海に浮かぶ月のはしっこ

映画や文学作品、神話関連その他の事をおぼえがきしますよ

【ドール】ミニチュアやドールハウスなんて沼でしかない!

一か月以上前に注文した小さな小さな試験管セットが海の向こうからようやく届いて……あまりにも可愛くてテンションが上がっていたさなか。
プレミア価格がついて諦めていたミニチュア小物が定価で出品されたのを発見しそのまま衝動買い……そしてその小物たちの出来の良さにその後どんどん沼に沈んでいきそうな自分…ひえっ。
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今日はそんなお話。

カスタムドールの話

元々ぬいぐるみを集めるのが大好きでしたが、10年ほど前にレジンキャスト製球体関節人形に一目惚れしてから断続的にドールの世界に夢中になっています。
就職してからは、60~70cm程度の大きなドールを着替えさせたりメンテナンスしたりするのがかなり負担になってしまい、それからは専ら小さな手のひらサイズのカスタムドールを作って楽しむことが多くなっています。

手のひらサイズのカスタムドール…それがオビツ11です(*‘ω‘ *)
12~13cmほどの、手のひらに乗ってしまうくらいのアクションドール。ややフィギュアに近い造形です。


フランケンシュタイン:或いは現代のプロメテウス』に由来するヴィクター・フランケンシュタインくんを三次元召喚してまださほど日にちが開いていませんが、私はもう次のカスタムドール製作の構想を考えています。
snow-moonsea.hatenablog.jp

最初は「私も好きなキャラクターのフィギュアが欲しいぞーーー!オリジナルキャラとか!ギリシャ神話の推し神とか!!」から始まっていますが、多分、今は構想を立てることが楽しいのでしょう。そして年末年始はほぼ衝動的に材料を買いあさってしまったのでしばらくは楽しめる予定……(;´・ω・)

まぁひとまず飽きるまで楽しんでみようと思います。

オビツ11とドールハウスの世界

大きなドールだと、椅子やソファ等のドール用家具もそれなりに大きなものが必要で、スケールは大体1/3。結構大きいです。

オビツ11のスケールは1/10ですが、頭のサイズは海外のアクションドール等と同じ1/6です。だからウイッグや帽子なんかは1/6を使用します。
家具は1/10。小物などは1/12でも。

なんでそういうものが必要かというと、お人形さんごっこ遊びをするから……じゃなくて、個人的には箱庭的な楽しみの為です。
シチュエーションを写真におさめたりするのは面白いのですよ。
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そしてなにより、可愛い(*‘ω‘ *)
ミニチュアも本物をそのまま小さくしたかのような精巧なものが多くてトキメキが止まらないのです。ロマンですねぇ。


写っている2人はベージュの白衣を着ているのが1958年の映画『蠅男の恐怖』の主人公アンドレ・ドランブル氏をイメージしたドール、スーツの男の子が1959年の映画『蠅男の逆襲』の主人公フィリップ・ドランブルくんです。

2人は親子という設定なのですが…アンドレさんは『〜逆襲』の時は既に故人なのでこのドールの空間はifの世界ですね。

蝿男の恐怖 [DVD]

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5年程の間にプレミアついてて勧め難い……

シルバニアファミリーの家具の話

オビツ11の家具というとシルバニアファミリーのものがちょうどよくて、私もソファなどはシルバニアファミリーのものを使っています。シルバニアファミリーのドールたちは足が短いので全体的に少し低い気がしますがさほど気になりません。

シルバニアファミリーの家具ってね…結構繊細なんです。

1cm程度の小さな小物もありますし、ソファはスポンジが仕込んであってふっかふか。開封時のラベル貼りなどは本当に細かい作業で、「本当に子供向け…か?」と首を傾げたほど。

…子供向け??(;´・ω・)細かすぎない???
ちなみに鉛筆は固定されてません。なくしそう…。
しかもこれ一部組立て式なんですが…大人に手伝ってもらわないと難しいぞ???

