海に浮かぶ月のはしっこ

映画や文学作品、神話関連その他の事をおぼえがきしますよ

【観光】英国一人旅 12 / オックスフォード&ディナータイム 5月25日

もうだいぶ経ってしまって記憶が風化していくのが辛くてたまらないですが文章量が多くなりがちなのでどうしても書くのに時間がかかってしまう旅行記、英文学聖地巡礼・英国一人旅シリーズ(*'ω'*)

さて、今回はお待ちかねのオックスフォードに向かいます(*'ω'*)
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●前回までのお話
イギリス旅行パックツアーに含まれていたコッツウォルズ地方とオックスフォードを巡るバスツアー、午前中はバートンオンザウォーターとバイブリーで穏やかな時間を過ごしました。
snow-moonsea.hatenablog.jp

次の目的地へ

車酔いしやすい私は車やバスに乗ったら割とすぐに寝てしまう習慣をつけています。まぁ、景色が見られないのは非常に残念なんですが、遠くを見ていようが何しようが酔うものは酔うので意識を失ってしまった方が都合がいいのです(;^ω^)

それでも何か良い写真が撮れないかとバスの窓に向けて写真を撮った形跡がありましたが、ブレてしまって綺麗な写真は撮れず……

諦めて眠りにつき、目が覚めた時には到着していました。

オックスフォードに!
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オックスフォードに到着!

オックスフォード大学、なんて日本語では言ってしまいがちですけれど、オックスフォードという"街"はたくさんの大学が集まっている場所なのです。
オックスフォードでの観光目的は大学の一つであるクライスト・チャーチ・カレッジの見学です。

そんなオックスフォードは3つの英文学の聖地です。
ルイス・キャロル著『不思議の国のアリス

不思議の国のアリス (角川文庫)

不思議の国のアリス (角川文庫)

(まさか私の親しんだ新潮文庫版が絶版とは…)
J・K・ローリング著『ハリーポッターと賢者の石』
ハリー・ポッターと賢者の石 (1)

ハリー・ポッターと賢者の石 (1)

  • 作者:J.K.ローリング
  • 出版社/メーカー: 静山社
  • 発売日: 1999/12/01
  • メディア: ハードカバー
ハリー・ポッターと賢者の石 (吹替版)

ハリー・ポッターと賢者の石 (吹替版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
そして、メアリー・シェリー著『フランケンシュタイン:あるいは現代のプロメテウス』
フランケンシュタイン (新潮文庫)

フランケンシュタイン (新潮文庫)

ルイス・キャロル氏の母校で、その後教師として勤めていたのが、その「クライスト・チャーチ・カレッジ」なのですが、ハリーポッターシリーズで魔法学校ホグワーツの撮影に使われた建物の一つでもあるのです(*'ω'*)

そして何より、私にとって重要なのは『フランケンシュタイン:あるいは現代のプロメテウス』に登場する街であるという事。
天才大学生ヴィクター・フランケンシュタインが人造人間に脅迫され、何も知らない親友ヘンリー・クラーヴァルと共にイギリスへ逃亡した際に訪れた街の一つがオックスフォードなのです。

【文学聖地】『フランケンシュタイン:あるいは現代のプロメテウス』:オックスフォード

17歳でドイツのインゴルシュタットの大学に留学させられ、コミュ障故に突然知らない土地に放り出されるのが心細くて移動中の馬車で泣きべそかいていた錬金術オタクのヘタレ主人公ヴィクター・フランケンシュタイン。彼は大学で最新の科学を学び、めきめきと頭角を現すと21歳の時に人造人間を作ってしまう

そんなヴィクターくんが人造人間からの脅迫を恐れ、適当な言い訳をして逃亡したのがイギリス。彼の旅路を支えるためについてきた親友のヘンリー・クラーヴァルは、ヴィクターが何か悩んでいるのを知っているけれど彼が話してくれるまで聞かないで明るく振舞う事を決めた様子。
そんなヘンリー・クラーヴァルがスコットランドへの旅路の途中で、特に気に入った街の一つがオックスフォードなのでした。

というわけで聖地巡礼マーキング写真をパチリ。
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オックスフォードについての描写って2~3ページくらいなのでちょっと引用しておきますね。

