海に浮かぶ月のはしっこ

映画や文学作品、神話関連その他の事をおぼえがきしますよ

【観光】英国一人旅 10 / バートン・オン・ザ・ウォーター 5月25日

身辺が忙しくて間が空いてしまいましたが……気を取り直して続きを書こうと思います。
7年間の黒に近いグレー企業を退職した私は一度人生が終わったことにしようと思い、初めての一人旅へ。英語は喋れないけど添乗員付きツアーだしきっと大丈夫…!?
個人的なテーマは「英文学の聖地を回りたい」(*'ω'*)

さて3日目はどんな聖地に出会えるでしょうか!?
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●前回までのお話
2日目のロンドン市内観光ツアーを終え、夕方はコヴェントガーデン・マーケットを散策。夜はオプショナルツアーでソーホーを散策。

前回の記事はソーホーのまとめでしたね。
snow-moonsea.hatenablog.jp
3日目は団体行動。バスツアーです(^^)

…でも1日目って飛行機で移動してスーパーマーケットに行っただけだから実質2日目のような気がするなぁ。

一人旅3日目の朝が来た

一人旅3日目の朝……。
せっかくロンドンまで来たというのにホテルで眠ると会社の悪夢を見続けていて目覚めは良くない( ;∀;)
けれどお陰で遅刻もしないし、結果オーライと考えるのが合理的…だと思います( ゚Д゚)

しかし昨日は少々はしゃぎ過ぎました。
予定になかったコヴェントガーデン・マーケットまで行ってしまったのですから!

いくら聖地巡礼とはいえ、テンション上げ過ぎましたね。ふくらはぎや足の裏に筋肉痛を感じて、朝から湿布をベタベタ貼る始末。足の裏もきっとこのままならマメになる。
「7年間、ブラック企業にお勤めのデスクワーカーだった!( ゚Д゚)」と言い訳をしながら運動不足が身に沁みます…。

でもアラサーでも案外元気に歩き回れるもんです。

朝食のお時間

さて本日の朝食のお時間です!
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前日とあんまり変わってないように見えますが…バイキング形式で「本日の日替わりメニュー」とかはないので。毎日メニューを大きく変えるほど選択肢も多くないですしね。

<前日の朝食の様子はこちら>
【観光】英国一人旅 2 / ロンドン市内観光バスツアー 5月24日・午前編 - 海に浮かぶ月のはしっこ


一日目に食べておいしいと思った食材を中心に「イングリッシュマフィンサンド」を目指してチョイスしました(*'ω'*)
ほら、マクドナルドの朝マックとかで食べられる感じのやつです。
www.mcdonalds.co.jp

だけど結局うまくいかなくて、
イングリッシュマフィンをトースターでカリッと焼いたらもっと美味しかったかもしれない。

この日1日持ち歩く本はメアリー・シェリー『フランケンシュタイン:或いは現代のプロメテウス』

3日目の目的地と私との接点の話

3日目は添乗員付きツアーのプログラム内のバスツアー。
なので目的地は私が選択したわけではない…のですが、他社さんにも似たようなツアーが何種類かある中でJTBのツアーを選んだのはこの3日目が要でもありました。大体のこういった添乗員付きのツアーだと「1日目:飛行機で移動、2日目:ロンドン市内観光、3日目:バスツアー、4日目:自由行動、5日目:飛行機で移動、6日目:帰国」…というのがお約束のようで、私の参加したJTBのツアーも同じなのですが、この3日目のツアーというのが旅行会社によって色々違うようなんですよね(*'ω'*)

このツアーに決定するまで一番最後まで比較対象に残っていた阪急のツアーでは「コッツウォルズ地方とストラトフォード・アポン・エイヴォン」がバスツアーの目的地になっていました。ストラトフォード・アポン・エイヴォンはイギリスを代表する劇作家ウィリアム・シェイクスピアの家がある所です。
私が選んだJTBのツアーは「コッツウォルズ地方とオックスフォード」
コッツウォルズ地方を訪れるのは阪急と同じですが、最終目的地はオックスフォード。

私はシェイクスピア先生とは仲良くない……というか、あまり「文学ジャンルとしての演劇」は読むのを苦手としている部分もありますし(ゲーテ著『ファウスト』も読むの苦手…)、演劇として映画を観ても、どうもシェイクスピア先生とは性癖が合わないようです。

大学の頃は講義でそれなりにやったはずなんですけど、何度も言いますが私は「文学(をサブカル的に愛する)オタク」なので、自分の持ちジャンルとする判断基準は「性癖に合うか合わないか」…です(;^ω^)