プラスチック製ですがあまりプラスチックっぽくない、やすりで磨いた木のような優しい風合いで、でも触ると確かにプラスチックで、軽い。そしてベニヤなどではないので壊れにくい。
全てではないものの開閉する引き出しや戸棚もありますし、最近は電灯などのギミックがついたタイプもあるようですね。
…本当によくできてる。本当にこれが子供向けのおもちゃ???(・ω・)

彼が持っている雑誌もシルバニアファミリーの家具の付属品。全ページカラーで文字(のようなもの)もしっかり書かれている。
でも組み立て式なので私が組み立てた時、細かすぎてちょっと歪んじゃいました。

使い勝手が良く、入手もしやすいので「定番アイテム」と思っています。

シルバニアファミリー 家具 セミダブルベッド カ-512

シルバニアファミリー 家具 セミダブルベッド カ-512

シルバニアファミリー 家具 リビングソファー カ-518

シルバニアファミリー 家具 リビングソファー カ-518

シルバニアファミリー 家具 テレビ・テレビ台セット

シルバニアファミリー 家具 テレビ・テレビ台セット

集めたくなるのよね…

ねんどろいどプレイセットの話

数年前に手に入れた「ねんどろいどプレイセット 洋館A&B」。

もうプレミアついてるなぁ…
…どう見ても『バイオハザード』一作目の洋館っぽく見えちゃうバイオハザード脳…( ゚Д゚)

元々は前述の、愛する映画『蠅男の恐怖』をモデルに作ったカスタムドールたちの為に購入したものです。『蠅男の恐怖』の原作の舞台はロンドンですが、映画『蠅男の恐怖』舞台はモントリオール(カナダ)。

↓原作についてはここから
snow-moonsea.hatenablog.jp


組み立てるのとしまうのが大変ですが本当によくできている。
プラスチック感はぬぐえないものの、さすがはねんどろいどのメーカー。バリの処理と塗装が美しい。各家具のデザインがシンプルなので、シチュエーションのアレンジがしやすい感じです。
Aの部屋とBの部屋を繋げて大部屋にするとなかなか迫力があります。


スイスのジュネーヴという設定のヴィクターくんの実家という設定にしてセッティングしても似合いそう。

ただ、家具を置くと手狭になるのが難点かな…床面積が広くないので。
ビックリしたのは鏡。本物の鏡がついている!!!

家具もついているし、なかなか遊びごたえがある気がします。


でも椅子がね、オビツ11には少し窮屈かも…。


ちなみにシルバニアの椅子はねんどろいどプレイセットよりもやや椅子の座る部分の幅が広いみたい。その代わり、脚が少し低い。

コレクション系ミニチュアの話

小さなドールの小物にガチャガチャや食玩やコレクション系のミニチュアを利用する話はよく聞いていて、ドール関連の材料を扱うショップでも取り扱っていることがあります。
サイズスケールは1/12である事が多いです。

ちなみに『蠅男の恐怖』には白いペルシャ猫のダンデロ(意味は多分「たんぽぽちゃん」)という猫がキーパーソン(キーキャット?)として登場しますが、彼女はガチャで手に入れたフィギュアがぴったりでした(・ω・)

ヴィクターくんを作る際にゆくゆくは錬金術師の工房のような、ヴィクターくんの部屋を作りたかったので、ちまちまと理科実験小道具系のものを探したりしていたのですがなかなか希望に合うものが見つからなくて。
錬金術というと科学と魔術の中間のような感じなので魔術的なミニチュアも探してみたけれどなかなか見つからず。それっぽいものを見つけたと思ったらプレミア価格で取引されていて「いや、転売屋から買うのは…」と頭を悩ませておりました。


先日マシュマロ(※メッセージフォーム)経由でそのミニチュアのシリーズの話を振られた(その節はありがとうございますm(_ _)m)後で、一度はあきらめたもののまた気になって来て…そのタイミングで突然あるショップで定価+送料での出品。
思わず衝動買いでした。
リーメントのプチサンプルシリーズですね。

実はリーメントのシリーズを購入するのは初めて。
どんなものかと思っていましたが………。

……うん、これは良いものだ……。
というか、1パック(家具系1つ+小物少し)で定価650円って………予算大丈夫なの?(・△・;)
驚くほどのデザインの細かさ。とにもかくにもコストパフォーマンスが凄い。



一気に錬金術師のラボみたいになりました(*^_^*)