ウィンザーを発ち、次はオクスフォードに向かいます。町に入ると、一世紀半余りもの昔にこの地で起きた出来事のあれこれで頭がいっぱいになりました。チャールズ一世が兵を集めたのが、この場所だったのです。国中がこの国王を見捨て、議会と自由の旗印のもとにはせ参じる中にあって、この町は最後まで国王に忠誠をつくしました。チャールズ一世という不幸な国王、国王に最後まで付き従った者たち、温厚なフォークランド(チャールズ一世の内務大臣)、傲岸なゴアリング(王党派の将軍)、王妃と王子、こうした人たちへの追憶が、彼らの住んでいたとされる町のあちこちに一種独特の興趣を添えているのです。ここには過ぎ去った時代の精神が宿っていて、その足跡をたどるのは愉しい経験となりました。それに、たとえ想像力に乏しく、そうした感慨にひたることができなかったとしても、この町は外観自体が美しく、クラーヴァルもわたしもただただ感嘆するばかりでした。古風な学寮は絵のように美しく、街路は荘厳と呼びたくなるようなたたずまい、緑なす牧野を流れるアイシス川はやがて大きく拡がって湖となり、その町の楼閣や尖塔や丸屋根がその影を落としているのです。
 そのさまを眺めるのは、もちろん愉しい事でした。わたしとて見れば、心は躍ります。ですが、その歓びはたちまち、過去の記憶と未来への不安がないまぜとなって苦渋に変わってしまうのです。わたしは本来、穏やかな幸せを旨とする人間です。少年のころは不満を感じたことなど一度もなく、たまさかに物憂い気持ちになることはあっても、自然の造りだした優れて崇高なものに触れると、たちまち興味を掻きたてられ、心に弾みがついたのです。しかし、今の私は雷に打たれた木のようなもの、稲妻に魂まで貫かれてしまっています。あのとき、予感した通りです。そう、予感はあったのです。自分は今後もおめおめと生き存えて、みじめな敗残の姿をさらすことになるのではないか、じきに今のこの境遇を奪われ、人からは憐憫の眼で見られ、自分にとっては耐え難い境遇に身を落とすことになるのではないか、と。
 オクスフォードにはかなり長いこと逗留しました。町の郊外まで散策の足を伸ばし、この国の歴史上、最も激しく揺れ動いた争乱の時代にゆかりの地を残らず訪ねてみようとしたものです。訪ねた先でさらにまた訪ねてみたい場所が見つかり、ささやかな遠足がちょっとした旅になってしまうこともよくありました。傑物ハムデン(議会派の指導者。オクスフォード攻略の際にチャルグローブにて重傷を負い戦死)の墓を訪ね、かの愛国者が斃れた戦場にも足を運びました。その際には、わずかなあいだながら、心を荒ませる恐怖やみじめさを忘れ、自由や自己犠牲といった気高い理想に胸を熱くしたものです。なんと言っても、英雄の墓や戦跡というのは、そうした理想を記憶に刻みつけておくための記念碑ですから。ほんの束の間でしたが、何ものにもとらわれない高邁な精神でものを見るべく、わが身を縛る鎖を思い切って振りほどこうとしたのです。しかし、鉄鎖はわたしの肉にがっちりと喰い込んでいました。希望を失い、震えながら、またみじめな自分に戻っていくしかありませんでした。
メアリー・シェリー『フランケンシュタイン』 芹澤恵(訳)、新潮社(2014)、P.317~320

残念ながら今回はツアーの都合上ヴィクターくんの見たもの全てを見る事は出来ません。「この町は外観自体が美しく、クラーヴァルもわたしもただただ感嘆するばかりでした。古風な学寮は絵のように美しく、街路は荘厳と呼びたくなるようなたたずまい」くらいを感じるのが精いっぱいになりそうです(;^ω^)

その後にもオックスフォードに関する言及はあって、エディンバラ観光中にクラーヴァルはオックスフォードの方が好きと描写されていますね。

エディンバラに到着したときには、眼も心もどんよりと曇っているような状態でしたが、それでもこの町は、不幸のどん底にある者にとってさえ興味深い場所でした。クラーヴァルはオクスフォードのほうが気にっているようでした。オクスフォードの古めかしさが、彼の好みに合っていたのでしょう。
メアリー・シェリー『フランケンシュタイン』 芹澤恵(訳)、新潮社(2014)、P.323

