3月上旬に階段から落ちて全治一カ月のけがをしたり、色々あって更新が滞ってしまいましたがもう最後なのであともう少し頑張りたいと思います(*'ω'*)
もう18記事目。あと2回くらいで終わると良いのですが…。
さて、これから最終日に入ります。
●前回までのお話
パック旅行ツアーの丸一日自由行動の日。
リージェンツパーク、ベイカーストリート、プリムローズ・ヒル、大英博物館、キングズクロス駅9と3/4番線などの文学聖地巡礼をこなした盛りだくさんの一日。
13~17記事目をそこで消費しました(;^ω^)
snow-moonsea.hatenablog.jp
一人旅5日目、最終日の朝が来た
おはようございます。
ちょっと曇ってるけど今日もいい天気です。
記録を見る限り、目が覚めたのは2019年5月27日5時35分頃。Twitterとツイログのタイムスタンプ機能便利ですね(;^ω^)
ロンドンに来てからというもの、憎らしい会社の夢しか見ていません。お陰でなんとなく目が覚めてしまい、毎晩体力を使い果たして意識を保っているのが難しくなるくらいヘロヘロに疲れて眠くなっている私ですが、寝つきが悪く朝が弱い私でも寝坊することなく起きる事が出来ました。
でも流石に起きる時間としては早すぎるし前日の記録によると23時過ぎくらいに布団に入っているものの、疲れすぎてなかなか寝付けなかったような気がするので1時間くらい布団の中でうとうとしていました。少しでも体力を回復しておかないと持ちませんからね(>_<)
ここまでの旅は本当に順調かつ最高でした。
リージェンツパークではバラが咲き乱れ、プリムローズ・ヒルにも足を延ばすことが出来、大英博物館に行ったら古代ギリシャの推しに意図せず遭遇してしまうし、パブ・シャーロックホームズレストランエリアで食事出来たのも最高の体験だった。ご飯も美味しかったし。
強いて言うなら大英図書館だけ当初の予定から外していますが、その分大英博物館で素晴らしい体験をしたので問題ありません。
朝食のお時間
時刻は2019年5月27日7時40分。
7時半~8時頃に出かけようかなと思っていたのですが、6時半に起きた後、身支度や帰国の準備をしていて少し遅くなりました。
この日は最終日でチェックアウトもありましたから、大きな荷物は朝食前にもう預けてしまったのですよね。
私の一人旅のお作法では出かける前は出かける準備を済ませて朝食をとる。食事を済ませたらそのままホテルを出られますから。
他の日は早く出かけて行ったので同じツアーの人とは朝食会場でほとんど顔を合わせなかったんですが、この日は私が遅くなってしまったので多くの同じツアーの人と会いました(*'ω'*)
添乗員さんに声をかけられて「昨日はどうでした?結局リージェンツパークは朝に行ったのですか?」と聞かれたので「予定通り全部回れました!最高でした!」と回答。
朝のリージェンツパークは昼と比べて人通りが少なく、夜よりはマシだけど昼に比べると治安が良くないという話を添乗員さんから聞かされていたわけですが、結局私は朝に強行(添乗員さんがこう仰っているので勿論自己責任です)。犬の散歩をしている人もちらほら見られ、すがすがしい散歩を過ごすことが出来たと伝えました。
添乗員さんから「あんなにたくさん調べていらっしゃったから気になっていたんです」と言って頂けてとても嬉しかったですね(*'ω'*)
そんな談笑をしている時に、コッツウォルズのバスツアーの昼食で同席した同じツアーのマダムズ3人組が来て、話しかけてきました。
同席した時に「文学聖地巡礼で、小説の中に出てくる公園や文豪のお墓などに行くつもり」と伝えていたのでその事もちらほら聞かれたのですが、「まだ今日の予定が決まっていない」と言っていたので写真を見せながらリージェンツパークの「クイーンメアリーズ・ローズガーデン」をオススメしておきました。
交通の便は悪くないし、入場料もかかりませんし、何より季節的にバラが満開です°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
もしももう一度行く機会があるなら、5月末にまたバラ園を歩きたい。マジで一日過ごせる…。
最終日の朝食は、まぁ代わり映えもなく。
パンとマフィンとハムと目玉焼き。
この日1日持ち歩く本はジョン・ミルトンの『失楽園』とメアリー・シェリーの『フランケンシュタイン:或いは現代のプロメテウス』です(*'ω'*)
どちらも人生の転機になった大切な作品。
この日のメインはこの二作です。
5日目の散策ルートの話
実際に巡った英文学所縁の地は、以下の通り。
・セントメアリールボウチャーチ 文豪ジョン・ミルトン所縁の地
・ジョン・ミルトン・パッセージ 文豪ジョン・ミルトン所縁の地
・セントポール大聖堂 メアリー・シェリー著『フランケンシュタイン:或いは現代のプロメテウス』
・セントジャイルズクリップルゲート教会 文豪ジョン・ミルトン所縁の地
・ロンドン塔 メアリー・シェリー著『フランケンシュタイン:或いは現代のプロメテウス』
・テムズ川クルーズ メアリー・シェリー著『フランケンシュタイン:或いは現代のプロメテウス』
歩いたルートに番号を振ってみたのでご参考くださいませ(/・ω・)/
ただ、事前に聞いていた予定表より早くホテルに戻ってくるように言われていたので添乗員さんからテムズ川クルーズ厳しいかも、と言われていました。
それは……ウッ…( ;∀;)
ホテルとはお別れの時間
食事の後、チェックアウトを済ませたら次にホテルに戻って来た時にはすぐ出発しなくてはなりません。
あー名残惜しい!
