かった。
H・G・ウェルズ『透明人間』橋本槇矩(訳)、岩波書店(1992)、P.178

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透明人間の主人公、貧乏科学者のグリフィンがロンドンを彷徨った挙句、コヴェントガーデンのマーケット裏にあるドルアリーレイン(現在のカタカナ表記は「ドルリーレーン」が主流になっているようですが)に行ったからです。
グリフィンの彷徨った経路もgoogle mapのマイマップ機能で作ったので興味のある方は是非見て下さいまし(^-^)


この美しい街並みは100年以上前からある建物を改築と再利用を重ねて使い回される事で出来ているそう。震度4なら新聞一面トップのニュースになるくらい地震のない国だから、耐震強度も関係ない土地柄で、昔の建物が残りやすかったんですって。

だからこそガラス張りの、見るからに不安定そうなデザイン重視の建物も建てられていたりする…。
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なるほど、日本は地震が多いから昔の建物が残りにくいのね。更に言えば日本は木造家屋だけど、イギリスは石やレンガを積んで作ってあるから燃えにくそう…という感想。

……うん?ちょっと待てよ?

ということは、私、今、ヴィクターくんが観光したかもしれない街の、ジキルおじさんが住んでいたかもしれない街の、グリフィンが全裸(笑)で凍えながら駆け抜けたかもしれない街の、当時からあったかもしれない風景、当時からあったかもしれない建物を見て、その空気を吸ってる!!!?!!

あぁあああ!!!
シャッターを切る手が止まらない!!!

(その結果、この日撮った写真が200枚近くなり、ブログにアップする写真の選別に酷く苦心する事になりました)

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少なくとも元祖マッドサイエンティス三人衆の、観光したり暮らしたりしていた街の雰囲気の参考資料がわっさわっさで最高ですね(╹◡╹)

セントポール大聖堂周辺散歩

街並みを一通り見た後、セントポール大聖堂を背景に記念撮影タイム。
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このガラス張りの建物は、ロンドンのセルバージョンアーミーの本部とのこと。プロテスタント系の慈善団体組織だそうです。
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聞いたことあるようなないような団体だなー。と思ったのですが、後日気づいたことですが私はこの団体の名前を目にした事がありました。

そのとき華やかな音楽が聞こえたので前方を見ると、赤シャツの救世軍の人々が旗を先頭に行進していた。歌ったり笑ったりしている人々のそばを通り抜ける気もせず、引っ返すのも嫌だったので、私はとりあえず博物館の鉄柵と向かい合わせの家の玄関のステップを借りて、行進が通り過ぎるのを待つつもりだった。後をついてきた犬は幸いなことに楽隊に驚いて尻尾を巻き、逃げていった。楽隊は皮肉なことに『いつの日、主の顔を見ん?』という賛美歌を唄っていた。
H・G・ウェルズ『透明人間』橋本槇矩(訳)、岩波書店(1992)、P.166

グリフィンが遭遇したこの「救世軍」の英語表記こそ、「The Salvation Army(サルベーションアーミー)」です。

でもグリフィンが遭遇したのは博物館…大英博物館の近く。大英博物館の東のキャベンディッシュスクエアの近くにも本部があるみたいなので、きっとその辺りだと思います。
キャベンディッシュスクエアといえば、『ジキル博士とハイド氏』の英国紳士幼馴染3人組の1人、ヘイスティ・ラニヨンの家がある地域ですな(°ω°)


ちなみに、お隣は学校になっています。
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ティーオブロンドンスクールといって、俳優ダニエル・ラドクリフ氏が通ったこともある私立校とのこと。ダニエル・ラドクリフ氏といえば、ハリー・ポッター役で有名ですが、ハリー・ポッターの後に観たせいで『ヴィクター・フランケンシュタイン』の語り手としての主人公(狂言回し)イゴール役のイメージも強いです。(『ヴィクター・フランケンシュタイン』って映画自体はユニバーサル映画の流れを汲んでいるので原作『フランケンシュタイン:現代のプロメテウス』とは別物だと思ってくれ…)
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そのままセントポール大聖堂を背にして進んでいくと、テムズ川にかかる橋が。
名前はミレニアム・ブリッジ。丁度工事中だったため、道がかなり狭く写真を取るのが難しかった……。
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地図で確認してみると、手前に見えるのがサザーク橋、奥がロンドン橋ですね。