いやぁしかし、改めて見るとヴィクターくん…鬱になりまくってますね…(笑)
眼も心もどんよりと曇っているような状態って…それでも明るく話しかけ、ヴィクターくんが少しでも楽しめるよう働きかけようとするクラーヴァル、マジでえらい。

トイレ休憩しつつ、案内人さんを待つ

オックスフォードに着いたのは、予定よりもかなり早い時間でした。
目的地であるクライストチャーチカレッジは団体予約をした場合に案内人さんが付くことになっているそうです。案内人さんと合流するまでの時間、ツアー一行は公衆トイレを借りる事になりました。
3つあるうちの1つは使えなかったみたいですね。

その時添乗員さんからイギリスのトイレ事情等を聞いていたのですが、日本と比べるとこういった使えないトイレに遭遇する確率も高いみたい。
いやぁ、でも、日本のトイレって他の国と比べる隙もないくらい物凄くトイレ事情良いですよ。だってウォシュレット付いてる率高いし!駅のトイレも綺麗ですよね。荷物を置いたりかけたりするフックも整備されているし。

ギリシャを思い返すとイギリスのトイレ事情はそんなに悪くないけれど、こう添乗員さんに何度もトイレ事情を説明されるとどうにも記憶に残ってしまいますよね。もし添乗員さんのお話がなかったらさほど気に留めるレベルではなかったのではないかと思っています。

その、まぁ、イギリスのトイレの紙が「固くて痛い」のは鮮明に記憶されてしまったのですけれど…(;^ω^)

【文学聖地】『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』:オックスフォード「Alice's Shop」

クライストチャーチカレッジの正面に「アリスの店」という「不思議の国のアリス」専門店があります。
正面に見えるのがクライストチャーチカレッジの門です。
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……おおお、なんかもう既にハリーポッターの世界観に近い…!!!(そりゃそうだ、イギリスなんだから)

「アリスの店」は「地球の歩き方」でも紹介されていて、小さいけれど有名なお店…という感じなのですが、オックスフォードでは自由時間が取れない可能性が高いので行くのをあきらめていたお店です。

A02 地球の歩き方 イギリス 2019~2020

A02 地球の歩き方 イギリス 2019~2020

なのですが、かなり早く到着したので「アリスの店」でお土産を購入する自由時間が出来ました(*'ω'*)
立ち寄る時間ができたのはかなりラッキーだったと添乗員さんが言ってました。
早く到着した理由は、道路が土曜にしてはさほど混んでいなかった事。特にツアーメンバーの中でトラブルがあったという事もなく、トイレ休憩もスムーズだった事…色々な偶然が重なったのですよね。
(でも今回の旅はトータルで物凄く"ツイてた"んですよね(*'ω'*))

石造りの歴史的な街並みの間に建つ可愛らしい店構え。
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看板が可愛い…(*'ω'*)
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お店の中は撮影禁止なのですが、アリスグッズが取り揃えられたお土産屋さん
元々は雑貨屋さんで『鏡の国のアリス』に登場する店のモデルになった店という事で、ファンにはたまらないお店なのではないかと思います(*'ω'*)

鏡の国のアリス (角川文庫)

鏡の国のアリス (角川文庫)

不思議の国のアリス』の冒頭にオックスフォードという地名は出てこない(一応翻訳もザっと見た)のですが、アリスが姉と一緒に過ごしていた場所はオックスフォードとされています。それというのも、このお話自体が現実とリンクしているからみたいですね。
英オックスフォード『アリス』の世界をめぐる旅 | イギリス | LINEトラベルjp 旅行ガイド

いや、しかし私、アリス全然詳しくなくてすみません…(;^ω^)
中学の時に不思議~も鏡~も翻訳を読んだし、大学時代にレポート課題にされたのも覚えているんですが、のめり込んだ記憶があまりなく…。ただ、文学研究者に幼児性愛的だとかなんだとかと考察されているのをちらほら見て「文学研究って…」と嫌な気分になったのは覚えているので、それが原因で楽しめなかったのかもしれません。(今ではその説も古いみたいですが)
フランケンシュタイン:或いは現代のプロメテウス』もそれで愛でるのが辛く思う事もありましたからね。「文学研究」というものが当時の私が考えるほどキラキラしたもの(より作者の思いや作品の世界に入り込もうとする行為)ではないと知った最初の作品だったのかもしれません。