名残惜しい!
色々とステキなサプライズもあったので、本当にロンドンに来てよかったです……。
というわけで、ホテルを出る前に一日目に訪れたホテル内パブの様子を写真に。誰もいないので何かの資料に使えるかな?という気持ちもありまして。
きっとロンドンではよくある様子なのでしょうけれど、こういう内装とか日本ではそういうお店に行かないとなかなか見られないですからね…(;^ω^)
セントポール大聖堂方面へ…と思ったら
こちらはホテルの最寄り駅。
時刻は8時30分。
プラットホームを間違えてしまったのでこの写真のホームは逆方向です。
ところが、ここで思わぬアクシデント(?)に見舞われます。
Googleマップの案内通りに電車を待っているのに、いつまで経ってもGoogleマップの表示の通りの行先の電車が来ないのです。
日本にいる時もそんなことは滅多にないですし、昨日はこんな事はなかったので戸惑います。
そういえば、2019年5月27日は毎年5月最終週の月曜日であり、つまりバンクホリデーというイギリスの祝日なのです。そのことは渡航前から『地球の歩き方』で理解してはいたものの、各施設の営業時間などを確認した結果「各施設の営業時間を事前に確認している場合は大きな影響はない」と思っていました。
そう思っていたんですが…もしかして電車のダイヤが変更されている???
↓ バンクホリデーという祝日はこういうものらしいです。普通の祝日ですね。
www.quicktranslate.com
目的の駅は「Mansion House station(マンションハウス駅)」。
ホテルの最寄り駅である「West Brompton Station(ウエストブロンブトン駅)」からはDistrict lineの「Barking(バーキング駅)」行きに乗って行けるはずですが…
「Victoria Station(ヴィクトリア駅)」しか来ないのです。
不安になった私は駅員さんの所へ行って、スマホに目的駅の「Mansion House station」と書き、「I want to go...」と言ってみる。すると、どうやら待つホームは間違っていないらしい。
路線図を見ながら「ええいどうにでもなれ!」と半信半疑で次の「Victoria Station(ヴィクトリア駅)」に乗りました。
「Victoria Station(ヴィクトリア駅)」は「Mansion House station(マンションハウス駅)」との中間にある大きな駅。
やはり祝日に伴うダイヤ変更があったのでしょう。「Victoria Station(ヴィクトリア駅)」から同じ路線に乗換えました。
「あぁとりあえず何とか目的地には付けそうだ」と安堵したのですが、次の電車への待ち時間や戸惑った時間のロスで電車に乗るのに30分かかってしまいました(T_T)
まぁ時間はだいぶロスしたけれど最悪の場合、お昼抜きになるだけのことです。リュックに初日に買ったスナック(ドリトス)を詰めてあるので昼食が抜きになってもどうしようもなくなるなんてことはありません。
一人旅ってこの辺融通が効くの楽ですね!