ロンドン塔周辺散歩

バスに乗り、記念撮影をするためロンドン塔へ。
ロンドン塔に向かう途中、窓から銀行が見えました。
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ロンドン塔のテムズ川沿いに撮影スポットがあって、そこで各自自由行動。私もぼちぼち写真撮影をしつつ、ロンドン塔到着前に説明されたトイレやロンドン塔のお土産屋さんに立ち寄ったりして過ごしました。

テムズ川の向こうに、ロンドンの象徴的な建造物の一つ、タワーブリッジが見えます。
雲の少ない綺麗な青空…!
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反対側は港が見えます。
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この港、テムズ川のクルーズ船用です。地元の方も水上バスとして使用する事があるようなのですが、私も最終日に観光用のクルーズ船のチケットを取っていたので「最終日は一人でここに来るんだぞ~~!」という気合いを込めて…笑

それにしても、テムズ川、思ったより透明度が低い…最も19世紀後半のテムズ川産業革命による環境汚染が酷く、かなりの悪臭を放っていたと聞きますが…
現在は20世紀の環境保護によって改善され、都市部を流れる川ではかなり綺麗な川として認識されている、と事前調査では。
……だけど、思ったより透明度が低いなぁ…という感想です(^_^;)
その代わり悪臭は全くしなかったし、ごみが流れている感じもしませんでした。大事にされているんですね。


ロンドン塔はテムズ川側からだと近すぎて上手く撮影できませんでした(^^;)
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お土産ショップではブローチを2つ購入。
私は金属アレルギーなのでアクセサリーは慎重に選ばなくちゃいけないけれど、ブローチなら関係ないもの(^^*)
しかし、流石イギリス…王冠モチーフのめちゃくちゃ可愛いアクセサリーがたくさんあって、迷う迷う(>_<)

最終的にはこの2つを選びました(*^▽^*)
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大振りのブローチはカーディガンのボタン代わりに使えるし、小さめのブローチは胸元にネックレス代わりにつけたり、帽子につけても可愛いですよね!

信号機の話

ロンドン塔に向かう時、信号を渡ったのですが、ロンドンでは多くの場合が日本と同じ押しボタン式でした。
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そういえば高校の修学旅行で行ったオーストラリアも押しボタン式だったかも。でも形はロンドンの方が日本に似ていますね。
オーストラリアでは押しボタンを押して青になってから消えるまでの時間がめちゃくちゃ短くて毎度毎度ヒィヒィ言いながら渡った記憶があるのですが、あれは別に無理して青がついてる間に渡りきらなくてもいいのかもしれない。

そして……ロンドンの場合、赤になるまでの時間がカウントされる。
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全ての押しボタン式信号機に秒読み機能がついているわけじゃなくて、大きな通りや人通りの多い所だけでしたけど、結構焦ります(^_^;)

ロンドンの場合も赤に変わる時間は日本より早め。でもオーストラリアよりは全然余裕がありますね(・ω・)
とはいえ、早歩きじゃないとなかなか厳しいものがあります。

現地ガイドさん曰く、イギリス人は自己責任の観念が強く、信号無視する人もそれなりに多いのだとか…?

日本食の話

ロンドン塔の近くで「WAGAMAMA」という名前のレストランを目にしましたが、日本食のお店らしいです。

ただ、現地ガイドさん曰く日本人の口に合う日本食ではない…らしい。
日本食レストランは結構あるし、ロンドンには日本から支店を出している日本のラーメン屋さんもあるそうなので案外日本食が食べたくなっても大丈夫なのかもしれない。

実際に私が単独行動した際も、「MOSHI-MOSHI」や「WASABI」などという名前の和食レストランを見かけました。
「WAGAMAMA」も、結構ロンドン市内に支店があるみたいですね。
いやぁでも、中華街を形成するほどの中国料理店の多さに比べたら少ないですけど…。