一方、私とオックスフォードは少なからず接点があるんです。

オックスフォードの名が初めて印象に残ったのは小学校の時に所属していた金管バンドクラブで東日本大会に出場した時の曲が、エド・ハックビー作曲の「オックスフォード・ポイント」。
(↓ こんな曲です。YouTubeの動画をお借りしました)

それから、今回のツアーで見学することになっている大学「クライストチャーチ」は映画ハリー・ポッターシリーズの撮影で使われたことでも有名 ( `・ω・´)+

そして何より、メアリー・シェリー著『フランケンシュタイン:或いは現代のプロメテウス』の中で主人公ヴィクター・フランケンシュタインくんがオックスフォードを訪れるシーンがある!

フランケンシュタイン (新潮文庫)

フランケンシュタイン (新潮文庫)


……ときたら、やっぱりオックスフォードに行く方に軍配が上がっちゃいますよね(;^ω^)
他にも食事や自由行動時間の取り方など、ぱっと見似たようなツアーだけれど細かい所が結構違うので、もし添乗員付きのツアーに参加する時はツアー代金だけじゃなく、そういった細かい所に注目してみると良い旅になるのではないかと思います(*'ω'*)

(ちなみにツアー価格帯は阪急よりJTBの方がお高めなんですが、JTBのツアー代金にはサーチャージ料が含まれていたり、昼食がマリオットホテルの本格英国アフタヌーンティーだったりという差があるので、色々細かく見ていくとぱっと見より大きな金額の差はないように感じました。目的で選ぶのがよさそうですよ!)

コッツウォルズ地方に向かってバスの旅

というわけで本日の旅はコッツウォルズに立ち寄ってからのオックスフォード!しばしのバスの旅です。
前日の赤い二階建てバスではなく、初日に飛行場からホテルまで連れて行ってくれた普通の観光バスなんですが、この手のバス旅は一年前のギリシャツアーでの延々と続いたバスの旅を思い出します。
車酔いしやすいタイプだけど、寝てしまえば何も感じない……(;^ω^)

目的地はバートンオンザウォーターとバイブリー。空も少し雲が多いけどとてもいいお天気なのです。
コッツウォルズまでロンドンからバスで2時間半。

景色ものどかで……。
のどかで…………。
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………ギリシャか????( ゚Д゚)

見渡す限り、牧草。牛。羊。
流石に日本の田舎の風景とは違いますが、草原のギリシャに似ています…さすがはヨーロッパ(*'ω'*)

休憩所(サービスエリア)

流石に2時間半の長旅ではばててしまうので途中でサービスエリアに立ち寄ります。と言ってもまぁ15分くらいのトイレ休憩なのですが…。
そのサービスエリアもなかなか美しくてですね。
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噴水や川やテラスがあって、なかなかお洒落な雰囲気!

トイレを終えた後は特にやることもなかったのですが、文房具やお菓子のコーナーを眺めて過ごしました。とりわけ心をひかれたものはなかったのですが、文房具を眺めていてバスの中でされた消費税の話を思い出していました

壁が全部ガラス張りになっているものだから最後は出入り口がわからなくなって、開かないガラスを押したり引いたりしていたら中東系のご家族連れに笑われました(;^ω^)
バスの出発の時間には間に合ったけれど、戻って来たのは一番最後だったみたい。

バス内:添乗員さんのロンドン雑学

せっかくなのでバスの中で添乗員さんが聞かせてくれたロンドン雑学を書いておこうかと思います。

たばこの話

バスの運転手さんがサービスエリアでの休憩時間中に「皆はたばこ吸わないの?」と聞いてきたそうです。今回のツアーでは喫煙者はゼロだったんですが、イギリスでもたばこの規制が進んでいるらしい。運転手さんは愛煙家なので、喫煙者ゼロと聞いてちょっと残念そうだったそうです(;^ω^)
たばこをいきなりはやめられないから、水たばこを使うようにしているそうですよ!日本でもシーシャ体験できるお店がありますよね(*'ω'*)
中東料理などのお店に多い気がしますが。

日本でも徐々にたばこの規制は厳しくなっていますよね。
学校などの施設での喫煙も禁止されましたね…私はたばこをしたことがないので口出しできる立場にありませんが、ヘビースモーカーだった父も入院を期にたばこをやめたので健康的には良い流れ…なのかなぁ?
(まぁ、イギリスというとホームズが阿片窟でぐでってるシーンが印象に強いので「時代が徐々に変わっている」という印象を持たなくもない)