文豪ジョン・ミルトン所縁の地
私が早めにホテルを出たがっていたのはテムズ川クルーズの事が気がかりだったから、というのが理由ですが、マニアック過ぎて『地球の歩き方』にも載っていない所に行きたかったというのも大きな理由です。
「Mansion House station(マンションハウス駅)」に到着した時、地上に出る際に同じツアーのご夫婦にお会いしました。バスツアーの日の朝食の時に「息子に会いに来た」と言っていたご夫婦です。若い男性と一緒で、どうやら名所を息子さんに案内してもらう事になったみたい(*'ω'*)
「セントポール大聖堂に行かれるんですか?」と聞かれ「はい。でも先に寄るところがあるのでそちらに行ってから」と答えました。
その寄るところというのが、文豪ジョン・ミルトン所縁の地。
セントポール大聖堂の最寄り駅の一つでもある「Mansion House station(マンションハウス駅)」で降り、セントポール大聖堂に向かう途中で北へ曲がったところにあります。
でもおかしなことに朝早いとはいえ地上の人通りがほとんどありません。ビックリするぐらいいません。
祝日だから?と思ったものの、交通整理の人くらいしか人がいません。首を傾げながら目的地を探すも、現在位置がわからなくなってしまい、交通整理をしていたおじ様にGoogleマップを見せて方向をきいたりしました。
……おじ様の教えてくれた方向、合ってなかったんですけどね。
それだけマイナーなスポットって事なのでしょう。ごめんなさいねおじ様…。
セントメアリー・ル・ボウ教会
そんなこんながありつつ、何とかたどり着いたのがここ、セントメアリー・ル・ボウ教会。
残念ながら閉まっていました。
ここはイギリスの詩人ジョン・ミルトンの生まれた土地の教会だそうで、近くに記念碑もあるらしい。
でも電車のトラブルで時間をロスした事で軽いパニックを起こしていた私はきちんと探すことが出来ませんでした。
そんな私が探していたのはこれです。
commons.wikimedia.org
この記念碑自体は下記のサイトで知ったのですが、色々調べたところGreece, Italy, and Englandの意味するところはホメロス、ウェルギリウス、ミルトンの事らしいです。(下記のサイトにはウェルギリウス、ダンテ、ミルトンと書かれているけれどウェルギリウスはローマの人なので…)
www.waymarking.com
これは『Epigram on Milton』というジョン・ドライデンという方の1688年に作られた詩だそうです。
ミルトン・パッセージ(ブループラーク)
教会を出て、すぐ近くにブループラーク。
今までの旅行記でも度々出ているブループラークというのは、イギリスの各地にある偉人たちのゆかりの地であることを示す丸いプレートのこと。記念碑のようなものですね。
openplaques.org
でもブループラークの検索には引っかかるけど、普通のブループラークとは形が少し違います。
マップでは「ミルトン・パッセージ」と書かれている記念碑です。
Googleマップで場所を確認した時は「こんな街中にあるのか…」と思っていましたが。
実際、リージェントストリートのような古めかしい洋風の建物ではなく近代的なビルの間にありました。
写真右側の四角いプレートがそれです。
ここはジョン・ミルトン先生の誕生の地なのです。
「詩人で政治家のジョン・ミルトンがブレッド通りで1608年に誕生」
たったこれだけのスポットですが、ジョン・ミルトン先生所縁の地には行ってみたかったのでロンドン市内で、ちょっと足を延ばせば行けるスポットという事で来てみたわけです。
というわけで、聖地巡礼マーキング。
- 作者:ミルトン
- 発売日: 1981/01/16
- メディア: 文庫
ジョン・ミルトン著『失楽園』
ジョン・ミルトン関連のスポットはソーホーのツアーでも立ち寄って、そこで少しお話していますが…。
snow-moonsea.hatenablog.jp
現在、絶版になっていない完全な『失楽園』の翻訳は岩波文庫の平井正穂先生訳の物しかないみたいです。
サブカルの要素を加えた翻案等はあるようですが本来存在しない設定とかも入れているようなのでどうにも…。
あらすじだけ知りたい方はまんがで読破シリーズが頑張って描いていらっしゃったのでオススメです ( `・ω・´)+(※キャラデザなどは独自の物のようです)
- 作者:ミルトン,バラエティ・アートワークス
- 発売日: 2013/08/02
- メディア: Kindle版
