海に浮かぶ月のはしっこ

映画や文学作品、神話関連その他の事をおぼえがきしますよ

【観光】英国一人旅 1 / 旅立ち、そして20時でも日の沈まない世界へ 5月23日

私が一人旅をしようと思ったのは、黒に限りなく近いグレーの会社を辞め、そこから新しい人生を歩むためのターニングポイントにするため…

そして
英文学聖地巡礼をするためだ!!!!

それこそめっちゃくちゃに準備を重ね、いよいよ訪れた出国の日。…早かったような、いよいよのような…。
準備に悔いは残っていない。
だからきっと旅に悔いも残らない。

そう思いながら、当日の朝を迎えたのです…。
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★前回のお話
snow-moonsea.hatenablog.jp

いよいよ出国だ!

JR&東京モノレール:いきなりですが、失敗したと思いました。

まず最初のミッションは「羽田国際空港に行く事」が当然あるわけです。
私は関東住まいなので手段は「直行バス」か「電車」を選ぶ事が出来ます。電車でもルートは幾つかある。

いきなりですが、失敗したと思いました。

「直行バス」が一番楽ではありますが、出発の時間が限られているので「バスに時間を合わせるの面倒かなぁ」ともたもたしていたら、バスのチケットを取り損ねました。
行きのバスは前日に予約しないといけないらしい…(;一_一)

まぁ、これも一つの学習です。


バスを選択しないという事は電車のルートということになります。去年ギリシャに行った時は品川を経由し私鉄を乗り継いで行きましたが、今回は東京モノレールを経由することとしました。

だけど、家から最寄り駅のタクシーの中で私は重大な事に気がついた。

「今の時間、通勤ラッシュじゃね……?」(・_・)

ロンドンでのスケジュールを組むことに頭がいっぱいで、そんなことちっとも考えられませんでした。
そもそも、あれだ、一般的には平日なんだ。私は今転職活動前の休暇を取っているわけですが、一般的には皆仕事に行く日なんだ。

それをうっかり失念しておりました(;一_一)
まぁそれもやってしまった事なのですから、仕方ない事。うっかりミスなんて人生に山ほどあること。いちいちくよくよ悩むよりフォローする事を考えるべし!フォローできるミスは失敗じゃないんだーー!!

と、いきなり電車のルートを選んだ事を後悔しながら電車に乗りましたが、案外空いていて驚きました。ギリギリラッシュより少し早い時間帯だったらしい。
私が自分でフォローに努力しなくても良かった。ほっ。


しかし、ロンドンは寒いと聞いていたのでニットのカーディガンの上にトレンチコートを着ていたのですが、本当に暑くて暑くて……。
2週間前にSNSで画像をを見た時、ロンドンの人々はダウンジャケットを着こんでいたから気合い入れて厚着をしてきたんですが…うーん、これでは日本を出る前に私が参ってしまう(脱いで、荷物が増える)。やっぱりバスでくれば良かったな、そうしたら上着を脱いで荷物が増える事など気にせず座席で寝られたのに。

でも電車のルートもそう悪い事ばかりでもありませんでした。
東京モノレールに乗りましたが、ちょっと変わったものが見られたのでそれも良い経験でした。
このルートは初めてだけど、電車で海の上を走るのはまるで『千と千尋の神隠し』のようでしたし、「整備場駅」で乗り降りする人を見送って「へぇ、飛行機の整備をする人たちなのか…」「ここから飛行場の滑走路に繋がっているのかな…飛行場って広いんだな…」と思ったりした"その時の気持ち"は、このルートでなければ感じられなかったでしょうから。

海の上を滑るように走るのは、何だかファンタジー
最も、電車の中はスーツケースを引きずって乗るには少し窮屈な気もしましたが(^_^;)

今となっては、それもいい思い出です。

羽田空港・国際線:荷物を預けるまで

東京モノレールの国際線駅って本当に国際線に直通なんですね…と、当然の事に驚きつつ、旅行会社(今回はJTB)の窓口に行ったら集合時刻より1時間も早く到着していました。
窓口の準備もできていなかったレベルである。しかし、早く到着させたのは私が「興奮し過ぎて全く寝られなかった」のと「基本的に私は遅刻魔」である事への対策なので、窓口は悪くないのですが…「お待たせして申し訳ありません」と言われてしまい、かえって申し訳なかった_(:3 」∠)_

添乗員付きツアーというと、てっきりツアー参加者全員集合して一斉に手続きをするものだと思っていたのですが、窓口で説明を受けたら「各自でスーツケースを預けて搭乗口で集合してね」という事でありました。


