ずっと旅行記を描き続けているので休憩も兼ねて今の私の環境の話でも書こうと思います。
直接的に誰かの役に立つとは思いませんが、「職業訓練という選択肢を知らない誰かの目に選択肢の一つとして目に入ってほしい」という気持ちもありますし、「現在の職業訓練校ってこんな感じだよ!」という検討の手掛かりになればいいかなって思っています。
先日、なかなか定職に着けない友人にも選択肢の一つとして紹介したけど、これが彼女の助けになるといいな。
ちなみに、【就職活動】記事のサムネイルで描いている彼の名前は「グレゴール・ザムザ」。フランツ・カフカ著『変身』の主人公。蟲の方が本体。
私はこの作品を「親の借金を返すために辞めることが出来ないブラック企業にお勤めのよく訓練された社畜…だったけど、ついに心の病気で働けなくなってしまった」と解釈しているので、彼は社畜の象徴。
そして黒に近いグレーの会社で突然辞める決心がつくまで7年間耐えてしまった「よく訓練された社畜」である私の象徴として彼を描いています。
彼もきっと転職という選択肢があったなら、「家族を養う真面目な長男」から「家族の厄介者」になってしまう悲しい結末から逃れられたんじゃないかと思っています。
- 作者: フランツ・カフカ,Franz Kafka,高橋義孝
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1952/07/28
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失業者スクーリング制度:公的職業訓練
何度か書いていますが、公的職業訓練とは失業者が再就職をするために通える学校のこと。主に資格取得やビジネススキル開拓の学科が多いです。
失業者の定義は「物理的に働くことが出来る人物に仕事がないこと」。
学生さんや働く気のないニートは失業者に含まれないということ。だから働く気がないのにこの制度を利用することは出来ないです。
また、県によって異なりますが簡単な入学試験があります。埼玉は面接があり、東京都は面接なしだけど応募書類に書いた内容が選考を兼ねているのだとか。
ですけど、定職に就けない人が利用するのもオーケーなので、詳しくは最寄りのハローワーク又はジョブカフェにゴーです。
★ハローワークとジョブカフェの違い
友人に聞かれたので利用者的にどう違うのか書いておくと、ハローワークは手続きなどを行うのが中心、ジョブカフェは情報収集や職業相談などをするのが中心って感じです。
ジョブカフェも職業安定所の一種ではあるので職業訓練の手続きなどは行えましたけど、失業の申請などはジョブカフェでは行ってくれないので自分の住んでいる地域管轄のハローワークで行うことが必要になってきます。
でも、私はやっぱりジョブカフェの方が好きですね(°▽°)
時間をたっぷりとって親身に対応してくれるので、履歴書の添削だけじゃなくキャリアプランなどの相談もしやすいです。
職業訓練校ってこんなところ
直な感想ですが、大学の社会人講義って感じがします。
年齢層がバラバラなのも大きいですが、そもそもの問題で大学に通っていた時より……生徒のやる気が違う。
私もその中の一人のはずなのに、周りの熱意の熱に焦がされそうです…笑
私が通学している学科は午前3時間、午後3時間の6限制で、1日1科目または2科目。
私が選んだ学科のせいなのかもしれませんが、授業のスピードは速い。ついていくのがやっとという感じ。
宿題も毎日出ます_(:3 」∠)_
私が申し込んだのが民間委託訓練の属なので学校自体は一般的な資格学校です。民間委託訓練の種別の学科の方が選択肢の幅が広いんですよね。
なので、他のクラスは職業訓練生以外の一般の生徒さん又は社会人学生さんが通っています。
以前、定職に就けない時に職業訓練に通っていたことがあって2回目ですが、前回が10年近く前だからなのか、学科の違いによる層の違いなのか、前回は埼玉県内で今回は東京都だからなのか、かなり雰囲気が違います。
そうそう、自分の県内以外の職業訓練にも申し込みはできるんですよ(°▽°)
前回は話を聞くだけでも現在進行形で貧しい人が多く、お昼休みもおにぎりを握っただけなどのお弁当を持ってくる人が多かったけど、今回は転職を機にキャリアアップしたいという人が多いのか前回に比べるとコンビニにご飯を買いに行く人も多いですね。
お弁当作れない民的には目立たなくて助かっています…苦笑
就職活動の科目がある
前回なかったような気がするのですが今回やたらと就職活動の科目がありますね。
初日にいきなり就職活動の科目で「1分間、私のストレス解消法というテーマでスピーチしてください」と言われてめっちゃ戸惑いましたが……。
まぁなんとか終えることができました_(:3 」∠)_
おそらくはこのスピーチ、自己紹介の意味合いも含まれていたのかなと思います。
私のストレス解消法ねぇ……なんでしょうね??
