海に浮かぶ月のはしっこ

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【観光】英国一人旅 17 / キングズクロス9と3/4番線&レストラン「シャーロック・ホームズ」 5月26日

サムネイルイラストを描くのに時間がかかってしまいました(;^ω^)
7年勤めたグレーな会社を退職した私が初めて行った海外一人旅の文学聖地巡礼の記録、ついに17記事目!
このままだと20記事いってしまいそうですね(;^ω^)

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●前回までのお話
パック旅行ツアーの丸一日自由行動の日。
朝9時頃に『ジキル博士とハイド氏』に登場するリージェンツパークを散歩し、10時頃に『緋色の研究』のベイカーストリート221Bへ。昼は『透明人間』の主人公グリフィンが歩いた場所を自分の足で実際に歩き、その後大英博物館で過ごしました。
さて次の目的地は…。
snow-moonsea.hatenablog.jp

ショッピングとディナー!です(*'ω'*)

次の目的地は…

大英博物館を出た私。大英博物館を出た時には17時40分くらいで、もうすぐ閉館時間になる所でした。
残りのスケジュールは二か所です。

・キングズクロス駅 9と3/4番線
・レストラン「シャーロック・ホームズ

「キングズクロス駅 9と3/4番線」は言わずと知れたハリー・ポッターシリーズの聖地。魔法学校ホグワーツに行くための列車が出ている…という設定の駅です。
現実に存在する駅ですが、そこから魔法使いだけが入れる秘密の入り口があるわけです(*'ω'*)

レストラン「シャーロック・ホームズ」は夕食を食べる場所として選びました。
夕食を食べる場所を「地球の歩き方」で探していた時に見つけたレストランです。イギリス料理が口に合うかわからないけれど、「シャーロック・ホームズ」の作品の雰囲気を楽しめる内装になっているとのことでしたので行くだけでも楽しいかなと思いまして。

A03 地球の歩き方 ロンドン 2020~2021

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  • 発売日: 2020/02/13
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

大英博物館からキングズクロス駅へ

大英博物館にはいくつかの最寄り駅があって、それぞれの距離の差は大して大きくありません。そこで、乗換の必要のないホルボーン駅を選びました。

ホルボーン駅周辺の風景もなかなか風情があっていいですよね(*'ω'*)
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ロンドンは日本で言うと東京に当たるようなところですが、こういう古い建物がたくさんあるので京都や鎌倉を歩いているような気分に近いような気もします。勿論、ビルが多い地域もあるのですが、地震の少ない国なので古い建物がそこら中に残っているのです。

ホルボーン駅からキングズクロス駅まではPiccadilly Lineで10分くらい。
(地下鉄の乗り降りは東京メトロによく乗る人なら全く問題ない…。)

キングズクロス駅

さて、キングズクロス駅に到着しました。
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再開発が進んでいるのか、よく工事中の風景をよく見ていましたが、キングズクロスも例外ではありませんでした。

キングズクロスは地上駅と地下駅の乗り換え駅にもなっています。
日本で言うところの新宿や渋谷みたいに、地下駅である東京メトロ新宿駅から地上駅であるJR新宿駅に乗り換えられるようになっているというわけです。
私が通ったのはPiccadilly Lineなので地下鉄。上記の写真の、奥に「King's Cross」とネイビーの看板がかかっている入り口が地上駅への入り口です。

ハリーポッターシリーズに出てくるキングズクロスは、地上駅の方。
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参考にした文学作品の聖地巡礼系の書籍で、現在のキングズクロスの"本物の"9と3/4番線は現在は人が突撃できないようになっているらしいと読んでいましたが…そりゃぁ勿論、ハリー・ポッターと秘密の部屋みたいに秘密の入り口のある壁に突進してそこら中に荷物をばら撒く観光客が多かったからだそうですけども(;^ω^)

自動改札の向こうに、9番線と10番線の間に露骨に案内板が立っているのがそれなんでしょうか…正直言って面白いですけど、何人も壁に突撃してたらそりゃ大作しますよね…。

キングズクロス駅 9と3/4番線

私の目的地の「キングズクロス駅 9と3/4番線」は、地上駅の自動改札のすぐ右手にありました(*'ω'*)
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ここが「キングズクロス駅 9と3/4番線」……ハリーポッターシリーズ公式ショップの名称です(*‘ω‘ *)

とても混んでいて店内の写真をバシバシ撮れるような感じではありませんでしたが、お店の中も凄く雰囲気が良かったです。テーマパークのおみやげ物屋さんみたいな感じですね(*^▽^*)

今思うともっと派手にお買い物すればよかったなと思うのですが、結局買ったのはこれだけ。
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悩んだ末にこのトートバッグとレザータグを買ったのですがマジで可愛いです。
どちらもこのショップ限定のデザイン。
まぁ、でも木製のトランクなんて日本までお持ち帰りするの難しいからなぁ…。

ちなみに、グッズは通販でも買えます(*'ω'*)
www.harrypotterplatform934.com


とはいえ、このスポットの一番の目玉は撮影スペースだと思います。
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お店の右手にあるオブジェなのですが、ここで記念撮影をしたものを販売してくれるサービスです。杖やマフラーといった小道具も貸してくれるし、躍動感が出るように小道具として貸してくれるマフラーをスタッフさんが撮影直前にフワッとなびかせてくれる。
マフラーも好きな寮を選ばせてくれるのでファンにはたまらないですよね!