荷物を預けるにも一苦労…なんせ、一人旅なんて初めてなのだから!
しかしいきなり自動航空券印刷機で印刷を失敗し、そんなはずがないのに「ま、まさか、パスポートが…使えない…!?いやそんなはずは!有効期限切れてないし…(゚o゚;;」と軽くうろたえるハプニング。

「いつもは友人がやってくれていたけど、今日ばかりは私がしっかりしなきゃ!いい大人なんだし!!」と、わからない事があれば積極的に係の人に聞く。何のことはない、荷物を預ける段階でパスポートと窓口でもらった航空券の予約票を見せたら私の体質(病気)について予約時に伝えてある事の確認が必要だったからでした。
体質、というのは食物アレルギーと過換気症候群持ちの事ですが…。「薬を持ってきていますし、余程の事がなければ大丈夫ですよ」と伝えたらすんなり航空券を出してもらえました。

過換気症候群: 精神的に追い詰められたり極度の緊張状態に置かれた時に体の痺れや過呼吸、意識の喪失を起こしてしまう症状の事。去年天候による飛行機トラブルで帰国出来なくなった時に発作を起こしたことがあるので旅行会社に事前報告したものの、逆に言えばそれくらい追いつめられなければ発作は起きない。ただしその匙加減は個人差が大きい)
snow-moonsea.hatenablog.jp

羽田空港・国際線:手荷物検査~出国まで

そこから先は、飛行機の搭乗時間までしばし自由行動(^^)
まぁでも面倒な事は先に片付けるべし!忘れるから!(特に時間を…)と、手荷物検査もさっさと済ませてしまいました。
去年は手荷物検査もドッキドキだったけど、今回はもう大丈夫。怖いことなんてありません!
100ml以上の液体は持ち込めないのでその部分だけ気をつけていればね…。
(と、手荷物検査会場の入り口で外国人に混ざって残ったペットボトルのお茶を一気飲みした)

手荷物検査後も食事が取れるスペースや免税店がたくさんあります。
日本の免税店に用事があるわけでもないけれど、中に何があるのか見て回るのも楽しい。天丼屋さん、たこ焼き&お好み焼き屋さん、ラーメン屋さん、お寿司屋さん…。

見て!羽田空港の国際線の中に秋葉原があるよ!?!?笑笑笑

秋葉原って地名というよりサブカルチャーの概念の名前になっているのか……)

乾燥していたのでお水のペットボトルを買い、小腹が空いていたので国際線内のカフェでホットドッグとカフェモカをいただきました(⌒-⌒)

そういえばギリシャ旅行の乗り換えでミュンヘン空港に立ち寄った時、お水が滅茶苦茶高かったんですよね。確か、500mlのペットボトルが3〜5ユーロくらいしたような。
それにひきかえ、日本は空港の中でも160円で買えるのだからとても安い。日本は水道水も軟水ですし、水に恵まれているのでしょうね。

搭乗時刻が近づいても比較的落ち着いて入られたのは去年ギリシャ旅行に行ったお陰です。まぁ帰りの飛行機では酷い目に遭ったのですが、滞在中は最高の旅でした。ホテルの鍵を紛失したり、冷蔵庫にお土産を忘れてくるなどのトラブルもあったんですけど( ;∀;)
ギリシャは友人とツアーに参加したものの、友人が途中参加だった為に1人で過ごす事も多かったから、ホテルで1人で過ごすのもそこまで不安はありません。

それにスーツケースに入れてしまったけど、小さなドールさん達も一緒の旅です^_^
何も寂しいことなんてない。

しばしの空の旅。。。

搭乗ゲートをくぐり、日本(羽田国際空港)→ロンドン(ヒースロー空港)までは約11時間ほどの空の旅。
窓際の席でもない限り、空の上では昼も夜もわからない。私は通路側の席で、1名参加ということで同じツアーの人とも少し離れた席になってしまったようです。

去年のギリシャ行きの飛行機では、席に着いてから何度も「あれが足りない気がする、これが足りない気がする」と一度荷物入れに入れた手荷物鞄から出したり入れたり…そんな風にあたふたしてしまったのが悔やまれました。だから、その対策として手荷物鞄の中に必要っぽいものを目一杯詰め込んだエコバッグを入れておき、離陸前に膝においてシートベルトをつけ「よし!準備万端!」と思っていたのだけど、

「離陸までは貴重品以外荷物入れに入れてくださいねー」

とやんわり客室乗務員さんに叱られた( ゚д゚)

まぁ、うん、流石にブランケットと折り畳みの飛行機用枕を詰めたら想像以上にボリュームが大変な事になってしまいましたから…えぇ。
「帰りの飛行機では同じ過ちを繰り返さないんだから!」と心の中で固く誓いました。