話は変わりますが、旧約聖書の『創世記』のエピソードでアダムとイヴが蛇にそそのかされて善悪を知るという知恵の実を食べるというお話があります。その結果二人は自分たちが裸である事を知り、楽園を追放されてしまいます。失楽園(paradise lost)は楽園を追放されるって意味です。
この蛇というのは「悪魔が変身したもの」と考える人たちは昔からいたようで、サタンとしたり、リリスとしたり……。
また一方、『イザヤ書』でバビロン王を「明けの明星(読み方は「ルシファー」)」と呼んでいるシーンがあります。栄華を誇ったバビロン王が失墜した、というくだりをちょっと詩的に書いているような、そんな感じの文面なのですよね。この文をバビロン王ではなく堕天使の物語として読む人が現れた(※誤訳)事で「堕天使ルシファー」というキャラクターが作られたりもしていました。
これらの一連の要素を一つのお話としてつなげたのがジョン・ミルトン著『失楽園』の物語です。
一応あらすじをたたんで書いておきますが、ネタバレが嫌な方はスルーお願いします。
…と、そういうわけで、キリスト教世界の大叙事詩とされているのがよくわかるほど、スケールの大きな物語です。
最も、読んだ当時の私は16歳。ファンタジーイラストや小説が大好きで、西洋絵画でよく描かれている天使や悪魔の物語が『失楽園』をテーマにしたものがよくあったことから、初めて手にした叙事詩が今作でした。
ダークヒーローキャラが大好きだったので夢女子的に主人公が大好きでたまらず。
一方でこの物語はあらすじを読めば察する通り、キリスト教世界の文学であり、聖書の内容と密接に関わっています。おまけに、伝統的な西洋文化とも思われるたとえ話や表現が大量に出てきて、叙事詩を読むのは初めてだし、イギリス人ではないどころかクリスチャンですらない私にはいささか難しい点も多くて。
だけど、この一冊が私の今後を変えたと言っても過言ではなく、『失楽園』に登場するたとえ話の数々を知るためにギリシャ神話に親しんだり、大学の推薦入試の小論文のテーマにした事もありました。
つまりは、私が文学部人文学科で西洋比較文学専攻になった理由なのです。
両親が「女の子は馬鹿なくらいが可愛いから四年制大学なんて行かせない(※でも勉強は出来た方が良い、と矛盾した事を言う)」というスタンスだったのに対し、それまでの私だったら「そういうもんなのかな」と思っていたのを自分の意思を持って(色々な条件を駆使して)四年制大学に進学したのもこれがあったからなのです。
そして「推薦入試なら」「伝統的な女子大なら」という条件で入学した大学の教育で、両親の言う「女の子の幸せ」が時代にそぐわない抑圧的で矛盾したものである事をようやく自覚して、今があるというか。
多分、伝統的な女子大だけにそういう価値観に埋もれた女子生徒が多く入学してきている状況があって、それをなんとかしたいという教員側の考えが「大学1年生時に強制的に受けさせられる数々のセミナー」という形になっていたのではないかと思います。これからの女性は男性に従属する存在ではなく自律した一人の人間として生きていく力と能力を身に付けるべきだ…みたいな。(まぁ両親は真逆で「いいお嫁さんになれる教育」をしてくれる期待をしてこの女子大の推薦入試を許してくれたようなのですが…)
この進学がなかったら絶対に今の私という人格は存在してなかったな、という実感はあるのでそういう意味でも『失楽園』なくして今の私はいない、というわけです。
昔の私は親の言う事が絶対だと思っていたので………『失楽園』と出会っておらず、あの女子大に進学していなかったら、今よりもっと消極的で、趣味も少なくて、10年以上の付き合いになる同じ興味や関心を共有する仲間もいなくて、苦しい思いをしていたんじゃないかな。
そして、今私が近代の英文学を何となくラノベ感を持って読んでしまうのは『失楽園』を読み、大学に進学してこその事なのでしょうね。また、『失楽園』より後の英文学が『失楽園』に影響を受けているのを見て取るたびにテンション上がったりしています(;^ω^)
そういう次第で、今回の旅ではジョン・ミルトン先生にお礼を言うとともに、新しい人生の転機を迎えるにあたってのターニングポイントにする旅にしたいという思いがあって「ジョン・ミルトン所縁の地を巡る」事をテーマの一つに盛り込んだわけです。
セントポール大聖堂
さて、「ジョン・ミルトン先生の生誕の地に来た」なんていつまでも感動に浸っているわけにも参りません。
ジョン・ミルトンパッセージから歩いてすぐの所。
セントポール大聖堂に向かいます。
www.stpauls.co.uk
www.arukikata.co.jp
