海に浮かぶ月のはしっこ

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【雑記/ドール】錬金術師の工房を作ってみたい:即ちヴィクター・フランケンシュタイン's ラボ

錬金術、いや、錬金術師に関する本が欲しい。
凄く漠然とですが、そんな気持ちがあってぼちぼち探しているのですがあまり私の望むような本というのは見つかりません。そのうち、気持ちが一人歩きしてきて、「錬金術師のドールハウスが欲しい」に発展しました…。

目指すはヴィクターくんの工房!…である。
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私のドール趣味についてはもうかれこれ8年目になるので大きなドールについてはそのうち話題にもしますが、今回はカスタムドールの…それも手のひらに乗ってしまう小さなお人形のお話。


ドール、お人形といってもジャンルがたくさんあるのですが、私が「手のひらサイズのカスタムドール」というと、それはオビツ製作所の素体「オビツ11」を使用したドールのことになる。
www.obitsu.co.jp

頭を入れても12~3cm程度の大きさで、可動性が良い。
元々は「オリジナルキャラクターのフィギュアが欲しいけどそんな事を望んだって無理」という所から始まって、グッズを望むことは絶望的な作品のキャラクターたちを立体化させて楽しんでいます。
ん~、まぁ「ペットが欲しいけどペットを許してもらえない環境だったから」…というのも大きいのですけれどね。

最初の頃はぬいぐるみをつくったり、スーパードルフィー等の大きなドールさんを購入したりもしたものですが、オビツ11の方がフィギュア感が強い感じです。サイズ感の扱いやすさや、シルバニアファミリーの家具がちょうどいいなど、ドールハウス的な要素と併せて楽しむことができる事が魅力です。


私がそのドールたちを可愛がっている話はまた別の機会として、タイトルの話に戻ります。

ドールハウス錬金術師の工房を作りたい。

それというのも、私の入院生活をキラキラしたものに変えてしまった「フランケンシュタイン:或いは現代のプロメテウス」の主人公ヴィクター・フランケンシュタインの拙宅デザインで立体化したくてたまらない感じなのです。
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でもそのきっかけを作ったのはアゾンさんのこちらのドールかもしれない…
pure2mo.blog.fc2.com
Alvastaria::商品詳細

このドールさんに一目ぼれしてしまったのですが、残念ながらご縁がありませんでした。この子を知ったのは倉庫在庫再販のお知らせの時だったので(;´・ω・)
でも一目ぼれしたのって、なんとなく拙宅ヴィクターくんに雰囲気が似ている気がするからかもしれない。(目つきとか前髪とか)


カスタムドールは割と作ったら満足してしまうのですが、椅子などに座らせて写真を撮るのもなかなか楽しいものです。
それに、丁度時期はハロウィン。
更には私が所属しているパフォーマンス集団・古代ギリシャナイトの今回の祭神(テーマともいう)がヘルメス!やがてヘルメスは中世に入ると錬金術と結びつけられるので、

錬金術 → 錬金術といえばヴィクターくん + ヴィクターくんのドールさん欲しい = 錬金術師のドールハウスが欲しい

という連想が起こった結果、今の事態になっている。


ヴィクターくんは"マッドサイエンティストの祖"、"天才科学者のフランケンシュタイン博士"(本当は大学生なんだけど…)などと言われてはいますが、実際に人造人間を作った様子などは不透明です。
snow-moonsea.hatenablog.jp

むしろ少年時代は錬金術に傾倒し、科学実験を見ていじけてしまうまで「賢者の石を本当に作ろうと思っていた」とすら言っている。
賢者の石は作れなかったけど、たった2年大学で自然科学を学んだだけで「命なきものに生命を吹き込む技術を身に着けた」のだから、ものっそい天才であることは間違いないのだけれど。
でも、彼はこの時19歳。能力に精神年齢が追い付いていない感じが凄い。可愛い(*‘ω‘ *)


彼が自然科学を真剣に学ぶきっかけになったエピソードに、一度は大学教授から馬鹿にされた錬金術を別の大学教授からは馬鹿にされず許容された事があるので、彼の中で錬金術っていうのは結構大きな意味を持つ学びだったのだと思う。

……という事を踏まえて考えて、私はヴィクターくんの研究室について「SFちっくなマッドサイエンティストの部屋」というよりは、「錬金術師の工房とマッドサイエンティストの実験室を足して2で割ったような部屋」ではないかとなんとなくイメージしています。

まぁ、マッドサイエンティストといっても持ち前の分野によって部屋の雰囲気は大分変わるので、そこは彼の言葉通り"自然科学の…"という事になりますが。

それはいったいどの範囲の事をいうのかと調べてみますと……。

kotobank.jp

自然科学……化学ではなく科学である、くらいのことしかわかりませんね(;´・ω・)
理科室みたいなものを想像していればいいのでしょうか?


一方、具体的に"錬金術師っぽい部屋"とは…?
錬金術師を描いた絵画などをググって参考にしてはみますが…。

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『賢者の石を探す錬金術師』(ジョセフ・ライト画)
賢者の石を探す錬金術師 - Wikipedia


錬金術師』(トーマス・ヴァイク画)
Thomas Wijck - Wikipedia


うん…意外と普通だ。

もっと魔術的な…オカルティックなものを想像していたのですが。でもこんなものなのかもしれない。

しかし、ドールハウスの場合は時代考証よりロマンを追い求めるべきだと思うので「これだ!」と私の感性にビビッとくる手がかりが見つからない場合は、「なんとなくこんなイメージ…」というトキメキを優先しても良いのかも?(*‘ω‘ *)

と思いながらミニチュア探しをしていますが…
イイ感じのものが見つかりません。これは一から作るしかないのかな…大変だな…(;´・ω・)