私が勝手に「可愛い」と思い込んでいる「フランケンシュタイン:或いは現代のプロメテウス」(1818年)の主人公ヴィクター・フランケンシュタイン(21歳)
くんをオビツ11で作る話。
何度も言うけどフランケンシュタインは人造人間の名前ではなく、人造人間を作った天才大学生(※卒業してないから博士(Dr)ですらない)の名前。
いや、その、「フランケンシュタインは人造人間じゃないのだけれどフランケンシュタインを作ります」って何だか言葉遊び感が楽しいでしょう?笑
この前この計画自体は「私もドールづくりにおいてはヴィクターくんと同類だな…」という内容でブログの記事にしましたが…
snow-moonsea.hatenablog.jp
「私、失敗しないので」…的な事を言ったような気がしますけども…
私、いきなり失敗してました( ゚Д゚)
しかし一応記録に残しておこうかなという事でこの記事を書いています。
最近は自分用スマホケースのデザイン作りに没頭していたり、翻訳しながら矛盾点を分析するのに夢中になっていたので頭はすっかり「ジキル博士とハイド氏」の方に傾けてしまっていたのですが…
期間限定特別上映されていた演劇映画「NTL:フランケンシュタイン」を観に行った結果、パッションが爆発してしまったので「我慢できーん!」とばかりにドールづくりを開始してしまったのでした。ドールづくりは時間と手間暇がかかるからスマホケースの後にしようと思っていたのに……。
でも仕方ありません。
パッションが爆発している時の方が生みの苦しみもストレスに感じにくいですから。
顔を描くなど本体に関わるものは割と楽しくできる事が多いので今回は個人的に一番つらいお洋服づくり。
そして今回失敗したのもお洋服づくりです。まぁ、失敗したのはお洋服なので「まぁ…そうだよね…」という気持ちではあるのですが。お洋服づくり苦手…(;´・ω・)
でもお洋服がなくっちゃ始まりません!
元々洋裁はあまり得意ではないので教本を頼りにしています。
小中学生の頃はマスコットづくりやぬいぐるみづくりに夢中になりましたが、今思うと「可愛いものを作りたい」という気持ちだけであり、裁縫自体はあんまり好きではなかったんだろうなと思います。
オビツ11のお洋服を作るのに、購入した本は以下の三冊。こういった本が出る前は自サイトで似たサイズのお洋服の型紙を公開している方の型紙を改造してなんとかかんとか作っていました。
(最もこういった本が出版されたからと言ってもイメージしているデザインと同じものがあるわけじゃないから結局型紙に手を加える事になるのですが…)
小さなお人形のためのドール・コーディネイト・レシピ はじめてから、応用アレンジまで (Dolly*Dolly BOOKS)
- 作者: 関口妙子
- 出版社/メーカー: グラフィック社
- 発売日: 2015/10/07
- メディア: 大型本
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ドールソーイングBOOK オビツ11の型紙の教科書 ー11cmサイズの男の子服ー
- 作者: 荒木さわ子
- 出版社/メーカー: ホビージャパン
- 発売日: 2018/03/16
- メディア: 大型本
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ドールソーイングBOOK 型紙の教科書-ドール服の原型・袖・襟-
- 作者: 荒木さわ子
- 出版社/メーカー: ホビージャパン
- 発売日: 2015/09/18
- メディア: 大型本
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さて今回、拙宅のヴィクターくんはこんな感じ。
まぁ、その、ちょっと可愛くし過ぎた自覚はありますが、原作を読んで私が拾った情報が「スイスの自然豊かなジュネーヴで甘やかされて育ったお育ちの良いお坊ちゃんで、コミュ障でヘタレな天才大学生」だったので、そのワードから抽出されたキャラクターデザインです。
以前購入した材料の山から、ショップで購入したハンドメイドのワイシャツとスラックスを見つけたのでこれを使用すればベストとロングジャケットだけ作ればよさそうです。
型紙を切り出して、型紙をどう改造すればいいか試行錯誤する事、数時間…
セーラージャケット(※「ドールソーイングBOOK オビツ11の型紙の教科書 ー11cmサイズの男の子服ー」掲載)の袖をなくして、襟をスクエア型にすればベストの土台が出来そうです。
ちなみに、この布は「綿ブロード」です。
いつも布の種類や色で悩むのですが、厚さや色の豊富さ等を考えると結局綿ブロードにしてしまいますね。
薄いけどピシッとした感じです。
いつも1色あたり10cm程度購入します。大体縦の長さは1m前後として、100×10cm程度でしょうか。
オビツ11のお洋服はたとえ失敗しても10cm買えばごっそり余るくらい。
ほぼ端切れ状態なので100円払ってもおつりがきます。100円均一ショップだと色や生地の種類の選択肢が少ないし、100円均一ショップより10cm単位で売ってくれる手芸屋さんやはぎれを買い求めた方が選択肢が多くて安上がり。
そういう意味では材料が安価で済むしいくら失敗しても金銭的な痛手はほとんどないのだけれど…失敗するまでにかかった時間が惜しい(;´・ω・)
小さいだけに厚みや細かさを考慮しないと駄目なのが辛い所です。普通にミシンをかけようとするとミシンのステージの部分に布地の端が落っこちて巻き込んじゃう!( ゚Д゚)
工夫をすればミシンも使えますが今回は細かい部分は手縫いでやっていました。
その結果できたのがこちら。(作ったのはベストだけ)
(本来はこれにボタン風の飾りとベルクロをつけて前を閉じれば完成)
ウッ…これは…駄目です。
この上からジャケットを羽織るとなると着太りするどころか、袖が通らなかったり撮影した時に違和感がありそうです。
しかも、うっかりアイロンで襟の裏を汚してしまいました。
Yシャツをアイロンと裁縫上手を駆使して薄く薄く作るか、ベストと合体したなんちゃってYシャツにするしかなさそうです。
- 出版社/メーカー: コニシ
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薄い布に使うと染みてしまうのが難点)
時間をかけたけれど、残念ながら失敗です。
型紙を工夫して再トライするしかありません。しょぼん。
薄いワイシャツを縫い上げた後、新しく縫い直すベストもできるだけ薄く仕上げて…
それでもかさばって見えるようならやったことないけどダーツでも縫い込んで身体に密着させてみようか(ぶつぶつ)