トイレの話

ロンドンのトイレ事情について、「地球の歩き方」でも「数が少ないよーーー!!!!」とか、添乗員さんが「トイレ事情は良くないので!!」とか結構脅してきたんですよね。

その要点の概要は以下の通り。

・駅にトイレなどない(ある事もあるが稀)
・場所によっては有償
・綺麗じゃない事もある

だから基本的には、デパートや博物館、カフェやレストランでトイレを借りるのがスマート。

…ということで、結構気合い入れて覚悟を決めていたんですが……ええっと……個人的な感想は「えっ?ギリシャに比べれば全然マシ…」です。
ギリシャと言っても去年はクレタを中心に回るツアーだったので地域にもよるのかもしれませんが、ギリシャってそもそも「トイレにトイレットペーパーを流しちゃダメ」なんですよね(・_・)
詰まるから。

でもよく詰まっているトイレに出くわしました。卒業旅行で行ったローマでは普通に流してたような気がするから、同じヨーロッパでも流しちゃいけない地域の方が少ないのかも。
しかもトイレの数も少なくて、博物館や遺跡によっては外に仮設トイレが数台並んでいるだけで、備え付けのトイレットペーパーなんてない事もあった……。
……ので、私はロンドンのトイレ事情、全然気にもならないくらい平気でした(・ω・)


そして、このロンドン塔の近くにある公衆トイレが「有償トイレ」にあたるもの。
まるで駅の改札口みたいにゲートがついていて、50セントを入れるとゲートがあく、という仕組み。両替機が入口脇にあるから小銭がなくても安心(・▽・)

「トイレに使用料を取られる」と考えると何か変な感じですが、「トイレのクリーニング代をチップとして支払っている」と考えると何となく合理的な気がしちゃう。

ただ、一つ辛かった事を告白すると……トイレットペーパーの紙質が、日本に比べると、固くて!!
備え付けの紙でお尻を拭いてたら被れてしまって、痛くて痛くて困った挙句に保湿クリームを塗るという恥ずかしい事態になりました(ToT)
日本の空港に戻ってきた時、「あっ…紙が柔らかい…あっあっウォシュレットある…神か…泣」と思いました。
東京のトイレは大概ウォシュレットがついてる、というのも日本のトイレ事情ですから、日本のトイレ凄いな~と思いました。
というか、日本のトイレ事情が凄すぎるから皆で脅してくるんですね…日本人どんだけ綺麗好きなんだよ…。

バッキンガム宮殿衛兵交代式見学ツアー

バスに乗り、衛兵交代式に間に合うようにバッキンガム宮殿へ出発。

バスでチャリングクロス駅の脇を通りました。トラファルガー広場の近く。結構大きな駅なんですよね。
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バスでクリミア戦争記念碑脇を通った時の写真。
向かって左の女性がナイチンゲール女史とのこと。
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……そういえば、ナイチンゲール女史ってロンドンの人なんでしたっけね…『アサシンクリードシンジケート』で仲良くなった気がします…。


ロンドンのシンボル、ビッグベンもちらっと見えました。
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ううん、工事中だとは聞いていましたけど本当にガチの工事をしている……!!
聞くところによれば2021年頃完成予定とか?

アサシンクリードシンジケート』でもわざわざ見に行ったりしましたが…ググってみると1859年に建ったそうなので、ヴィクターくんは見ていないけどジキルおじさんとグリフィンは見てるんですよね。凄い…感慨深い…。。。
工事中なのは少し残念ですが、未来の為に修繕しているなら大歓迎ですね(*^_^*)

(とはいえ、『アサシンクリードシンジケート』をプレイしながらしばしば「150年前ってめっちゃ最近だよね」って思ってしまうのは古代ギリシャ趣味のせい)

衛兵交代式

見ることが出来たのは交代式、というより行進、でした。私はこの交代式というものが何なのか知らなかったのですが、バッキンガム宮殿と別の宮殿と兵舎の兵士が警備担当を交代する儀式のこと。ガイドさんは「兵隊さんが集まって「一日お疲れさまでした!」ってする目的の簡単な儀式」って言ってましたが…。