去年のギリシャ行きの飛行機の事を思い返してみると、ギリシャは直行便がないから、ドイツのミュンヘン空港で乗り換え。飛行機もドイツ航空のルフトハンザでしたから、機内の客室乗務員さんとのやり取りも全部英語でしたっけね。
それにひきかえ、今回はJALである。
全部日本語である。安心感のレベルが違う。

ちなみに、JALのエコノミークラスでもブランケットと枕とヘッドホンは各座席に常備されているようです。
なんだ…枕もブランケットもヘッドホンも不要だったんじゃないか、と思ったものの、それは航空会社によって違うので備えあれば憂いなし、か。


私は興奮しすぎてほとんど寝ていない。到着後のミッションを考えると、飛行機でしっかり寝ておかないとまずい。

だって、到着後は「その日のうちにオイスターカードを20ポンド買う事!」とノートにしっかり書いていましたから。オイスターカードとは要するにロンドン版Suicaです。
翌日に添乗員付きのツアーを終えた後、現地ツアーにその足で参加しなくてはならない予定だったから、オイスターカードは到着した日に買わないと差し迫る集合時間にパニクるかもしれないと思っていたので。
前述の通り、私はパニクると過呼吸で動けなくなってしまう可能性があるから、とにかくそのリスクを避けないといけない…!(´;ω;`)


そういうわけで、秘密兵器・睡眠薬を持ってきたのです。
とはいえ機内食のサービスもあるのでどのタイミングで睡眠薬を飲むタイミングに困る……。

『デッド・プール2』を観ながらの食事。

JAL機内食の気合いが入り過ぎていて滅茶苦茶美味しかったです。(撮ってないけどこのあとハーゲンダッツJALオリジナルアイスクリームが…。)

でもこの映画観るの2度目だけど食事中に観るものでもなかったかもしれない(・ω・)
スタイリッシュでちょっと下品でグロありのコメディアクションですし。

その後、睡眠薬を飲んだけれど結局3時間で起きてしまって、仕方なくスマホのメモ帳機能を使ってブログの下書きを書いていたのです。(^_^;)

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2回目の機内食はオニオンパンで、それも滅茶苦茶美味しかったけど、3回目の油そばセットがビックリするくらい美味しかったのですよね。JAL凄い。

www.aviationwire.jp

日本人好みの味付けというのもあるのかもしれませんが、機内食ってこんなに美味しかったっけ??(・_・)
いや、それより、

イギリスは「飯マズ国家」とよくネタにされているが、到着直前でこんなに美味しいものを食べてしまって大丈夫なのか????
(失礼)

と思いました(・ω・;)

イギリスの皆さんごめんなさい…後の記事で紹介しますが、パブ飯めっちゃくちゃ美味しかったです。

そうこうしているうちに飛行機はロシアを抜けて、イギリスの上空へ……。

あぁここはグリニッジの上空!
ヴィクターくんが船の上から見たあのグリニッジの上空!!

…そんな事でいちいち興奮してしまう私。

そして、九月末のある晴れ渡った日に、グレート・ブリテン島の白亜の崖を初めて眼にすることになったのです。テムズ川の岸辺は、それほどまでとはまた趣が異なり、平坦ですが緑に溢れ、眼にする街のひとつひとつに何かしらの物語の面影を認めます。ティルベリーの要塞を見たときには、スペインの無敵艦隊のことを思い出しました。グレイヴズエンド、ウリッジ、グリニッジは祖国でも耳にしたことのある地名です。
やがてロンドンに近づくと、数えきれないほどたくさんの尖塔が目を惹きます。
メアリー・シェリー『フランケンシュタイン』 芹澤恵(訳)、新潮社(2014)、P.312

そして飛行機はロンドン、ヒースロー空港へと着陸したのでありました。

しかし、私は通路側に座っていたからトイレなども全く不自由がなかったけれど、内側の席の人に一度も「トイレ行きたいので通してください…」とは言われませんでしたね。
何となく荷物の量や振る舞いから「旅慣れているのかなぁ」と何となく思っていましたが、何度も海外行きの飛行機に乗るような人ってそんなものなのかもしれない。

私はまだまだ経験が足りぬ。

ヒースロー空港:イギリス入国

ところで、ヒースロー空港では3日前(5月20日)から日本人は自動化ゲートが通れるようになったらしいです。

「あぁ、そういえば「たびレジ」で自動化ゲートが何やかんやって連絡が来ていたっけ。でもそれってどう意味ぞや??」
たびレジ:外務省の海外安全情報配信サービスのこと
海外へ渡航される皆様へ

そう思っていたら、すなわち、


入国審査官「What’s the purpose of your visit?(貴女の渡航目的は?)
私「サイトシーイング(*'ω'*)(sightseeing/観光)
入国審査官「How long will you stay in this country?(この国の滞在期間は?)
私「ワンウィーク(*'ω'*)(One week/1週間)
入国審査官「OK.(パスポートにスタンプぽん)
私「センキュー(^▽^)(Thank you!)


