海に浮かぶ月のはしっこ

映画や文学作品、神話関連その他の事をおぼえがきしますよ

【就職活動】元社畜、職業訓練を卒業したので通って良かった話をします

職業訓練を卒業して1週間。
資格試験やハローワーク通いなどで忙しい日々を送っていましたが、たまには少し気持ちを文章にして吐き出さないと気が滅入ってしまうので、つらつら書いてみようと思います。

職業訓練という制度自体を知らない人も多いようなのでこの記事を通して知る人もいるかもしれないので、記録として残しておきたいと思いまして。

ブログに書きたいこともたくさんあるのですけれど、履歴書を書くので文字はたくさん見ているということもあってか、今はお絵かきの方がやりたい比重が大きいようです(;^ω^)

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心の支えは大事です。
いつも心に文学を!…それが私の心の支えです。また彼らに救われました。

職業訓練とは?

求職者支援制度の一つで、正式名称は「公的職業訓練」といいます。乱暴に言えば、「国のお金で資格学校に通える制度」です(*'ω'*)

基本的には対象は離職者なんですが、就職活動をしている人なら雇用保険の対象にならない人でも受けることが出来ます。私も10年くらい前に、アルバイトで毎日の生活費を稼いでいた時に医療事務の職業訓練に通っていたことがあります。ただ、条件などもありますので詳しくはハローワークへGoです。

そこら辺の話は以前記事にしているのでご参照ください。

職業訓練を終えて

職業訓練を受けて良かった、と思う事ばかりですが言葉にすると煩雑になってしまいそうなのでいくつかの項目に分けて書こうと思います。

先に書いておくと、私の受講内容は以下の通りです。

・管理都道府県:東京都
・種別:委託訓練3か月コース(某大手資格専門学校O社)
・学科:国際貿易ビジネス科
・学科内容:貿易実務(貿易実務検定C級レベル)、ビジネス英語(TOEIC)、通関士(入門のみ)、財務分析(貸借対照表の読み方等)、ExcelMOS Excel2016レベル)

1日6時間授業で、月~金まで毎日通学。計324時間カリキュラムです。
職業訓練を終えて思いましたが、管理都道府県の差って結構大きい印象です。今回は東京都。10年前に受けた埼玉県と比べて……(管理してる行政の)やる気が違う…。

勉強:貿易編

貿易の知識を得る事が、私のこの学科を選んだ一番の目的でした。
貿易に関しては個人輸入(海外通販)を趣味にしていたり、前職で輸入業務の担当者の手伝いをしたりと比較的多くの取っ掛かりを持っていたので興味も持ちやすかったのです。
貿易の仕事をやるかどうかは別として、メーカーや商社では貿易の知識を持っていた方が仕事を進めやすい場面も多いんじゃないかと予想していたのですが。

この3カ月で考えも少し変わったので将来の話はまた後程。

勉強自体は講師の先生も非常に面白い方で、資格試験を受けていても用語を思い出そうとする度に先生のユニークな喋り方が一緒に記憶の引き出しから飛び出してきたりして。まぁでも、先生と話していると先生は私が話した事をすぐ忘れるようなので「会話しづらい…」と思っていました(;^_^)

貿易実務が一番最初にカリキュラム終了したのですが、貿易実務が一番面白かったなぁ…なんて思いますよね。
今となってはもう懐かしい、です。


ちなみに、貿易実務検定は貿易実務の知識科目はまずまずと思いましたが、英語科目で落ちた気がします( ゚Д゚) だって私、英語読めないんだもん……。

勉強:ビジネス英語編

正直言って、ビジネス英語は相当に辛かったです(;^_^)
英語の授業の回数が一番多いし、求められるレベルも高い。英語に慣れることを目的としている面もありましたが、慣れるどころか余計に嫌いになるレベル・。゚(゚^ω^゚)。゚・
まぁ、覚悟はしていましたから仕方のない事なのですが…正直言って「とんでもない所に来てしまったな」と思いました。

主に流れてくる英語を耳で聞いて英文に書くという練習をしていました。

英語が出来ないなりに頑張って意味をくみ取ろうとするのですが、1語しか喋ってないような気がするのに実際は3語くらい喋っている、ひっかけ問題は必ず引っかかる、っていうかお前らもっとゆっくり喋れよ!!( Д )(※喋っているのはCDです)