そういう意味ではとても大切な通過点になった作品だと言えるのだけれど。


せっかくのお土産タイムとはいえ、断捨離したばかりだったのでなかなか「これ欲しい!!」と衝動買いする気分にはなかなかなれなくて…。
母と妹に伝統的なアリスの絵柄が入ったトートバッグを購入することにしました。

それ以外に気になったものと言えば、ペーパーブランクスの『不思議の国のアリス』のノートが目を引きます。日本でも買えるから買わなかったけれど…!

ペーパーブランクスのノートは時折文学オタクを発狂させます…私も数冊持ってるけど…出来れば"マッドサイエンティストの祖"たちのノートが欲しいなぁ…『フランケンシュタイン:或いは現代のプロメテウス』とか。
snow-moonsea.hatenablog.jp


しかし、断捨離をしたばかりとはいえ、どうしても一目惚れして「欲しい」に抗えなかったもの。
それは、でした。
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めっっちゃ可愛いでしょ!??!?
表紙はゴム製、要所要所に彫り物がされていて、写真だとベージュに見えるところは箔押し印刷。

洋書は読めないのですけれど、「表紙に一目惚れして洋書を買う」という正気じゃない感じに(笑)
私が英語できないと知っているツアー同行者の奥様(ご家族連れの方)に「中、英語でしょ?読めるの?」と聞かれて「読めないですよww」と回答して爆笑される程度に正気じゃないのですが(;^ω^)

どうも、私は本というものが読み物としてと同じくらい、美術品…又はコレクタブルアイテムとしても好きみたいですね。
読んで良し、眺めて良し、集めて良し。最高じゃないですか。

これはどうも大英博物館で前日に購入した『ジキル博士とハイド氏』と同じシリーズの本のようです。
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でも、その後大英博物館で同じ装丁の『不思議の国のアリス』を探したのですが見つからなくて……帰国後、公式サイトを見つけたのですがそこでもラインナップになく「ショップ限定だったのか??」と首を傾げています。

あぁ…本って増えるよね…。
気に入った作品だと中身は同じだとわかってても装丁違いや翻訳違いで何冊も買っちゃうよね……。

クライスト・チャーチ・カレッジ

さて、このあたりでメインのクライスト・チャーチ・カレッジの見学です。
www.chch.ox.ac.uk

案内人さんと合流して、門の中に入っていくと、「ハリポタの世界」という感じ。
ときめきと緊張でそれしか感想が出てこない(苦笑)
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この旅をした時、ハリーポッターシリーズからは結構長期間離れていたのでそこまで手が付けられなくなるほどの興奮はしなかったんですが、帰国後結構再加熱しましたね…グッズ集めとか楽しい…(;^ω^)
(一人でUFJに行くことになった時はお土産コーナーでかなりあらぶっていました)
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流石人気の観光スポット。
入場を待つ人の列がずらっと並んでいました。

この大学はルイス・キャロル(本名:チャールズ・ラトウィッジ・ドジソン)の母校であり、教員として勤めた所縁の地だそう。しかし、この人も「数学者兼論理学者で写真家で、しかも作家で詩人で、教師」…と、肩書がマジでヤバい。
アリスのモデルである少女アリス・リデルはこの大学の学寮長の娘だそうなのでクライスト・チャーチ・カレッジはまさに『不思議の国のアリス』の聖地ですね(*'ω'*)

入り口で日本語のパンフレットを頂いたのですが、日本語版パンフレットが出来たのが私たちの見学の僅か2日前だったそうなので、マジで出来立てほやほや。
…いやいや、本当、どこまでツイてるんだ。

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この階段の雰囲気もハリーポッターの雰囲気そのもの!