そのあと、兵舎へ帰っていく兵隊さんを見送るのがこのツアーのメニュー。この儀式を正面の最前列で見る為に何時間も待っているひともいると聞いて思わず「ディズニーランドのパレード出待ちみたいだな…」と思ったんですが、マジでそういう感じのものだとはその時は全く思っていませんでした。
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ツアー一行が到着した時、丁度別の宮殿を警備していた兵隊さんがバッキンガム宮殿に向かっていく所が見えました。ちなみに、予定時間より少し遅れているらしいです。
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バスでバッキンガム宮殿に向かう途中、「今日はもしかすると空軍かもしれないから制服が赤くないかも」とガイドさんは言っていましたけど、赤い制服ですね。

道路をよく見ると、ところどころ何かが落ちています。ええ、馬糞です。騎馬隊がいるので…(^ω^*)
お馬さんって良いですネ…!
車の代わりに馬車を使っていた頃もよく馬糞が落ちていたんでしょうかね…?(お馬さんはトイレのしつけもできるとか聞いた事もあるけど本当なのかどうなのか)

バッキンガム宮殿の周辺は自然が豊富。
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ちょっと公園っぽくなっているエリアがありましたが、リスが走っていくのが見えました。ガイドさんが「リスを追いかけて行ったら迷子になりますよー!」と声をかける場面も。

こちらが交代式の動画。行進のみですが最前列で見られました。

ううん、これは確かに「ディズニーランドのパレードの出待ち」みたいなことをしたくなるやつですね……!
生演奏行進だとは思っていませんでした…。

ガイドさん曰く、彼らは志願兵であり、少し小柄に見える兵士は女性兵だそう。年季が決まっていて、決められた年数を勤めあげれば最短で30代から年金生活が送れるとも言っていましたっけ。世の中には色々な職業形態があるんですねぇ…。

行進を見終わってバスに戻る途中、騎馬隊が宮殿に向かっていく姿が見えました。
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若干制服が違いますね……カッコいい!!(^_^*)

デモに遭遇

交代式の後は昼食。
アフタヌーンティーが用意されているということでバスに乗り込み、いざ出発…と思ったんですが、ウェストミンスター寺院に通りかかったところ、デモに遭遇。
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車は完全に停止してしまいました(・_・)

いつ終わるかもわからない、下手したら1時間後かも…ということなので歩いて昼食会場へ向かうことになりましたが、個人的には歩きながら写真を撮りまくれたのでそれはそれで楽しかったです(*^_^*)
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このデモについてはなかなか情報が回ってこず……昼食を終えた後にガイドさんが「今更デモの連絡が流れてきた!」と苦笑いしていました。

ところで、これはEU脱退のデモかと思ったんですが、そうではないらしい。
ガイドさんに伺ったところ、イギリスの子供や学生たちが中心となりエコや未来の環境について大人たちに権利を申し立てる内容のデモがよくあるのだそう。その系統のデモじゃないか、との事でした。
イギリスではそういった教育もしっかりしているので、イギリスの子供たちは日本の子供より考え方がしっかりしている子が多いんですよねとも言っていました。
「あそこに参加している子供たちは学校の許しを得てデモに?」という質問もありましたが、学校側では黙認したり、先生が配慮してデモのある時間を自習にしちゃうこともあるのだと。
ううん、日本ではそんなことほとんどあり得ないよな~(・△・;)

イタリアでもストライキに遭遇して電車が使えなくなったことあったけど、日本でも本当なら弱者がもっと声を上げるべきなのかもしれない。でも出来ないってことは、日本はそれが出来ない環境でもあるということでもある気がするので、日本を良くしていくためにはもっと時間がかかりそうです。

午前終了

ここでようやく午前終了です。
……しかし、記事の文字数が13000字を越えてしまったので、午後の観光は新たに記事をたてたいと思います。

写真や書くことが多くてなかなかまとめが進みませんが、星やマシュマロを投げてくださったりしつつ気長に続きをお待ちいただけると嬉しいです(*^_^*)


★続き
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