トレーディングフィギュアに近いジャンルの商品なので塗装やバリの処理が甘い部分はありますが価格を考えるとかなり綺麗に処理されていると思う。
しかし何にしてもそのパーツの細かいこと細かいこと!
シルバニアファミリーなんか目じゃないくらい細かいです。造形も繊細。多くのパーツが固定されていないのでセッティング時に小指で引っ掛けようなら最初からやり直し。でもそれはすなわち、無限に自由なシチュエーションを楽しめる。凄い。
これはいいものです……

チェスの駒なんかはアクリル絵の具で少しカスタムするのもいいなぁ。
鞄や箱等の蓋が開閉するタイプの小物はロックがかからないので傾けると中身がこぼれちゃうけど…確かに繊細なので多分ロックがかかるようにすると無理して開けようとした時に壊してしまいそう。
ならロックがかからない方が合理的。

しかしなんでこのシリーズがすぐ売り切れてしまったのか…開封作業中、このセットを見たら何となくわかりました。

箱に入った短い杖!砂時計!羽ペン!
まるでハリーポッターワールド!
そして革張りの大きなカバンはファンタスティックビーストかな!?(*^ω^*)



1/12ドールハウスの家具の話

前述の小さな試験管セットは1/12のドールハウス小道具の一つです。やや造形の雑さ(試験管の長さが微妙に揃っていないなど)ありますが、価格は中国から発送で送料込み約400円。

意味が分からない。本体だけで400円ならわかるけど送料込みって…発送コスト大丈夫???

この細いガラスも透明感が美しいですね。

…しかし、私前述のリーメントのミニチュアと試験管のせいで他の家具も欲しくなって仕方がないです。
アトリビュート(=象徴するアイテム、目印)好きとしては「もっと!もっと!!」っていう気持ちになってしまう。私のお財布、死なないで!!( ゚Д゚)

例えばヴィクターくん関連のアイテムだと、その他に動物や人間のパーツとか散乱させるとか考えてしまうけれど………そうか…そういえばヴィクターくん、というか『フランケンシュタイン』のジャンルはSFホラーだったね…(;´・ω・)
主人公のヴィクター・フランケンシュタイン(21歳・大学生)があまりにヘタレ可愛いから忘れがちであるが。。。

もしも私が『フランケンシュタイン』で満足出来ず、『ジキル博士とハイド氏』のキャラクターをドール召喚したいと思うのなら、全身を写せる鏡が欲しいし、たくさん引き出しのついてる棚も欲しい。薬を混ぜるすりこぎみたいなやつも欲しい。
…しかも、それが困った事に、売っているんですよね…。

これらが試験管と同じようなクオリティだというなら………欲しい。
一つ一つはさほど高価ではないのですけど、1個で済むはずがない。勢いに任せたら、あっという間にお財布が死んでしまう( ゚Д゚)

撮影背景の話

この錬金術師のラボの背景、キャン★ドゥの100円商品なんです(*‘ω‘ *)
シルバニアの家具を置いた部屋も同じシリーズの商品なのですが…。

ウッドクラフトというシリーズの撮影用背景ですね。ただの印刷してある厚紙といえば厚紙ですがなかなか雰囲気が良くて種類も豊富ですし、とにもかくにもセッティングもしまうのもカンタン。
ストッパーとかもなにもなく、ただ絨毯の上に立たせているだけなので…。

ねんどろいどの洋館セットだと綺麗すぎて「えっここで実験を…?」と思ってしまったので、質素なデザインの背景をチョイス。
それで、ウッドクラフトの「ダイニングルーム」。
暖炉が描かれていますが、立体感はないので同じ位置にねんどろいど プレイセットの付属家具の暖炉を設置しました。
凄く素敵。

さいごに

サイズ感が違うのでドール(1/3)とドールハウス(1/12)は違うジャンルだと思ってましたが…オビツ11(1/10)とミニチュア(1/12)とドールハウス(1/12)は非常に近い世界なのだなと…思いました……(苦笑

ぱっと見本物のように精巧なミニチュアって本当にときめきますね。元々買い集めるほど好きだったわけじゃないけど…これは、はまる。


次回はカスタムドールの解体&改造その他の話になりそうです。…文学の話もしたいけど…(苦笑)