天井には模様の中心に何か丸い模様があるのですが、これは建築時のパトロンになった人の紋章だそうです。確かにそういわれてよく見ると、それぞれの模様は全部異なっていて、同じ紋章はありません。

この階段の先は「ザ・グレート・ホール」と呼ばれている広間です。
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そう、組み分け帽子のシーンがある大きな食堂はここがモデル

クライスト・チャーチ・カレッジはその名の通り昔はキリスト教の礼拝堂だったそうで、大学内に多くのステンドグラスを見ることが出来ます。ステンドグラスの写真は撮り過ぎてボリュームが凄まじいので割愛します…。

中庭……ついついハリーが箒の練習をしている幻覚を見てしまう(;^ω^)
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ここで添乗員さんから「鐘」の話を聞きました。
うろ覚えですみませんが、クライスト・チャーチ・カレッジの鐘は毎晩9時頃に101回。それは大学になった時の最初の学生の数に由来している…とか。
そう言えば、日本では身近ではありませんがイギリスは寮制の学校が多いのでしたね。「門限…なんだろうなぁ」、と思ったのを覚えています(笑)


礼拝堂。
ツアーなので長居は出来ませんでしたがステンドグラスの美しいこと。
もう少し私にキリスト教の知識があれば描かれている聖人や逸話を理解することが出来るのですが…ちょっと難しいです。
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ここでオックスフォード大学内のお土産コーナーでショッピングタイム。
流石に店内の写真を撮るのはなぁ…と思ったので撮りませんでしたが、不思議の国アリスグッズや、オックスフォードと書かれたキャップやTシャツなどが販売されていて…
おもむろに『モンスターズユニバーシティ』を思い出しました。

モンスターズ・ユニバーシティ (字幕版)

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日本では大学の衣料品系のグッズとかあんまりイメージできないけれど……ググってみたら東京大学にもあるらしいです。
マジか。私の母校はせいぜい袋状のクラッチバッグとシャープペンなどの小さい雑貨くらいだったと思うぞ…(; ・`д・´)

ここでは特にお買い物はしなかったのですが、店内を撮影できなかったのでショップと反対側を写真に撮っていました。
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この雰囲気がまた、ハリポタ感があっていいんですよね…笑

校舎を出てから…

やはりツアーでの観光、説明が色々あるのは嬉しいですし難しく考えなくても効率よく色々回れるのはとても良い事だと思います。
…が、ちょっと忙しないなぁ、なんて思ってしまいます(;^ω^)

もう少し見てない所をじっくり巡りたかったのですが…。
後ろ髪をひかれつつクライストチャーチカレッジの校舎を後に。
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次のスポットに行く際に、遠くに別の校舎が見えました。
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マートン・カレッジという大学で、先日第126代天皇に即位された浩宮徳仁天皇陛下の母校らしいです。(この時、即位されてから(=令和になってから)まだひと月も経っていませんでしたが…)
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ちょうどこの写真の左手に門があって、その門が一人ずつしか通れない仕様になっていまして。その順番待ちをしている時に周囲の写真を撮っていた時の一枚です。

この門を通る時、「向こう側の人がこちらに来る時、こちら側の人は通れない」という構造上の不都合があって。こちらはツアー客なので全部で20人くらいいます。なので向こうから人が来て、ツアー客が全員通るまで待っている様子でしたがツアー客の一人が「お先にどうぞ」と譲ったのですよね。
そりゃぁ数人待っているのとは待つ時間が相当違いますから「悪いかな」と思うのも自然な事なのですが、それが案内人さんには少し不思議で凄く親切に感じたらしく、案内人さんの言葉を添乗員さんが通訳してくれました。つまり、「現地の人はあんまりそういう事しないから日本人の親切心を褒められた」という事。

そういえば、外国に行った日本人がよく海外では割り込みなんて日常茶飯事だとこぼしている話を読んだことが何度かあります。イタリアとか中国とかその他諸々。その国の人が守らない、というより日本人が「順番を守る」事にこだわる傾向が強いのかななんて思ったり。
その辺もお国柄なのでしょうねぇ。

ボドリアン図書館

門を抜けて細い道を歩いた先に、広場があって…そのエリアがボドリアン図書館。
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こちらも映画『ハリー・ポッター』シリーズの撮影の地とされています。
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残念ながら中は見学できず…!(;^ω^)