…というやりとりがないっていう事である!
それって滅茶苦茶気持ちが楽ですね。去年は口の中で「サイトシーイング、サイトシーイング」と唱えていたんだもの。
その代わり、入国スタンプも押されない。それはちょっと寂しい。
www.gov.uk


けれど私は何故か自動改札ゲートに引っ掛かりました…。有人改札に行ってパスポートを見せたら、「Were you wearing glasses?」と聞かれたので、どうやらメガネをかけていたことが原因らしいです。
パスポートは裸眼の写真だったので。

そうそう、この時は飛行機内で寝なくちゃいけなかったから、コンタクトではなくメガネにしたんでした。

これは以後気をつけなくちゃいけないやつですな。


とはいえ、こんなトラブルを経てもこの入国審査の自動・簡易化による時間短縮は相当のものらしい。添乗員さん曰く、普通の三分の一くらいの時間で全員の入国が完了したんだとか!
これはちょっとラッキーだったかもしれない。

荷物を受け取る前に、同じツアーに参加したご夫婦と会話を交わしました。なんでも、ロンドンで働く息子さんに会いに来たのだそう。
なるほど、そういう目的でもフリー日程があると都合がいいのか(・▽・*)


迎えのバスに揺られて一同、ホテルへ……。



車窓から見える景色は日本のものとはまるで違う。

大学の卒業旅行で行ったローマにも似ているようでまるで違う…去年見たアテネにも似ていなくはないけれど、どちらかといえばローマに似ている??
少なくとも映画で観るようなアメリカの景色じゃないなぁ。

あぁ、ここがロンドン。
しかし……

思ったより暖かいね!?(最高気温22度くらい)

添乗員さん曰く、1~2週間前は本当に寒く、つい数日前から暖かくなってきたところなんだとか……
なんてグッドタイミング…。

ホテル到着:5月23日の終わりへ

ホテル:ホテル イビス ロンドン アールズコート

ホテルの名前は「ホテル イビス ロンドン アールズコート」。
www.jtb.co.jp

出国前に調べた情報によると、所謂チェーンホテル。パンフレットを見る限りJTBはこのホテルをかなり推していますが、それらの情報を総合すると値段や治安、交通の便、近隣のスーパーマーケット等の条件をすべて併せて「使いやすいホテル」なのかもしれないと思いました。
ロンドン中心部には少し遠い気がしましたが……結論から言って大して気にならなかった。

スーパーマーケットや駅の位置も使いやすく、ホテル自体にも全く不便を感じなかったのでトータルとしてはとても良かったですね。(スーパーマーケットも観光客慣れしていた…)
逆にロンドンの中心部…ピカデリーサーカス周辺に行ったら、夜も騒がしく落ち着かなかったので、少し中心部から外れたこのホテルの周辺は静かで良いのかもしれない。

部屋はビジネスホテル的な一人部屋。

不満があるとするなら、コンセントがベッドから遠く、1個しかない事くらい。備品はタオルとドライヤーとコップとテレビくらいしかないけれど、私にとってはそれで十分。
ふたりだと狭いかもしれないけれど、1人で使うのなら十分すぎるくらいでした。

ちなみに、ロンドンのホテルは☆5以上のホテルじゃないと冷蔵庫がないそうです。別にかまいやしません。だってまたどうせ冷蔵庫にお土産忘れるし…。

ホテル:18時の窓辺

荷解きをしながら、スーツケースに詰めたドール達を出してみました。

この時夕方の6時なんだけど、なんていいお天気なんでしょう!