免税の話

私たち観光客の中でも、数万円の買い物をしたいと思っている時は「免税」ってどうしても気になるしやった方が絶対お得。とはいえ、手続きに時間と手間がかかるというのは身を持って知ったので本当に高い買い物した時だけって感じですかね(;^ω^)

イギリスの消費税はVATって言うらしいんですが(正確には「付加価値税」というそうです)、これは20%。でも住んでいる人でも免税処置を受けられる品物があって、食べ物や本、衣類、教育用品などの生活必需品は免税処置になっているそうですよ(*'ω'*)
勿論すべてではなく、一部減税処置のものもあるし、食べ物でもチョコレートなどの嗜好性の高いものは免税にはならないそうです。
一応念のためググってみたけどおおむねそんな所です。
zuuonline.com

逆に言うと、観光客の立場からすればお土産に本をたくさん買っても既に免税されているので免税手続きする意味がないってことなのでしょうね。

生活必需品には消費税が課されない、っていうあたりは普通に良いなぁって思います。医療費もかからないって大英博物館で聞いたばかりですしね。
日本でも10月に増税が実施されて(この件に関しては心底納得がいっていないし、増税反対派に投票しているので歯軋りして悔しがってます(*_*))、色々と不便になったなぁと…(´;ω;`)せめて生活必需品の消費税は減税じゃなくて免税になればいいのに…。

イギリスで一番人気の紅茶のブランドは?

紅茶の国イギリス……なんですけど、現在はコーヒー派の方が多いらしいです(*'ω'*)
でもまぁ私もコーヒー派。でも日常的に飲む冷たい飲み物は冷たい緑茶です。

じゃぁイギリスで一番人気のある紅茶のブランドはどこ?
フォートナム&メイソン?と思ったんですが、答えは「トワイニング」だそうです!
www.twinings-tea.jp

それはちょっと意外でした。
トワイニングって日本のスーパーでも見かけることがあるくらいだからもっと高い紅茶の方が人気があるのだと思っていたのですが。

でもアフタヌーンティーの時も気軽に楽しむことをモットーとしているようでしたし、それくらい身近なものなのかもしれないです。

ロンドンの人は田舎がお好き?

昔からロンドンの住居は広くなく、ロンドンに住む人は田舎への憧れを持っていたといいます。だから田舎に別荘を持ち、週末になると別荘で過ごす…という生活がステータスだったそう。

でも気持ちはわかる…都会の喧騒というか、ロンドンのごちゃごちゃした雰囲気は新宿や渋谷にいるような気分だったから、「住むところ」って感じはあんまりしないですよね(;^ω^)

その当時の田舎の雰囲気を味わうことが出来るのがコッツウォルズの風景や、マナーハウスだそうですが、現在はマナーハウスに宿泊する旅行プランも人気があるのだとか。うん、流石ヨーロッパ…古い建物がよく残っている…。
(日本は地震大国なので難しいよね)

イギリス人は傘をささない?

ロンドンは雨が多い、という話の蛇足になるのですが、ロンドンに住む人はあまり雨に濡れることを気にしないらしい。少しの雨なら濡れて帰ることも気にしない…「昨日の夕方は雨が降ったけれどあまり差している人って少なかったのでは?」…なんていう話。

そういえば、本当かどうかわからないけれどイギリスは傘よりレインコート派の方が多いなんて話を中学校の先生が蛇足で言っていたような気がします。ググってみると、どうやら傘はオリエント時代から、レインコートは19世紀イギリス発祥らしいです(発明者はトーマス・バーバリー)。
うんちく(レインウェア) | SHINANOYA lifestyle Web Shop|横浜信濃屋

イギリス人が雨を気にしないのか、日本人が濡れるのを嫌がりすぎるのか、そのあたりはよくわからないですね(;^ω^)

バートン・オン・ザ・ウォーター

なんでも、「コッツウォルズの小さなベニス」の異名を持つ村で 観光名所としても人気があるらしい。
とはいえ、降り立った駐車場は何の変哲もない田舎の駐車場です。駐車場が石造りの塀や壁に囲まれているのが気になります。
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村に出るまでの道は狭くて、頭の上の高さまで壁があるので空は晴れているのになんだか薄暗い。ぱっと見出口が見えなくて、まるで迷路のようです。…雰囲気的には『となりのトトロ』でメイちゃんがとうもろこしを持って駆け回っていた田舎の風景にイメージが近いかしら?(*'▽'*)