でもこういった、映画の中のファンタジーだと思っていた世界を実際に歩くと、本当にその世界に入り込んだような陶酔感を得ることが出来ますよね。
勿論、それは文学にしても同じです。ヴィクターくんがクラーヴァルと共に歩いたであろう街を歩いているのです!°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

写真を撮るのに夢中になっていたら、お昼に同じテーブルに座ったマダム三人組が私のスマホケースに興味を示したのもここでした。「それ、ロンドンでしょう?昨日買ったの?」と聞かれて、「自分で作ったんですよ~」と答えたら「作れるの!?」と驚かれつつ「こんなことできるなんて、すぐ就職できるわよ!」「次は絶対良い会社に入れるわよ!」と、エールを送られました。
ははは、半年経過した今もまだ就活中なんですけどね(;^ω^)
↓その時のスマホケースって、こんなやつ。
snow-moonsea.hatenablog.jp
いや~、頑張って作って良かったですし、まさかこんなに19世紀の文学に住む”マッドサイエンティストの祖”たちに長く萌えが持続するとは思ってもいませんでした(;^ω^)


このエリアは円筒型の建物と、校舎のような四角い建物がいくつかあり、それを囲うように柵が立っています。…立っているという表現もおかしいですが、だってこう…ヘルメス柱像みたいな柱がずらっと並んでいるものですから。
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↓ヘルメス柱像ってこういうやつ
ja.wikipedia.org
ロンドンでギリシャ・ローマ風の建物をたくさん見かけましたし、やはり影響が大きいのかなとぼんやり考えていました。
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さて、名残惜しいですが、オックスフォードの観光も終盤です。
その後バスの止まっているところまで街中を散歩して歩いて、ホテルへと戻りました。
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でも、「この景色をヴィクターくんも見たのかな」と思いながら歩くのはとても楽しかったですよ(*'ω'*)

ディナー:ローストビーフと……。

さて、この日の夕食はホテルで…という予定になっておりまして。
バスの中で添乗員さんが夕食について言っていたことの概要はこんな感じ。

・通常はホテルで出していないが特別にお願いして作ってもらった
・イギリスの伝統料理なので体験して欲しい
・日本で食べるものと違うと思いますが伝統料理なので「こういうものだ」と思っていただきたい

……すみません、嫌な予感しかしません°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

でもお昼のフィッシュ&チップスは美味しかったし…朝食も問題ないし…美味しいって可能性も捨てきれない…ですよね(笑)
(しかし、一日目のホテルのパブで食べたハンバーガーを思い出し、希望を捨てた)

私は一人なので他のツアー客の皆さんと違い、色々と身軽でらくちんです。

だからホテルのレストランに集合したのもかなり早く。飲み物はこの日初めてイギリスでアルコールドリンクを注文しました。
(パブで飲み物を注文し、朝食で使うレストランのエリアに持ってくる方式)
注文したのはサイダー(シードル)系のスパークリング果実酒です。
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好きな席に座っていいと言われたものの、今まで奇数のメンバーのテーブルに適当に割り振られていたおひとり様なのでちょっと戸惑ったりしつつ適当なソファ席に座りました。

まぁ…でも一人の食事ってちょっと寂しいな~とも思いましたね。
で、当の夕食がこちら。
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ローストビーフとスープ。スープはドロッとしていて……お豆か何かを煮溶かしているもののようです。
朝と同じくバイキング形式だったのですが、口に合わないのが怖くて色々取れなかったというのもあります(;^ω^)

味は…えー、食材の味が活かされ…えー、なんというか、食材そのままの味………。
見た目に反してめちゃくちゃ味付けが薄いです。

何で??(・ω・;)
日本人がしょっぱいの好きなだけなのかしら?