夕方の6時とは思えない日の明るさに驚かされます。まだ昼の3時くらいなんじゃないかしら?って思うくらい。


一緒に旅を楽しむ手のひらサイズの人形達を並べて、しばし休憩。光の加減が絶妙で、いつまでもドール達と一緒に外を眺めていたいくらい。

けれどそう長くもゆっくりしていられません。
私にはまだ「本日のミッション」が残っているのですから。

この美しい窓辺に後ろ髪を引かれながら、私は部屋を後にしました。


初めてのロンドンでのおつかい

JTBの添乗員さんはとても親切で、バスやホテルの集合時間の時にオイスターカードとスーパーマーケットの話をしてくれました。

また、翌日の予定で大英博物館を皆で観た後、幾つかの途中下車のプランを提示してくれました。

何ということだ…途中下車が出来るということは私は夜の現地ガイドのツアーに参加するために、そこまで急ぐ必要はないということだ…。
みっちみちに予定を組んでいた私的には嬉しい誤算(・ω・*)
ただ、どこで途中下車するかという選択で頭を悩まされそうですが…それは明日考えよう。


そういう前振りがあったものだから、私がオイスターカードを買いに行く時にツアー参加者何人かも同じように駅に向かっていました。

なんて気持ちのいい散歩道。

ロンドンの地下鉄事情とオイスターカードの話

オイスターカードっていうのは、ロンドン版Suicaと言えるチャージ型の交通ICカードのことです。
ロンドンはTubeと呼ばれる地下鉄……ロンドン版東京メトロが張り巡らされているから、オイスターカードを持っていれば観光に困らない。
その他、バスに乗る時もオイスターカードでピッとすればOK。それもなんだか東京のバス事情にそっくりです(・ω・)

Suicaも初めてチャージする時にデポジット(預かり金)で500円かかりますが、それと同じようにオイスターカードにもデポジット5ポンド(ノーマルカードの場合)がかかります。

ノーマルなオイスターカードとビジター・オイスターカード

そんな素敵なオイスターカード、実は二種類あったりするんですが…私が買ったのはノーマルのタイプです。
ノーマルではないものは観光客限定のビジター・オイスターカードと呼ばれるもので、入国前に英国政府観光庁公式ホームページや、一部の旅行代理店ホームページで購入する事が出来るようです。
www.visitbritainshop.com
違いは、ビジター・オイスターカードの場合は一部の観光施設で見せると割引がつくとかがあるんですが、ビジター・オイスターカードを入手できる場所が少なく、デポジットが戻ってこない等のデメリットもあるらしい。

私がビジター・オイスターカードをやめた理由は、日本で入手しようとするとかなり高額になることと、割引が適用される観光施設で私が行く予定だった施設が見当たらなかったからでした。
(英国政府観光庁公式ホームページで割引が適用できる施設の一覧があるから確認してみると良いです)

ノーマルのオイスターカードを買う

ノーマルのオイスターカードの場合は基本的にどの駅でも購入する事が出来ます。
www.arukikata.co.jp
最初の購入から48時間以上経過し、チャージ残金が10ポンド以下になっていれば、デポジットを含めて返金してもらえます。返金方法はチャージする機械にピッとしてから画面の表示に従って操作すればOK。
……とか簡単そうに言ってますけど、実際、最初のメニュー画面で日本の国旗を押せば日本語で操作できちゃうから、全然心配する事なんてなかったですよ☆

地球の歩き方」ではクレジットカードでの購入がおススメされていましたが、添乗員さんからは現金での購入をおススメされました。

A03 地球の歩き方 ロンドン 2019?2020

A03 地球の歩き方 ロンドン 2019?2020

その理由、「地球の歩き方」に書いてありました(^_^;)
現金で購入できる機械は少ないらしいのですが、クレジットカードで購入する時は手順をスムーズに行わないと購入に失敗し、失敗すると駅員さんを呼ばないといけなくなるらしい…。


私が最寄りの駅・ウェストブロンプトンについた時、先に到着したツアー参加者さんがおろおろと固まっているのが見えました。

クレジットカード購入限定の機械に並んでしまい、買うのに苦心していたようです。それから、「いくら買えばいいのか」という問題でも悩んでいました。

私は予習の段階で大体計算して「20ポンド」と決めていましたが、確かに"オイスターカード払い戻しの時に10ポンド以下にする"という条件を考えると幾らチャージしていいか苦心しますよね。


「もう普通の切符でいいかも…」と言っていたので「普通の切符、二倍くらいしますよ…」と言ったらビックリしてました…。

そう、ロンドンでは普通の切符が滅茶苦茶高いオイスターカードの2倍くらいするんですよね。更に、オイスターカードだと1日の支払い上限が決まっていて、同じエリア内の移動なら交通費が一定金額を超えると乗り放題になったりするんです。

ちなみに「ロンドン版青春18きっぷ」である「トラベルカード」っていうのもあるんですけど、そうやってロンドン版●●と考えると予習し易かったです(*^_^*)

オイスターカードのチャージ目安

私が20ポンドに決めた計算方法?
それは、[ロンドン中心~ホテル]が[ゾーン1~2区間]なので、

「ゾーン1~2区間の地下鉄の1日の交通費支払い上限:7ポンド」×「滅茶苦茶に地下鉄に乗る日数:2日」=「14ポンド」

にしただけ。
その他、バスに1~2回乗ったり、2回だけ地下鉄を使う日等がありましたが、6ポンド余裕があればなんとかなるかなと考えたからです。

結果的には払い戻し時に3ポンドちょっとしか残らなかったので丁度良かったですね(・ω・)