講師の先生も爽やかな笑顔でプレッシャーをかけてくるので、初めて英語6時間ぶっ続けの日が2日間続いたら抑うつ状態になりました。まぁ、家庭内のごたごたもあって精神的に不安定だったことも拍車をかけていたのでしょうけれど。
でも「意地を張るのはやめよう」と思えてからは一気に気持ちが楽になりました。目標を高く掲げるのは良い事だけれど、自分の苦手意識の強い分野で高い目標を追いかけている人に混じって走るのは苦しい。苦手を克服することだけが人生ではないので、自分のペースを確認しながら走らないと怪我をしてしまう。

そういうわけで、問題もきちんと解けるようになったわけでもなく……身になったかどうかはよくわからないという微妙な結果ですが……語学は知識と違って言葉で説明できるものではないから成長度合いがわかりづらい。けれど3カ月かけて何十時間もヒィヒィ英語を浴びたのは無駄ではないと思います。
その証拠…と言っていいかわからないけれど、ノートに書いていた「聞いた英語を書き写した英文」は3か月前より確実に分量が増えてますからね。
でもはっきりわかったのは、私自身が語学をツールとして使いたいという希望ばかり先走っていて、語学そのものの理解に関しては取っ掛かりがあいまいな状態のままっていう事ですね…取っ掛かりが見つけられれば一気に興味も広がるのでしょうけれど。

おまけ:今後の英語の勉強はどうするの?

今回のカリキュラムの英語は本当に辛かったし、何か大きく変わったという事もない。
けれど、やっぱり英語はもう少しでいいからできるようになりたいなぁという希望があるので…でも語学は知識と違って継続しないと身につかないわけで。自分のペースで勉強できる方法を考えないと(´;ω;`)……というわけで。

クラスメイトオススメの「オーディオブック系英語教材」の中から、私がしんどくても我慢できそうなタイトルを買ってやったぜ!! ( `・ω・´)+

(ドールたちはおなじみの、私のオビツ11による手作りです)

英語で読むジキルとハイド Dr. Jekyll and Mr. Hyde【日英対訳・CD付 】 (IBC対訳ライブラリー)

英語で読むジキルとハイド Dr. Jekyll and Mr. Hyde【日英対訳・CD付 】 (IBC対訳ライブラリー)

推理モノ風だけどSFだから推理できない英文学、ロバート・ルイス・スティーヴンソン著『ジキル博士とハイド氏』です。
腐るほど読んだし、聖地巡礼もしたし、考察もそこそこしているので興味がある人はカテゴリ参照してくださいね。
ジキル博士とハイド氏 カテゴリーの記事一覧 - 海に浮かぶ月のはしっこ

ジキルとハイド (新潮文庫)

ジキルとハイド (新潮文庫)

…でもパラ読みした感じだとかなりシーンカットされており、初っ端から「何でアタスンおじ様の紹介を端折るんだよ!!!」…とイライラしちゃうので以前誤って購入した現代英語版をもう一冊買いました。これを書きこみノートの代わりにしようと思います。
The Strange Case of Dr Jekyll and Mr Hyde (Modernised for study)

The Strange Case of Dr Jekyll and Mr Hyde (Modernised for study)

  • 作者:Robert Louis Stevenson
  • 出版社/メーカー: Independently published
  • 発売日: 2017/12/01
  • メディア: ペーパーバック
こういう時に限っては、「文学オタク属性って有利だ…」と感じます。テンション上がり過ぎて落書きを始めなければ良いんですけれどね。
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アタスンおじ様がハイドの死に目に間に合って、ハッピーエンドだったら良かったのだけれど。

これの後のタイトルは決めていませんが、ガストン・ルルー著『オペラ座の怪人』も英語で読むシリーズにあるんですよね。けれど、あれってフランス文学では……?と首を傾げつつ、どうするかはそのうち考えます(*'ω'*)

(『オペラ座の怪人』はラウル・ド・シャニュイ推し!お兄ちゃんにべったりな弟属性アラサーヘタレ青年…ファントムからクリスティーヌを守ろうと頑張るけど、クリスティーヌにちょっと冷たくされただけで猛烈にショックを受けるし、いざという時に頼りにならないところが愛おしくて大好き。)

スクールライフについて

割と序盤から気づいた事ですが、私は学校というものがあまり好きではないらしいです。
子供の頃から「二人組作って~」や「好きな人でグループになって~」とか……そういうのはトラウマです。子供の頃の学校生活の事を思うと、忘れていたかったことの方が圧倒的に多い。
高校の時は、部活は楽しかったけど顧問との相性が最悪で苦しみましたし、大学に入ってからは友人関係を成立させることが難しく、孤立することの方が多かった……元々シャイなので自分からグイグイ友達を作っていくのは苦手なタイプですし。
表面だけの軽い付き合いって警戒心が強くて苦手なんですよね。