一通り食事を済ませた頃、若者女子二人組が隣の席に座りました。
昨日、アフタヌーンティーで同席になった女子たちです。一人とはハリー・ポッターの話や過去に行った海外旅行の話で意気投合したのですが、もう一人の方はかなりお疲れのご様子で、しかもエネルギー充填の為にたくさん食べるつもりだったのだろう、たくさん盛られたお皿の料理を口にした瞬間、撃沈していらっしゃった

あぁ…わかる……。
ご飯が口に合わないとガッカリするよね……。

もう一人の方と、「アフタヌーンティーの経験からデザートも気軽に持ってこられない」という話をして、二人でシェアすることにしたのですが、これは普通に美味しいと思いました。
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確かに日本のケーキとスポンジの食感が違うけれど…(パンっぽい系統の)パンケーキを食べているような感じで、甘さも辛くなるほど甘くはなかった(;^ω^)
…いや、辛くなるほど甘いって言うのも何ですが。

食事に撃沈していた彼女の体調も心配だったので、「日本食何か持ってきましたか?」と聞いてみたのですが、特に何かというものはないようで。私の持ってきたインスタントのお味噌汁と松茸のお吸い物をわけてあげたところ、翌日少し元気になったみたいです。
良かった(*'ω'*)
やっぱり食べ物が口に合わないと精神的にも体力的にも元気が回復しないですよね…。勿論、これは前年に行ったギリシャで自分が「食事は美味しいのになぜか食事で体力が回復しない」という異変に見舞われた時の経験に基づいているのですが。(その時の理由は「料理が不味い口に合わない」のではなく、食べ慣れない香草系のヘルシーな食事が続いていたことにありました。そのために若者のほとんどが元気を喪失していたので、現地のジャンクな食べ物(ポテトチップス)を口にすることで皆元気を取り戻した)

教訓:海外旅行の時は絶対インスタントのお味噌汁を持っていく。
(※オーストラリアなど、食べ物の持ち込みが厳しい国もあるので注意です)

私がイギリスで(歩き回って豆が出来たり、トイレットペーパーが固くて肌が荒れてしんどかったことを除けば)かなり元気だったのは、テンションが上がりまくっていたことだけではなく、毎晩寝る前にお味噌汁を口にしていたことも大きかったと思います。
憧れの地でテンションが上がりまくっていたとはいえ、毎日お風呂に入ると倒れそうになるくらいどっと疲れが出ていたし、お味噌汁を飲むとスーッと力が抜けてリラックスした気持ちになっていましたからね。本当に持ってきて良かった。そして分けてあげられるくらい大目に持ってきて良かった。
舌やけどしたけど(;^ω^)

明日の予定を変更…しますか?

実はこの日、夕食の後に添乗員さんに翌日のことについて相談をしました。
この翌日である5月26日(日曜日)は自由行動の日なのです。

丸一日自分の自由になるが、行きたい場所が明確かつ大量にあった私としては上手くスケジュールを組むことは重要な事でした。だから行くかどうか迷っている場所を「やめるのか、やめないのか」。それはとても重要だと思っていました。
「やめる」という選択肢があるのは地下鉄ならまだしも、一人でバスに乗らなければならないからでした。

でも、添乗員さんに言われたのは「それよりも、早朝に「リージェンツパーク」に行くのはお勧めしない」ということ。
人が少ない時間帯は観光客のパスポートを狙った犯罪も起きやすいらしく、以前添乗員さんの担当したツアー参加者も声をかけられたのだとか。『地球の歩き方』などにも書いてありますが、手口としては警官を装ってパスポートを提示させ、奪うなどというケースがあるようです。
勿論、そういった犯罪のことを知っていてはっきり断れるなら問題ないですが…という事でしたが、それを知っていても英語が話せない私は「断る」ことが出来ない。
まぁ「I don't know(よくわからない)」って言ってればいいのかもわかりませんが…。

そういうわけでお昼ごろに行くことを勧められた私。でも予定を変更すると全ての予定を見直さなくてはならないし、それ以前に、博物館などの開く時間は何処も専ら10時過ぎ。その時間に合わせると行くところをどこかあきらめなくてはなりません。

その時は「考えておきます」と言ったものの、リージェンツパークは譲れないスポット。さて、どうする??

翌日の予告

その夜、予定を見直して多少のルートの調整を行いました。
天気予報を見ると、残念ながらあまり翌日の天気は良くないらしい。

でもできればリージェンツパークは"よく晴れて"いて欲しい
理由は次回。
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可愛いドールたちに囲まれて、その日は眠りにつきました。

英国一人旅、いよいよ後半。
…いや、ようやく後半??
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次回更新分から聖地巡礼ラッシュ、始まります(*'ω'*)