お天気は、悪い。
夜が明けて、朝。
窓の外を見るとなんとも嫌な予感……。
今日もお天気は悪そうです_(:3 」∠)_
本気で疲れていたらしく、寝た時のことが曖昧なくらい爆睡していた私。
そろそろと朝ごはんを食べに行きます。
海苔の佃煮が緑色なことにカルチャーショック…!
関東の海苔の佃煮といえば茶色というか黒というか…タールみたいな色なので。
出雲大社へ…
もうかなり疲れ果ててしまっていたので「出雲大社と博物館だけ見て帰ろう…」とぐったりしていたのですが、そんな私を出迎えたのは………。
絵に描いたようなどしゃぶり。
おおおお………
お山が雲に覆われている………。
後に知った事ですが、「出雲大社正門前」バス停近くのお土産屋さんが固まっているエリアには地下があって、そこにトイレと荷物用のロッカーがあります……ありました_(:3 」∠)_
また、出雲大社脇の歴史博物館にもロッカーがあるのでそちらに預けることもできるようです……今となっては遅い事ですが、リュックサックは水吸って中までビチョビチョになり、愛読書2冊を駄目にしました_(:3 」∠)_
島根県立古代出雲歴史博物館
フォロワーさんのオススメ、島根県立古代出雲歴史博物館。
https://www.izm.ed.jp/
頭から下までびっしょびしょ。寒くて震えるほどのバッドコンディション。
受付で博物館内にカフェとロッカーがあると聞いて、荷物を置いてしばらくカフェで休むことにしました。温かい飲み物を飲めば少しは体も温まるでしょうし。
この時リュックサックは中まで水が染み込んでぐちゃぐちゃになっているのを知ってさらにテンションが下がる……。
カフェラテとシフォンケーキ、それからぷるぷるのわらび餅をご馳走に。
滅茶苦茶美味しかったし、温かいカフェラテでお腹からぽかぽか。
少し体力が回復してきたかなぁ……とふと外を見ると。。。
めっちゃ晴れてるやん。
朝のあれは一体なんだったんだ。。。。。。
お天気面でもロッカー面でも、先に博物館に来ればよかったのでは…………(困惑)
博物館の中では勾玉や剣や銅鐸などの展示を見ましたが、かなり気合がはいっている…と感じました。展示の仕方が美しいのです。
壁一面に並べられた剣の迫力。思わず感嘆のため息が出てしまうほどでしたね………iPadや愛読書の詰まったリュックサックがびしょ濡れになったのがショック過ぎて全然集中できなかったのだけど…。
お土産コーナーでは一目惚れして三角縁神獣鏡のレプリカミラーを買ってしまいました。
外に出てみると、腹がたつほどいい天気。
ご覧ください。
ビフォア
アフター
一体なんだったんだ!(泣)
悪い縁や厄が雨と共に洗い流された………と考えましょう…。
お土産エリアでエンジョイします
空港行きのバスが来るまで数時間。
バスの時間までは出雲大社参道前の商店街でお土産や特産品を買ったり眺めたりして過ごすことにしました。
とりあえずびしょ濡れなのでトイレで着替えようと地下に降りたら観光客向けのロッカーが並んでいてがっかりしつつ、Tシャツを取り替えただけでだいぶ体の寒さは解消されました。
島根の特産品、ノドグロ(赤ムツ)としじみ汁を味わうことの出来るお店があったのでそちらでミニ丼としじみ汁をいただいて…
これが滅茶苦茶美味しいんですよ……!!(*‘ω‘ *)
調べてみると、ノドグロは関東ではほとんど口にする機会のない魚みたいですね。
シーフード大好きな私、シジミのパックを買いました(*'ω'*)
他に買ったものというと、家族用に名産の抹茶を使ったお饅頭や、神社に納めているという生姜を使った甘酒、瑪瑙のついたウサギのキーホルダー、島根藻塩を使用したこんぺいとう、勾玉のついた雑貨……そんな感じですね。
伊勢の時より特産品的なものをたくさん買っているような気がします。
まぁでも…結果的にグルメ旅ですね(;^ω^)
出雲縁むすび空港と飛行機の旅
バスに揺られること40分。出雲縁むすび空港に到着。しかしこの空港、物凄くアクセスが悪い。
周りに何もなくても近くに最寄駅があるはずだと思っていたら、何もない。
じゃあ車の運転ができない人はどうするのかというと、シャトルバスを利用するわけだけど、1日の本数はあまり多くない。そのせいで随分と焦らされたけど、乗ってしまえば何のこともない。
運転手のおじさんが見える景色の話をちょくちょくしてくれるので美しい景色を楽しむ時間もあってなかなかに面白い体験でした(*^^*)
ところで私、完全に一人で飛行機に乗るのは初めてです(汗)まぁ、ロンドンの時もチケット受け取り後は何でも一人でやらなければならなかったから実質一人でしたけど。
見慣れた飛行場は国際便のある羽田空港だから、それと比べると凄くコンパクトなイメージ。周囲が一目で見渡せるので全く迷う事なくスムーズに手続きを終えることができたのでした。
それに、国際便を使ったのが記憶に新しいから勝手は大体わかる。成長、ですねー。
出雲から東京まで、飛行機に乗っている時間1時間である事に驚愕する。
埼玉から東京に電車で行くのと同じ時間なの!?