寄り道:墓地の散歩道

最寄りの駅の隣に、墓地があります。グーグルマップで調べると「ブロンプトン墓地」というそうですね。

ホテルまでのバスの中で、添乗員さんが「日本とは墓地の感覚が違うようで、遊歩道があって散歩する人も結構いるんですよ。カフェもありますし、お花が咲いてて綺麗です。」と言っていたので、私は寄り道する気満々でおりました(・▽・*)

なんか、こう…
「『フランケンシュタイン:或いは現代のプロメテウス』の世界なら、絶対こういう墓地なんじゃない!?」っていう感じ!(*^_^*)

まぁ、原作に墓を掘ったりするシーンは出てこないんですけどね?
あくまでもイメージです。もしくは、風評被害、かな??笑 

ヴィクター・フランケンシュタインくん(21歳)は映画みたいに真夜中に墓を掘ったり、稲妻を背景に高笑いしたりしないもの。

snow-moonsea.hatenablog.jp

墓地の散歩道は、確かにジョギングしたり犬を連れて散歩させている人などがちらほら目に入り、奥の方まで入っていけばお花が咲いているエリアにも行けそうでした。

でもこの時点ではいつ日が落ちるかわからないし、門の入口に警備員さんのような人がいて、「もしかしたら何時か分からないけれど門が閉まるのかもしれない」と思ったので奥へどんどん入っていく事はやめました。

だから写真を撮ったのは入口付近からだけなのだけれど……

どこをどう見ても、絵になる……!!

ゲーム『アサシンクリード・シンジケート』でも墓地はあったし、バーチャルの世界で歩いて散歩もしましたが、こんなに綺麗だったかしら??

多分、時間も季節も抜群に良かったのでしょう。ただひたすら、「美しい」。

黒い、ムクドリくらい(=ハトより小さいくらい)の鳥が墓地をぴょんぴょんと飛びまわり、絵にかいたような光景を現実に見せてくれました。
素敵。


もう少し奥に行きたかったけれど、まだロンドンにきて初日。まだ不安も大きかったし、前述の通り警備員さんらしき人が門の前に立っていたので奥へずんずん行くのはやめてスーパーマーケットに向かうことにしました。

でも、まぁ…
今思えば、もっと奥も散歩してみたかった気がしています。
でもそれは、「今となっては」だから言える事ですよネ(・▽・)

スーパーマーケットでお買い物

外国に来たら、やらなくてはならない事がある。
それは、水を調達する事だ!

「水が身体に合わない」って色々悲惨だと聞きます…特に、衛生面での価値観の合わない国だと旅行の日程が全部「ホテルのトイレに座っていた」なんて事にもなりかねないのだとか…(そう言っていたのは、大学生時代の中国文学の教授。インドに行った時、連れが水に大アタリしてしまい、一人で観光する羽目になったのだとか。)

割とそういう話はよくきくし、基本的に日本は衛生的過ぎるきらいもあるのでローマに行った時もギリシャに行った時も、まず最初に水

即ち、スーパーマーケットでミネラルウォーターを買います。

ロンドンの飲み水の話

添乗員さんからもその辺のフォローはあって、「ロンドンの水道水は衛生面では全く問題ないので現地の人は普通に飲んでいますが、石灰分が強いので風味が苦手な人もいるし、飲み慣れない人が飲むと(特に疲れている時)お腹を壊すかもしれない」とのことでした。

日本は軟水。
イギリス(ロンドン)は硬水。

私は常温の水道水を一切口にしなかったので、どう風味が違うのかは分かりませんでした。
けれど、ロンドンを水道水を沸騰させて味噌汁や紅茶に使ったりはしました。

むしろ、日本で飲むより美味しかったような気がします

これが場所(異国)と状況(疲れている)による効果なのか、軟水と硬水の違いなのかはわかりませんが。


そうそう…。
日本ではあんまり馴染みがないけれど、海外だと炭酸水もメジャーなんですよね。
炭酸水(sparkling water/スパークリングウォーター)に対して、炭酸の入っていない水は「still water (スチルウォーター)」っていいます。

