海に浮かぶ月のはしっこ

映画や文学作品、神話関連その他の事をおぼえがきしますよ

【日常】展示会「害虫シンフォニー」を観に行ってきました

先週頭くらいでしょうか。TwitterのTLをぼんやり眺めていたら、物凄く綺麗なハエさんのガラス細工の写真が目に留まって。
展示会に出品される品物で、その展示会も行ける距離。いつぞやに友人に教えてもらった作家さんも参加しているようなので、どーしても行きたくなってしまって。

展示会の名前は「害虫シンフォニー」。友人に付き合ってもらって行ってきました。
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2018.9.19(水)~9.24(月) 害虫シンフォニー | Gallery子の星

この写真は入り口付近のミツツボアリさん。
色が反射して展示台にうつっているのが滅茶苦茶綺麗!


参加されている作家さんはギャラリー情報によると、

・あまのじゃくとへそまがり さん
・いわたまいこ さん
・はんこのだるま屋 さん
・蛾売りおじさん さん
・つのだゆき さん
・西本百合 さん
・小森雨太 さん

Twitterで見たハエさんのガラス細工を作っていたのは"つのだゆき"さん。
以前友人から教えてもらった作家さんは"蛾売りおじさん"さん。
"小森雨太"さんは、別の友人がこの方の絵が好きでよくTwitterリツイートしているのを見たことがあり、「TLのセンチニクバエさんの人だ!」というイメージが。

一緒に行ってくれた友人は、最初に"蛾売りおじさん"さんを教えてくれた人。
それというのも私、ハエさんとクロメンガタスズメちゃんが大好きなのですが…その話は最後にでも。


…といっても、私、こういう展示会を観に行くのは初めてなので、会場でテンパってきちんと写真撮れているのが少なかったので(ショックだ…)きちんと写真撮れているものだけ貼っていきます。


これがTwitterで見たハエさん!(*‘ω‘ *)

メタリック光沢のグリーンがキラキラ!脚が細い……!!
私がハエさんを描く時はいつも体のシルエットに悩むのですが体のラインがキュッとしてて素敵……。

後ろに飾られている蜘蛛さんもスラっとした脚が美しいです。

…というかこのガラス細工群…仕事が本当に細か過ぎて……。
爪の先まで造形してある…どころか、たまむしさんの触覚なんて節一つ一つ造形してある…。ヤバい、凄い。

壁には革製品と切り絵とイラストの数々。
やっぱりハエさんを見てしまうけど、翅の生えた虫さんの翅脈模様が好きです。


刺繍で作られたチャドクガさん。
この方の作品は写真では見たことがあるけれど当然実物を見るのは初めて。繊細な模様が織り込まれている…刺繍の概念が壊されそう…。


チャドクガさんといえば毛虫騒動で一時話題になったけど、こんなにかわいらしい顔立ちをしているんですね…!(思わずググってしまった)

もふもふのムクゲコノハさん。

(……やっぱりテンパり過ぎてピントが合っていない…悲しい)



販売品も購入させてもらいました(*'▽')

ガラス細工の翅脈模様のピアスが欲しかったものの、金属アレルギーの上にピアス穴も開いてない私は断念…(;´・ω・)
自分で交換もできるけど繊細な作りだから崩壊したら泣いちゃうし…。

その代わりガラス翅の詰め合わせを購入しました!
何を作ろう(*‘ω‘ *)


そしてこれ、クロメンガタスズメちゃんのブローチ!!
実は展示会にどうしても行きたかった目的の一つでもある。買えなかったら泣いてた、多分。

というわけで行けて本当に良かったです(*'▽')




…と、ここからは蛇足です。
クロメンガタスズメちゃんが好きな理由ですが。
といっても私は昔から虫さんが好きだったわけではなくて。むしろ10年前まで悲鳴を上げて逃げるレベルだったのだけれど。

まぁ、最大のきっかけは多分映画「蠅男の恐怖」ですね。

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これは自分用のスマホケースを作るのに描いた絵ですけれど、こういうファンアートを描く上で本物の写真を見るわけで。見慣れていくのと同時にそのフォルムに愛着が…翅脈模様の美しさや翅やメタリックなボディが反射する光の色彩に魅せられて。
そして3年くらい前に、1匹のショウジョウバエ(恐らくはオナジショウジョウバエ?)と巡り合い、97日後に看取るまで養ってしまった。

…まぁ、あと、「失楽園」のルシファー&ベルゼブブのコンビに再加熱したのも大きいと思う。
(ルシ&ブブコンビイメージのハットピン(自作))

失楽園 上 (岩波文庫 赤 206-2)

失楽園 上 (岩波文庫 赤 206-2)


その過程でこんなツイートを見つけて、
togetter.com
あれやこれや調べていたら、クロメンガタスズメちゃんが好きになっていたわけです。
学名がAcherontia lachesis(アケロンティア ラケシス)でギリシア神話好き的に美味しいとか、蛾なのに鳴くとか、海外でのメンガタスズメの総称が「Death's Head Hawk Moth」で背中に不気味可愛い模様がついてるのに動画を見る限り大人しい、とか…。
メンガタスズメの学名がAcherontia styx(アケロンティア ステュクス)、ヨーロッパメンガタスズメがAcherontia atropos(アケロンティア アトロポス)なのも最高。
海外の蛹から孵して飼育している人の動画とかも楽しいです(*'▽')


蛇足が長くなりましたが、以上レポでした。