ガイドさんも「ここは迷いやすいので曲がる道を間違えないように」と注意していた程度には、見通しの悪い場所です。
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この石造りの塀や壁に使われている緑がかった石はライムストーン(調べると堆積岩の石灰岩のことだそう……でも素人なので何のこっちゃ)で、壁の上側の部分も切りっぱなしの石が積み上げられて独特のデザインを形作っています。

迷路のような道を抜けると……

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まるでお伽話にでてくるように美しい村が広がっていました(°▽°)

村内は自由散策。といっても時間は1時間ないくらいです。
イギリスは公衆トイレがないので、どこかのカフェで飲み物を注文してトイレを借りる必要があります。一応、駐車場にもあるようですが数が少ないのでもしも他の観光客バスが来てしまうと相当に時間のロスになってしまうようなのでカフェを利用したほうがいいかなと。

流石はコッツウォルズのベニス。美しい川が象徴的です。

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川は浅くて、多分入っても足首くらいの深さしかないんじゃないかな。。。水の透明度が高く、底が見えます。
昨日テムズ川の茶色く濁ったk(失礼)を見た後なのもあって透明度の高さにはおもわずうっとり。観光客らしき家族連れを何組も見かけましたが、川のほとりで子供たちが水に触れる様子は何ともほほえましい(*'ω'*)

道をずっと歩いていけば教会もあるそうなのですが、お土産屋さんも眺めたかったですし、カフェにも行く予定だったので川周辺のお店を散策するにとどめることにしました。


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村と聞いていたので田舎町のイメージでしたが、車の行き来は結構盛んです。この美しいたたずまいを見るために観光客が集まるのでしょうね。お土産屋さんも立ち並んでいます。

バートン・オン・ザ・ウォーターのお土産屋さんではイギリスに来て初めてドールハウスを見かけました。

そう、イギリスは、ドールハウスの国!!!

私がドール趣味から派生してミニチュアに凝っている話は、まぁ下記記事などをご参照ください(;^ω^)
snow-moonsea.hatenablog.jp

「1/12サイズなら私のオビツ11たちでも許容範囲サイズかな~」と思っていたのですが、残念ながら世界観に合うミニチュアが見つからなかったので指先サイズの家具たちをガラスケースの外から眺めて、お店を後にしました。
18~19世紀を思わせるようなクラシカルなアイテムや、スチームパンク系とかあったら(お財布の中身の範囲内で)衝動買いする覚悟があったんですけど……ヴィクターくんは電動掃除機や足踏みミシン使わないだろうからなぁ(;^ω^)

初めてのカフェ利用

散策も大体気が済んだところで、パン屋さんのカフェスペースをお借りすることにしました。

でもこの時、私は初めての海外一人旅でのカフェ利用。初日はスーパーマーケットでしくじった感じがしたので、英語が不自由な私はドキドキ。

メニューをざっと見てカプチーノ プリーズ」で通じた。良かった!!(;^ω^)

ですが、支払いの時にお札を出したら、どうやら「細かいのない?」って言われたらしいです。(※英語がさっぱりわからないからシチュエーションと聞き取れる単語で何となく内容を推理している)
小銭はチップとスリ対策で小銭用の小さい財布にまとめている私、焦る。

しかも、カウンターが薄暗かったのもあって、どのコインが何£(ポンド)なのかわからない。つまり、どのコインをいくつ出せば支払えるのかわかんねぇ( ゚Д゚)
子供の頃、よく「こどもぎんこう」のプラスチック製の小銭で遊びましたがこういうの大事なんですね…。

それでどうしたかって言いますと、お恥ずかしながら小銭をトレーに全部出して正しい額を店員さんに取ってもらいました。

恥ずかしいです…でもしょうがない、細かいの出してって言われたんだもん(;^ω^)


外の様子を眺められる程度に店の奥の席に座って、しばし休息とトイレ休憩です。
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ようやく一息付けたってかんじですよね(;^ω^)

ちなみに、セルフサービススタイル(お店の人が席まで注文を取りに来ない)のお店ではチップはいらないと聞いていたのでチップは払っていません。外国だとその判断も難しいですよね。

次の目的地へ…:次回予告

コッツウォルズの旅はバートン・オン・ザ・ウォーターが最終目的地ではありません。忙しないなぁと思いつつも、次の目的地に向かうためにバスに乗り込みます。

もう記事が2桁を越えているというのに、まだ行程の3日目なのめっちゃ笑えますし、旅行記書くのに記事を立てる度に毎度1万字超えてしまうのでなかなか先に進めませんが…次回は「バイブリー」のレポートです(*'ω'*)

……頑張って最後までやり遂げ…ます……!!笑