個人的に炭酸飲料は好きですが、炭酸水は苦手だなぁ…。水を買うときは表示に気をつけないと。

ロンドンのスーパーマーケット

今まで行ったことのある国は……

高校の修学旅行でオーストラリア(ケアンズ)。
大学の卒業旅行でイタリア(ローマ)。
友人の恩師主催のツアーでギリシャアテネクレタ島各地等)。

その3カ国だけだけれど、スーパーマーケットに大きな違いはありませんでした。
ただ、どの国も日本よりエコの概念が強くてレジ袋はどこへ行っても有料だったりしましたっけ。


ロンドンも同じ。
エコバッグを持ち歩くのが常識の世界。

でも細かい所は結構違う。

ケアンズに行った時、スーパーマーケットの出入り口に遊園地の入場口のような鉄の棒があって、一方通行にしか行けないようになっていました。出る時は店員のいるエリアを通ってしか外に出られません。
万引きを防止する仕組みなんですね。まぁもう15年近く前の話ですから、今はどうなっているかわかりませんけれど。

ロンドンはそういうものはないけれど、TSUTAYAや大型ショッピングモールの入口等によくあるセンサーがあります。万引き防止のあれですね。

添乗員さんの事前フォロー曰く、このセンサーがなかなか強くって、バッグにペットボトルなどが入っていると反応してしまうことがあるのだとか。
うーん、「ちょっと喉が渇いたからジュースを買おう」がやりにくい仕組みだ…。


ホテルの近くにあったそのスーパーマーケットは日本のコンビニを一回り大きくしたくらいの規模でしたが、お店の中のものを把握するには丁度いいサイズ。

丁度、その日の夕食を求めてやって来た同じツアーの参加者さんともたくさんすれ違いました(・ω・)
そうそう、この日は夕食を自分で調達する必要があったんです。


私自身、その日の夕食は「ホテルの中のレストランを使ってみようかなぁ」と思っていたので無理に調達する必要はなかったのですが、お店に並んでいる商品には興味津々。
お弁当コーナーをのぞいてみると巻き寿司のお弁当があって「おっと!?ロンドンのスーパーに日本食が!!」と思ったのですが、どっちかというと…確かに巻き寿司だけど「MAKI-SUSHI」って感じ…??

そこまでじっくり観察しなかったのではっきりと形状を思い出すことはできませんが、「かんぴょう巻きのようなものが入っていたけど、具が猛烈に赤かった」という記憶だけは鮮明に残っています。

お寿司ってこんなにパキッとした色してたっけ……?(・_・)


スーパーマーケットに並んだパンも見てみたけれど、全体的に「クリスピークリームドーナツみたいな菓子パンっぽいな~」という感想です。
krispykreme.jp
つまり美味しそうだけど、とっっても甘そう。

パンを眺めながら「そういえば、「地球の歩き方」の広告で「イギリス人は甘いのがお好き」っていう本を見たような気がするなぁ」なんて思い出していました。

イギリス人は甘いのがお好き プディング&焼き菓子がいっぱいのラブリーな生活 (地球の歩き方GEM STONE)

イギリス人は甘いのがお好き プディング&焼き菓子がいっぱいのラブリーな生活 (地球の歩き方GEM STONE)

19世紀の英国紳士も甘党なのかしら、ね??(『ジキル博士とハイド氏』の親友三人組を思い浮かべながら)
snow-moonsea.hatenablog.jp



私は悩んだ挙句、部屋で飲む水を1Lを1本、翌日の観光用に500mlを1本、それからスナックとワッフルを購入しました。
スナックはトルティーヤチップス(ドリトス。大きな袋しかなかった)とポテトチップス(小袋)。
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(帰国後に撮影したものですが…)

スナックを多めに買ったのは理由がある…。

それは、

イギリスは「飯マズ国家」とよくネタにされているので、もしも食事が口に合わなくて苦行になってしまった場合でも、安心して口に出来るものをホテルに常備しておきたかったからだ!!
(失礼)

イギリスの皆さんごめんなさい…後の記事で紹介しますが、パブ飯めっちゃくちゃ美味しかっ(以下略


でも支払いの時がどっきどき。
そして私、レジで少し失敗してしまいました。

支払いした後、商品をエコバッグに詰める為の袋詰め台が見当たらず、セルフレジの方に行ってしまったのです(・_・)

なので、セルフレジに並んでいた人にちょっとした迷惑をかけてしまいました。未だに何処で袋詰めすれば良かったのか分からないのだけれど、少し恥ずかしかったです…(;一_一)