寝台特急で7時間電車に揺られていた行きの道のりからすると、ショートカットしている気分だ。でも7分の1でしょう!?なにこの乗り物!
とはいえしかし、地球の反対側に近いロンドンまで14時間で行ってしまったのだから、そんなものかもしれない。
雲の上を行くのだからすれ違いも障害物も一切気にしなくていいものね。飛行機ってすごい。
最後に襲う些細な不運
しかし、不運(?)は続くもので…。
旅行会社の人に「景色が見えるように窓側の席をおとりしました」と言われたので、窓側の席だったんですが……。
何故か私のところだけ、壁。
なんというか、柱に相当する部分なんですかね?
壁でした。
機長から「左手をご覧ください、富士山が見えます」というアナウンスがあり、左側の席だったので本来なら見えるはずが……壁です。
後ろの席の窓から微かに富士山のシルエットは見えました。
あぁ、なんかすごくいい天気………。
今回、何だか妙に疲れました。
最後に
「旅行とか嫌いじゃないけど疲れるしお金掛かるし、その為にスケジュール決めなきゃ行けないのとか面倒くささが先に立つ」…と言うほどのクソ出不精だった私がわずか4ヶ月の間にロンドンに行って、突然長野に行って、新幹線を乗り継いで伊勢に行ったり、寝台特急に乗って出雲に行って飛行機に乗って帰ってくるんだから、人生わからないものです。
でも厄祓いをして仕事を辞めた時、「一度死んだ事にして人生を一新したい」と願いロンドン旅行を決めたのも私です。
それ以降、気持ちの上では物事が順調にいっている気がします。初めての家出や祖母の介護関係の揉め事など決していい事ばかりでもないのですが、出雲の旅も滝のような雨に降られて荷物もろともびしょ濡れになって泣きそうになったものの、午後は嘘みたいに晴れて買い物も楽しめたし、帰路も問題ありませんでした。
だから「天気のせいでしんどかったけど結果的には良い旅だった」という結論なので、トータルの結果は「何もかも順調」なのです。
……うん、そういう事にしておきましょう?( ;∀;)
貴重な体験もたくさんしたので、また経験値が増えた気がします。
旅の被害者
キーボードを取り付けてノートパソコン代わりに使えるようにした私の愛機iPad Air2。
snow-moonsea.hatenablog.jp
リュックから取り出したら水滴がいっぱいついていて、なんと音声が出なくなっていた。
具体的には、何も刺さっていないのにヘッドホンが刺さっていることになっている。
いよいよご愁傷様か…!?と覚悟を決めたものの、乾かしたら直りました。
良かった…………!まだキーボードも取り付けたばかりだったものね…!
他にも被害は多々あったものの、ノートが水分で歪んだくらいは許せる。
でも………。
彼らは駄目だった……。
「ハイド氏の奇妙な犯罪」は絶版なのに!!!(´;ω;`)
ちなみに、「ハイド氏の奇妙な犯罪」は"パスティーシュ"と呼ばれるジャンルの本です。
いずれ独立した記事にしたいなと思っていますが、パスティーシュって第三者の書いた外伝…映画などでレトロ作品の続編が全く違うチームによって作られる、みたいなものだと思っていたんですけど。
それよりはもっとライトな感じで……
所謂ファン作品……二次創作同人誌みたいなジャンルの本でした。ちなみにこの作品は「原作の(語り部以外の心情を書き加えた)行間を読む系」で更に「クロスオーバー」です。帯と冒頭の人物紹介一覧にシャーロック・ホームズの名前を見て二度見します。
…クロスオーバー同人誌でした( ゚Д゚)
- 作者:ジャン=ピエール ノーグレット
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2003/10
- メディア: 文庫
まぁなんにせよこの本たちはもうダメなので新しいのを買いました……(翻訳なら何種類も持ってるだろ!っていうツッコみはよしてくださいまし…)