ついつい自分に「ヴィクターくんかよ」、とツッコミを入れたくなる(;^_^)

自分を運び去る馬車の座席に腰を落ち着けると、わたしは鬱々とした気分のまま、何から何まで悲観的な物思いにふけりました。これまでずっと気心の知れた快活な人たちに囲まれてきたわたしは、相手にも同じ歓びを与える事を心がけてきましたが、そのわたしが今は独りぼっちなのです。これからはいる大学では、自分で友人を作り、自分で自分を守らねばなりません。けれども、これまでの生活が世間から隔絶され、何もかもが家庭内でまかなえてしまえたものだから、わたしはどうしようもないほど人見知りです。
メアリー・シェリー「フランケンシュタイン」 芹澤恵(訳)、新潮社(2014)、P.85

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(※ヴィクター・フランケンシュタインくんは非常に内気でコミュ障の為、結局学校入学後も友達が作れなかったんですけどね!(*'ω'*))

職業訓練でも昼食はいつも一人で食べていましたし、陰キャでオタク気質の私が、キラキラな陽キャマジョリティばかりの世界に閉じ込められたような気がして、しんどいなぁと思う事もしばしば。
でも大人だから上手くやらなきゃ、という気持ちもあったし避けて通り続けるのも大人ではないような気がしていて…。
飲み会好きなクラスメイトも多いので月に1回のペースで懇親会が開かれて居ましたが、酒があまり好きじゃなくて飲み会とパリピが嫌いな私、頑張って懇親会は全日参加。毎度、帰宅後相当に疲れていたけれど、でもこの判断は正解だったと思います。

集団の中で「個人」が見えるようになってくると、どの程度、どんな風に接すればいいのかという安全圏がなんとなく理解できるようになってくる。
まぁ、そういうのがわからないうちはかなり警戒して接してしまうので、やっぱり私は営業やサービス業といった「初対面」の機会が多い仕事は向かないですね(T_T)

まぁでも……結果的にこのクラスで良かったなと思っているのですよね。交友関係などで自分の暮らしている世界が大体固定されているからこそ、見えなかったものが見えてきた部分も大きく、また、皆さん努力家で向上心の高い方ばかりだったのでかなり刺激ももらいました。

クラス懇親会

飲み会好きなクラスメイトの数名が主催して、何度かの懇親会が開催されていましたが担任の先生曰く卒業以外のタイミングでそういう催しをするクラスは結構珍しい事で、でもとても良いこと、とのこと。
最初は私も「飲み会とか嫌いなんだけど…。でも溶け込むための努力としては必要な事なんだろうし、色々話も聞いておいた方が良いんだろうなぁ」なんて思いながら参加したのですが結果的には参加して良かったと思っていますし、早い時期からこういった催しをしてくれたことに感謝もしています。

まぁやっぱり私は飲み会の最中も借りてきた猫みたいになる事が多かったんですが、それでも有意義なものを毎回拾って帰っていました。言ってしまえば、これも勉強なのですよね(;^^)

色々な業界から色々な年代の色々な人が集まっているからこそ、知らない世界の話や私の住んでいる狭い世界にはない事を知るきっかけにもなったし、逆に私が狭い世界に住んでいるからこそ「これくらい知っていて当然の事、これくらい出来ただけじゃ出来るとは言えない事…」と思っていたことがその世界の外では珍しいものとして見られる体験もしました。
例えば、パンフレットとか、オリジナルグッズの製作とか。私の周りには趣味で当たり前にやっている人が多すぎて特に特別な事だとは思ってないのだけれど…世間的に見たらそうでもない、んでしょうね。
snow-moonsea.hatenablog.jp

家にしても、就職にしても、仕事外活動にしても、交友関係にしても、私は狭い所に閉じこもりがちです。根幹は変わっていないし、やっぱり疲れてしまうので「もっと色々な世界を飛び回らなくちゃ!色々な人に会いたいわ!」なんて思ったりしないのですが、たまには必要な事、大切な事なんだろうなと思いました。
機会を与えてくれたことに感謝しています。