次回からは、支払いをしている現地の人をよく観察してから挑むことにいたしましょう。


スーパーマーケットを出る頃には、日は少し傾き始めていました。

空、ほんのりオレンジの光。

ホテル内で夕食を。

ホテルのレストランで食事をとるつもりだったので一旦部屋に買ってきた物を置いたものの、レストランの入口がわからずうろうろ。
「1階にある」と聞いていたのだけれど。

ロビーに出てしまうと、丁度添乗員さんがいたので「自由行動の時の為の練習で、ホテル内のパブかレストランを使おうと思っているけれど見つからない」と相談してみたら。
なんと、一緒にパブに付き添って注文してくれるという。まさかそこまでしてくれるとは思わなかったのでビックリですが…。

ちなみに、私がパブやレストランを見つけられなかった理由…。
それは、イギリスの「1階」って日本でいう所の「2階」に相当するから。日本の1階はイギリスでは0階にあたり、「G(グラウンドフロア)」という表記なのです。

予習していたはずなのに、ついうっかり失念しておりました(+_+)

初めてのブリティッシュ・パブ

ホテル内のパブの名前は「ジョージ&ドラゴン」。
事前予習の時はついつい東洋風のドラゴンを想像していたのだけれど……

ゲオルギウス先輩じゃん!!!!

そうだそうだ、「ジョージ」は聖ゲオルギウスの英語名だった…。

聖ゲオルギウスというのは毒の竜を退治した事で有名なキリスト教の聖人です。
私はクリスチャンではないけれど、宗教画等で馴染みがあり、絵画の世界ではとりわけ勇ましく描かれるので美術館好き仲間と尊敬の意を込めて「ゲオルギウス先輩」と呼んでいるのです。

最近はゲームのキャラクターとしても名前が知られているよね(・ω・*)


その時はお客さんがいたのでバシバシ写真を撮る事はできなかったので、朝の時間帯に店内の写真を撮ってみました。
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パブの注文手順としては、


1. 席を取り、席に書いてあるNOを覚えておく
2. カウンターに行き、注文をする。お会計は注文時にカウンターで行う。
3. 飲み物はその場でもらい、料理を注文した場合は自分の席のNOを伝えて席に戻る
4. 料理が出来たら席まで持ってきてくれる

…という流れだそう。
なお、パブの場合、チップは必須っていうわけじゃないらしい。レシートにサービス料の項目にあれば自動的にチップが支払われているし、ない場合は任意。
席まで注文を取りに来てくれる形式(レストラン)の場合は、サービス料がレシートに入っていなければチップを払うという感じ。

このホテル内パブの場合はレシートにサービス料の項目があったので、「チップはお会計に含まれている」パターンですね(・ω・)


そんな説明を添乗員さんにしてもらいながら、私はあたふたと料理と飲み物を注文。
結局のところ英語のメニューもほとんど読めなかったので、添乗員さんに注文から支払いまで付き添ってもらってしまい、「あぁぁ明日一人で大丈夫かなぁ…」と心配になるのでした。

まぁ、でも、一日目、です、から!!!(>_<)


私が注文したのは、オレンジジュースとチキングリルバーガー(+チーズトッピング)。

イギリス名物のパイ料理が食べたいなぁと思っていたのですが、このお店にパイ料理はないみたい。

量が多くて少し残してしまいましたが、お腹一杯になって疲れとともに気持ちよく眠気がふっと湧きおこってきました。


えっ、味??
味は……うーん、「色々な意味でイギリス料理の洗礼を受けました」。

ちょっと肉がかなり焦げすぎて苦い……

まずくはないですよ。
日本のハンバーガーと比べるとだいぶ味は薄いですが…(^_^;)


オレンジジュースは日本のとは比べ物にならないほど美味しい!!
パブだからカクテルを作る用に良いオレンジジュースを扱っているのかもしれない。

20時でも日の沈まない世界

お腹がいっぱいになって部屋に戻った頃、窓の外は夕焼け空になっていました。

撮影したのは夜の9時半くらいなのですが、空は綺麗なオレンジ色。

ようやく日が沈み始めたところ。
不思議な世界……。

考えてみれば、ロンドンは北海道より緯度が高いから日が沈みにくいというのも当然と言えば当然なんですよね。
もっと北の国では日の沈まない夜、白夜というものもあるといいますし。

しかし日本の緯度と季節に慣れ親しんだ身としては、とても幻想的な世界のように思えました。



シャワーを浴びて戻ってくると、日はすっかり落ちて夜景になっていました。

夜景はなんだか私の地元の風景に似ているかもしれません。団地がずらっと並んでいる地域で。

でも何か違う…と思ったら、この街には電線がないのですよね。(地面の下にあるのでしょう)
それだけでも、空の様子は少し騒がしくなく見えます。


長い一日。
けれどまだ一日目。

私の冒険はまだ始まったばかり。


さて長くなりましたが、また次の記事でお会いしましょう(*^_^*)

★続き
snow-moonsea.hatenablog.jp