セントポール大聖堂は建物自体が大きいし、流石にロンドンを代表する歴史的建造物の一つですから行くのはそこまで苦労しません。
ただ…「正面はどっち?????」という混乱はしましたが…(;^ω^)
入ってきたところは個々なのですが、どう考えても正面玄関はこちらではありません。
…まぁでも、せっかくなので聖地巡礼マーキング。
何のマーキングかと言うと、メアリー・シェリー著『フランケンシュタイン』。
やがてロンドンに近づくと、数えきれないほどたくさんの尖塔が目を惹きます。ひときわ高いのがセントポール大聖堂で、イギリス史にその名をとどめるロンドン塔も見えてきたのでした。
メアリー・シェリー『フランケンシュタイン』 芹澤恵(訳)、新潮社(2014)、P.312~313
たったこれだけの描写です(;^ω^)
ヴィクターくんはイギリスではジュネーヴ出身の観光客。親友クラーヴァルと共にイギリスに赴き、船の上からその様子を見ていました。
あまりに大きい建物なので入り口がわからずその周辺で迷う迷う。地図が設置されているのを見ながら正面玄関を目指します。敷地内には数々のお花が植えられていて、特にバラは満開で美しい。
周辺を散歩するだけで気持ちよさそうですね(*'ω'*)
何とか到着した正面ですが、多すぎてこちらは向かって右側の部分だけです…。
ヴィクターくんがセントポール大聖堂の中を見学した描写はありませんが、私は中に入りたいと思いまーす ( `・ω・´)+
チケットはイギリスの観光庁公式オンラインショップで前もって購入済だったので、特に大きく困る事は何もなく。
www.visitbritainshop.com
プリンターで印刷したバウチャーを見せたら、すぐに中に入れてもらえました。
ただし…館内撮影禁止。
解説用の端末も自由に借りる事が出来、またこれがスマホより一回り大きいくらいの液晶タブレット端末でかなりハイテクなんです。勿論日本語対応。
一階のホールだけでも凄く天井が高く、厳かな雰囲気。
しばらく礼拝用の椅子に座り、動画を再生して説明に聞き入っていました。
昔は木造だったけれど今の形に建て直された…ということですが、1666年に木造版が焼失しているのでヴィクターくんが見たセントポール大聖堂も多分今と同じ形。
観光客が多いからだと思いますが、館内の設備にも案内のプレートや動画などが設置されていてなかなか見応えがあるんです。一階だけでも本当に広い。
いちいち説明を聞きながら見て回っていたので気が付いたらあっという間に時間が差し迫り、二階より上を見る事は諦めてしまいました。時間がなかったのは確かにそうなんですが、途中で引き返せない上に、何百段もの階段を上がっていかなければならないことが日本語で注意書きされていて…。
高所恐怖症の私、動画に出てきた展望だけで「これは実際に見るの怖そう」と思ってしまったので、時間に追われながらそれをこなす自信がなくなってしまったのです。
途中で引き返せないのに足ガクガクになりそう…(;・∀・)
その代わり、地下の納骨堂とミュージアムショップに行きました。
トイレは地下の出口の外にありますが、トイレの為に外に出ても警備スタッフにチケットを見せればまた戻れるそうです(と、Google翻訳とジェスチャーでやり取りして情報を得た)。
ミュージアムショップで鳩の飾りを見つけたものの、その鳩が白くなくて普通のキジバトだったので「アリなのか…!?」と思ってみたり、本のコーナーでめぼしいものを探してみたりしていました。
写真集を買うか迷った挙句、小さなコインケースを購入。
デフォルメ具合がちょうどいいかんじで可愛くて(*'ω'*)
このサイズのコインケースはピルケース(薬入れ)として使ってもちょうどいいんですよね。
時間に焦り、その辺りで私は地下から地上へと戻っていきました。
予想外の事態、発生。
地上に戻った私、セントポール大聖堂から再び歩いて次のスポットへ向かうのですが、予想外の事態が発生。
「何か朝から交通整理とか通行止めとかやってるなーー」とは確かに思っていましたが…
マラソン大会じゃん!!!!!!!
道は完全に通行止め。横断歩道も渡れない。
いやいや、私は横断歩道が渡りたいんですけれども!!!!
通れないじゃん!!!!
呆然とする私。
次回予告
さてマラソン大会で完全に道が通行止めになってしまいました。
この後私は無事に次の目的地に行けたのでしょうか…??
待て、次回!
★次の記事
snow-moonsea.hatenablog.jp
★英国一人旅記事一覧
snow-moonsea.hatenablog.jp