自己理解について

スクールライフの項目でも少し触れましたが、自分とタイプの全然違う新しい人達と狭い空間に閉じ込められる…というのは自分の自分で気づいていなかった新しい側面に出会う機会でもありました。また、一応はわかっていた自分の特性を再確認するという意味でも、自己理解は深まったと思います。

私はADHD傾向が高いと診断されているので(まぁ興味がある人がいるのなら追々書きます)自己理解や自分の行動傾向などを理解するのは「普通に生活する」為にとても大切な事だと考えています。
まぁ私は日常生活が送れないレベルではないという診断なので薬はいつも頓服ですし、得意な事と苦手な事が極端なだけだと受け入れて自己理解を進めて生きていくのが良いのではないか…と思います。ADHDには天才が多いとよく聞きますが、残念ながら私は前々天才なんかじゃないですしね~(;^ω^)
気も散りやすいし、変に昂っていると頭の中が凄く忙しくて、脳のどこかが暴走して頭の中で複数の自分が喋っている感覚に陥るから、凄く面倒くさいです。すっごい疲れるし、滅茶苦茶うるさいっす。(特性の似ている知人はこの現象を「脳の多動」と言っていた。彼女元気かなぁ…)


前職は色々とグレーな職場でしたがそれだけ社内環境も緩かったとも言えます。
そういうわけで、職業訓練を3か月過ごす事は就職前の実験も兼ねていました。

例えば私は「時間」という概念に弱い。
イレギュラーな予定は忘れてしまう事が多かったり、時間経過の体感時間がわからない事が多く、それでよく困ることも多いから意識して「ここからここまでのアクションまで〇分」と覚えてデータを蓄積していく事も大切になってきます。
着替えやメイクにかかる時間。今まで自転車で7km漕いで通勤していたので駅まで徒歩で行ってかかる時間。通勤電車が満員の為に遅延する平均時間。とはいえ、それもすぐ忘れてしまう (。_ _)どうにも数という概念に弱いらしい。数を数えるのも苦手ですし。
毎日電車通勤するのには少し不安が残りますが、データは揃い、「自宅から通うならどの駅までなら耐えられるか」が大体わかってきました。


学校なので毎日教科書の詰め替えが必要だけど、手帳を常に見ておくことで教科書を忘れたのは3か月の中で2回。そこそこ優秀だったと思う(*'ω'*)
でも教科書を入れ換えたかどうかを忘れてしまう事も多くて、それはそれで困りましたね…。

一方、興味がある事に関してはいつまでもいつまでも調べてしまう。脱線したら戻ってこない。それがすべて仕事に結びつくものならいいんですけどねぇ(;^ω^)

でもそういう興味がある事に忠実で、広く浅く知識の海を渡り歩きたがるのは、やっぱり長所なんだと思います。
が、長所と短所を作文で書くよう求められた時、「長所は探求心が旺盛な事と思い立った時の行動力、短所は数という概念が苦手、興味を持てなかった時はどうしても忘れてしまったり後回しにしてしまっていつまでも停滞してしまう事」……なんて考えていたらあまりにADHDの特性を紙に書いて並べたみたいで「あー、これ、わかる人にはわかってしまうのでは…」と人知れず悩んでいました。

でも、それで誰かに迷惑をかけたりしないのなら、それでもいいのかなって思ったりとか。誰かと一緒に仕事や生活をするのなら、そのために頑張らなくちゃいけないことも多いけれど「努力しても難しい事」は皆持っているわけで。例えば運動だったり、絵を描くことだとしてもそう。皆気に留めないだけで何かしら苦手な事を避けているのだから、気軽に「努力が足りない」と言われるのも暴論だと思うし、自分の苦手じゃない事を目指せばいいんじゃないかと思ったり。

そう考えるとやっぱり自己理解って大事だと思うのですが、自分を観察するのって難しい(;^ω^)キャリアコンサルタントには「自分の事がよく分かってる」って言われたんですが、それは自分の特性対策として何年もかけて担当カウンセラーと一緒に培ってきたことです。


じゃぁ何が自分にとって苦手じゃないのかな、というのもコミュニティを変えてみないとわからないもので、広く浅く色々出来る事や、グッズ製作の依頼や名刺入稿などで養ってきた印刷関連の知識がある事も一般的には特異スキルらしいですね。
とはいっても、それが仕事と直結して考えられるほど自己肯定力が高くないのが悩ましいのですが…(-_-)