……ただし、滅茶苦茶並んでました。
繁忙期のディズニーランドかよっていうくらい並んでました(;^ω^)
私は自分が写真に写るの好きじゃないので撮りませんでしたが………。

キングズクロス駅からチャリングクロス駅へ

乗換の方法がたくさんあるので、その時どのルートで行ったかは不確かなのですが、恐らくキングズクロスからPiccadilly Lineでレスタースクエアまで行き、そこからNorthern Lineに乗り換えてチャリングクロスに出ていると思います。

チャリングクロス駅の近くの細い道。
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右側奥にテントがありますが、日本で言うところの青いシート。こういった場所にはホームレスの方がいるようです。帰国してから知った事ですが、イギリスは日本よりもホームレスの数が多く、深刻な社会問題だという話も聞きます。
この手の話は各国で色々考えられているのでしょうが、そう簡単に解決できる問題でもないですね…。
皆平和に暮らせる世界が一番望ましいのですが。

レストラン「シャーロック・ホームズ

こちらが4日目の最終目的地、レストラン「シャーロック・ホームズ」 。
一階がパブ、二階がレストランになっている飲食店です。
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www.greeneking-pubs.co.uk

名称や、地球の歩き方の記述から観光客の方が多いのかなって思っていましたが、ソーホーのパブと比べると観光客っぽい人が多いかも、という感じ。

一応混んでいても困るので予約もしましたし、メニューも印刷してあらかじめ和訳しておいたので何を注文するのかは大体決まっています。
パブのコーナーで予約していることを伝えるのに、予約のメールを見せて察していただく…英語が出来ないの本当に不便です(;^^)
二階のカウンターに行くように言われたので、二階に上がっていきました。

階段の両サイドにはシャーロックホームズ関連の映画や写真などがずらり。
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こう、小さい写真の額がたくさん飾ってある光景は欧米っぽいなぁって思います。

私が案内されたのは、手前の大部屋。部屋の名前はアーサー・コナン・ドイルルーム」。奥の大部屋は「シャーロック・ホームズルーム」と名前が付いていたようです。
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大きく飾られたドイルの肖像画
本当に雰囲気が素敵なお部屋ですね(*'ω'*)
まだ外がとても明るいですが、時刻は19時40分。

私の席の真後ろにはシャーロック・ホームズの部屋のイメージなのか、ガラス張りの小さなショールームがありました。
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バイオリンもあるし、実験器具もたくさんあります。
でも…真ん中のお人形が怖い…(;・∀・)

内装が凝っていて、これだけでも「来てよかった」という感じ。


飲み物は少し悩んだ結果、ベリー系のサイダー(炭酸系のアルコールドリンク)を注文しました。
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アルコール度数も比較的低いし、お酒があまり得意ではない私も美味しく飲めることをホテルのレストランで確認済でしたので(*'ω'*)
グラスに生のイチゴを入れてくれるやさしさ…。

テーブル周りの小物類も可愛いですよね。


直前まで私が悩んだ結果選んだのは「Steak & Ale pie(ステーキ&エールパイ)」。伝統的なイギリス料理の一つとして紹介されているメニュー。
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ビールで煮込んだビーフのパイ。
日本でイメージするパイよりもイギリスのパイの定義は広くて、単純に「オーブン焼き」的なニュアンスが強いのかパイ生地のないパイもあるんですが、こちらは生地にしっかり包まれている。
パイ生地はパイというよりはタルトのクッキー生地に近くて、硬くてしっかりした食感。具はビーフシチューに近いです。

それがですね……めったくそ美味しかったんです

イギリス料理は不味いって嘘じゃないかなっていうくらい美味しい。
この4日間の間でお店によって味の個性がかなり違い、それによって口に合うとか合わないとかが激しい印象がありますが少なくともこのお店の料理はとても美味しかったのです。
野菜もソルト系の味付けがしっかりしていてとても美味しい。

ご飯は美味しいし、しかもこの店内の雰囲気。

シャーロック・ホームズの世界観のお店だけど、すなわち雰囲気が1887年前後のイギリスなので個人的にはジキルおじさんが親友たちとの会食をした雰囲気なんですよ!!
(まぁ…本来はホームズとワト氏が一緒にご飯食べている雰囲気、が正しいんだけど…)

物凄い幸せをかみしめていました。

しかし、どんなに美味しくて雰囲気が最高でも、量は多すぎて、残すの申し訳ないなと思いながら残してしまいました。

ちなみに、こういった注文を取りに来てくれるレストランタイプのお店ではチップを支払う必要があります(あるそうです)。相場は10%くらいなのですが細かい小銭がなかったので少し多く払いました。

今日の冒険はおしまい

レストランを出た後、雨が降ってきました。
添乗員さんにはにわか雨に気を付けてと言われていたのに、残すところホテルに帰るだけの時間に雨が降ってくる。
お天気に恵まれ過ぎてちょっと怖いくらい。

エンバンクメント駅からホテルのあるウエストブロンブトンまでは乗り換えなしで行くことが出来ます。

ホテルについた頃には疲れ果てていましたが、翌日半日の自由行動の後でそのまま飛行機に乗るので荷づくりもしなくてはなりません。
おまけに、焦って飲んだ味噌汁で舌を火傷。

翌日にはもう帰らなくてはならないことが名残惜しくてたまりませんでした。

次回予告

迎えた最終日。
まだまだ予定に組み込んでいる聖地巡礼スポットはたくさんありますが、実はテムズ川クルーズ、私の予定だとちょっと集合時間ギリギリだよと添乗員さんに言われていました。
これは直前に諦めるべきなのか?

次回もよろしくお願いします!

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