タイトルだけはちょくちょく耳にするミステリー小説。
ジャンルとしては「ミステリー」「ホラー」がキーワード。そして、「探偵」。
作品情報
「モルグ街の殺人」(he Murders in the Rue Morgue)
著者:エドガー・アラン・ポー
出版国:アメリカ
出版年:1841年
読んだ時期:2018/9
書籍情報
- 作者: ポー
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2013/12/20
- メディア: Kindle版
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「ウィリアム・ウィルソン」(1839年)
「黒猫」(1843年)
「本能VS.理性----黒い猫について」(1843年)
「告げ口心臓」(843年)
「早すぎた埋葬」(1844年)
「邪鬼」(1845年)
「アモンティリャードの樽」(1846年)
私の読む前の前提知識
きっかけ
「モルグ街」という名称がミステリーモチーフの作品や歌の歌詞に登場するのを何度か目にしたことがあるのだが、オリジナルを知らなかったのである。
ミリしら ~タイトルだけで知った気になっていた内容~
静かな街の裏通りで猟奇殺人が起こる。
しかも一度ではない。3度の殺人が行われた頃にはその裏通りは「殺人通り」と呼ばれるようになっていた。
街に暮らす主人公は殺人事件の号外が起きる度に「やれ、最近は物騒な事件も多いものだ」と思っていたが、ある日奇妙な恰好をした人物が殺人通りを曲がっていったのを目撃する。
好奇心に駆られた主人公が謎の人物の後をそっとついていくと、不意に何かを踏んだ。
自分の靴の下を見ると、そこには血塗れの手首が…。
…というような、イメージとしてはジャック・ザ・リッパーか、スウィーニー・トッドか……。
読んだ結果
→ 結果: えっこれが史上初の密室系推理小説なんですか!!?
短編というのも知らなかった。
他の収録作品はミステリーというよりはホラー。
感想
「モルグ街の殺人」以外は、殺人等の罪を犯した犯人を主人公にしたホラー的な小説が収録されていた印象でしたが…
当の「モルグ街の殺人」は主人公と探偵・デュパンの二人がフランスのモルグ街で起こった奇妙な事件を解決する探偵モノでした。"史上初の密室殺人ミステリー"という肩書は後々知ったのでした(;^_^)
探偵・推理モノなので詳しい話は出来ない。
というか、読んでない人はウィキペディアもググっちゃだめです。犯人が書いてあるから。
オチの意外性に思わず「えええ!?」と声を上げてしまったけれど、でもこれは当時の読者の人たちも味わった体験なのかもしれません。
本当に短い小説なのでサクッと読めますし、気になる方は名作知識の一つとして読んでしまった方がいいと思います。あーでも、やられたなぁ~っていう感じです。
独自研究など
ミリしらの理由(現在構築されたイメージとの差異の原因)
そもそも私が何も知らなんだ。
その他
シャーロックホームズとワトソンのモデルの一つとも言われているらしい。
確かに語り手と探偵の組み合わせではありますね。