将来の目標について

元々の職業訓練を受けたい動機としては、「自分の目標が明確でなかったこと」が一番大きかったんだろうと思います。
今学科の入学が決まった時、一応は自分の方向性が定まったと喜んだのですが……キャリアコンサルタントとの面談を重ねていくうち、どうも貿易の仕事に直接かかわるのは向いていないんだろうなと思いました。

私自身、貿易の"知識"のレベルでは好きみたいなのですが、英語が苦手な事、私のスキル範囲と必要なスキルの被りが少ない事、そして何より私の性格面で商社という業界に属する人たちとの空気が合わない可能性が高い、という判断でした。
まぁ、そうですよね…(T_T)


そういうわけで今は輸入製品を扱ったり、海外の工場で製品を作っているメーカーさんなんかを焦点にしつつ、IT業界なども視野に入れて求職活動中といったところです。

でも職業訓練で向上心あふれる様々な人の話を聞いているうちに「古代ギリシャナイト」(私の所属している歴史系イベント主催団体)での活動がもっと広がって、メインの仕事になったらいいのに……なんて夢をメンバーとする機会も増えて、将来やりたいことや楽しみな事が増えてきたなぁって気もします(*'ω'*)
ancient.gr

↓ ファンボックス(無料記事もあるウェブマガジン)では主力ライターもしていますよ(*^▽^*)ノ
古代ギリシャナイト|pixivFANBOX


けれどそれが現実のものになるかもわからないし、しばらくは自分の生活基盤を固める事から。
髪を切って髪を染めなおして、新しく証明写真も撮ったので1週間に数社程度、というスローペースではありますが就職活動を始めていますよ(*'ω'*)
とかなんとか言ってる間に年末年始ですしねぇ~!

蛇足:職業訓練の受講場所の差異

実は今回職業訓練に通っていて、10年近く前に受けた埼玉県の職業訓練との差異に非常に戸惑いましたが、これは主催都道府県と職業訓練校の方針との両方の面で大きな差が生まれているようです。

10年近く前の埼玉県の職業訓練より就職活動の科目や自己分析関連の宿題がとても多かったのです。友人が1年前に埼玉県の職業訓練に通っていたので話を聞いてみましたが、「そんなにたくさん宿題も就職活動科目もなかったよ」と言っていたので都道府県の差は大きいっぽい。

それから学校の勧めで東京しごとセンターのキャリアコンサルタントに初めて会った時は「職業訓練の中でもO社のカリキュラムは厳しい」と言っていたので委託先の方針の傾向も強いようです。
www.tokyoshigoto.jp


率直な感想でいえば、私はO社の職業訓練で良かったと思っているんですけどね!
そりゃ、うん、10年前の職業訓練に比べて凄く大変でしたけど…(笑)

10年前は10年前で夕方から夜中にかけて生活のためにバイトをしていたので、毎日「スケジュールが地獄!!」「職業訓練期間早く終われ~~」と思いながら学校とバイトに行っていたのでそれよりは時間的な制約は楽であったんですけれど。
10年前の職業訓練は本当に笑えないレベルで生活に困窮している人が多く、いつも400円のお弁当を買いに行く私は浮いた存在でした。年齢も当時の私は22歳。年齢的にも浮いた存在で、おまけに前述の通り積極的に友達が作れるタイプでもないので友達は一人も出来ませんでしたし、何よりクラスの雰囲気も全体的に暗かった。静かと言えば静かでしたけど、話題は子供や生活の話ばかり。
全然いい思い出ではありません。
資格試験は無事合格したけれど、就職支援などもほとんどなかったですし、得たのは本当に資格だけでした。しかもその後、また内定取り消し(…を私のせいにされる形で)に遭って数年就活に苦しんでいる。

あのころに比べると数十倍有意義だったと思うのです。…英語は超つらかったけど!苦笑

最後に

職業訓練で得た人脈や自分を見つめなおす期間・機会は多分一生モノで、あのまま呆然と就職していたら永遠に得ることが出来なかったものだと思っています。
古代ギリシャナイトの活動拡大のビジョンも、多分「まぁ仕事外活動だし」と決めつけて今後真剣に考えたいとは思わなかったでしょうし。

そして今、あのままふわっと再就職していたら絶対視野に入れてなかっただろうなぁと思う職種に応募したりしていて、漠然と「私、ちょっと変わったなぁ」なんて思ったりもしています。

全ての出会いは一期一会。
でもこのわずか3か月の出会いが私を少し変えた事は紛れもない事実。

今後も良き縁と巡り会えるように願いつつ……頑張って生きていきますか~(*'ω'*)