ストレス解消がうまく潤滑していたら仕事辞めてない気もするんですけど…笑
私はお酒もタバコもやらないですし、入浴も家族トラブルの原因になったりするのでリラックス出来ないし、何が私にとってストレス解消の仕草になっているのかさっぱりわかりませんで。
まぁでも、こうやってブログを書いていること自体もストレス解消の一端を担っているのかもしれませんです。
毎日宿題が出る
そう…毎日宿題が出ます(`・ω・´)+
主に雑談力を鍛える作文と、自己分析の作文ですね。
ある日は長所、ある日は短所、ある日は自分が仕事に求めること。
毎日内容がかわるのでなかなか書くのに時間もかかりますが…私がそこまでこれを苦痛に感じていないのは「やってることはブログを書くのと大して変わらん」という理由かもしれないです。
ブログ書くの好きじゃなきゃ毎度毎度こんな長文の記事をアップしてませんって!
職業訓練を受けるにはどうしたらいい?
ハローワークまたはジョブカフェに相談だ!(`・ω・´)+
地域やタイミングによって募集要項は違うので地元のハローワーク又はジョブカフェに相談するのが良さそうです。
学科の選択肢について
県によって学科の選択肢ってだいぶ違うようですね。
理由はおそらく、委託する民間資格学校の所在によるのだと思います。
東京はやはり色々な資格学校が集中しているので募集されていた学科の種類もなかなか豊富だったのですが、埼玉は同じようなものばかりで選択肢が広くないと感じました。
というわけで私は都外生になったのですが、神奈川や埼玉から来ている人も結構いるようなので選択肢の種類が多い県だと色々な場所から来ているのだとおもいます。
費用について
資格試験代と教科書代はかかりますが、受講費用は無料です(°▽°)
だからこそ悪用する人がいないように色々と厳しい制約が設けられているんだと思います。例えば、受講後一年は申し込みが出来なかったり、やたらと受講歴が多いと書類審査で落とされることがあるそうですしね。
また、条件によっては数万円の通学手当が支払われたり、交通費が出たりします。
なお、条件は更に厳しくはなるけれど、雇用保険の支払い対象ではない人が職業訓練を受ける場合は月10万くらい支払われる事もあるそうです。
私も前回職業訓練を受けた時は雇用保険の支払い対象ではない人に当たった……のですが、収入のある両親と同居していたので対象外でした。
でも「定職に就きたいから」という理由で職業訓練を受けられたので結果的には良かったような気がします。
私のこれから先の話
ぶっちゃけ……すっごい大変です_(:3 」∠)_
私が選んだ学科(国際貿易ビジネス科)のせいもあると思いますが専門用語を覚えたり貿易流通の仕組みを理解するのがなかなかど素人にはきつい。
とはいえ前職で輸入業務担当者のアシスタントとしてインボイス(送り状)やパッキングリストを元に輸入貨物のチェックをしたりしていたので、用語や仕組みとうまく接続がいけば理解することができます。
「あー、よく電話かかってきてたあの会社…あの会社ってこういう仕事をする会社だったんだー」とか「インボイスってこういう役割があったのね…ただの品物リストだと思ってた」とかね。
授業はほとんど眠くならないから、退屈に感じてはいないし、きっと興味深いと感じているのだと思います。
とはいえ、通うごとに就職した時どんな仕事をするのかというビジョンが「私に出来るのかな…」という不安を煽ってきます。勿論、英語が全然出来ないことを考えると多少できるようになったとしても難しいから通関業者で働きたいとかは思ってはいません。
「メーカーや商社でまた輸入業務に関わるとしても、前職よりももう少し専門に突っ込んだ仕事をしたい」というのが今の所の希望ですかね(°▽°)
前職みたいに営業事務=雑用全般、といった感じでオールマイティな便利屋みたいに営業事務のお給料でめちゃくちゃ多種類の投げられる雑な扱いは、なんだかやっぱり少し理不尽に感じるから。
輸入アシスタントの他にネットショップもホームページ管理もチラシ作りもお茶汲み掃除洗濯社長の犬の散歩、何でもやらされた。
もうそんなの嫌です。
もう少し専門性を高めた部分で仕事をしたいかなという感じです。
うまくいくと良いけれどね…願わくば、ホワイト企業とのご縁がありますように!!!