海に浮かぶ月のはしっこ

映画や文学作品、神話関連その他の事をおぼえがきしますよ

もうすぐ一度目の人生が終わる ~ カタバシスに向けて

今週のお題は「卒業」。そうそう、もうすぐ私は7年勤めた会社を退職します。
退職に至った直接的な理由は体調不良…ということになっていますが、様々な理由で不信感が募っていたことが理由で、理由は一つだけではないのです。

だけれど退職後の計画を立ててはいても、すぐに移れるように再就職先を用意しているわけではありません。
ただ、今は社長にごねられてごねられて、退職予定日が1ヵ月延び、更に1ヵ月延ばされそうになったので私はブチ切れ寸前。
会社からされてきた仕打ちはここでは語りませんが、疲れが取れなくて、毎日ロキソニンで体調を誤魔化しながら出社している…というところ。

とはいえ7年も務めてしまったから、「この会社での生活ももうすぐ終わる」…と思うと、「イコール、もうすぐ一つの人生が終わる」という気分になる。
仕事を辞めて一息ついた頃の予定で初めて一人で海外旅行に出る計画を立てているので、「7年も惰性で勤めてしまった仕事も辞めるし、今までの自分は死んで新しい私に生まれ変わって戻って来るわ」とギリシャ神話愛好家友達に愚痴をこぼしながら言いました。

言いながら、「まるでカタバシスだね」と笑った…そんな話。

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【卓上旅行 4】フランケンシュタインのイギリス紀行(ルートマップ付き)

「プランを立てて行った気になるだけじゃなく、本当に行ってみようじゃないか!」と思い立ったその後。
好きな作品のゆかりの地を訪れる事にしてみたけどゆかりの地ってなんだろう?

目的地はイギリス。
とすれば、『フランケンシュタイン:或いは現代のプロメテウス』でイギリスが登場するシーンは…と、作品を見返してみる事にしました。
それが「ヴィクター・フランケンシュタインのイギリス紀行」、です!

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【卓上旅行 3】先日コンセプトカフェ行ったけど海外にもあるんだなぁ…という話

カプコンバーがモンハン酒場にクラスチェンジして久しい今日この頃。ハンターではない私は「大好きなカプコンバーがなくなった…(´;ω;`)」と嘆いております。
www.paselaresorts.com

埼玉のカプコンカフェは残っている…とはいえ、常時好きな作品のメニューがあるわけじゃないから悲しい。


今のカプコンカフェのメニューは「デビルメイクライ」です。先日、友人に誘われて行ってきたんですが……その話をしつつ、卓上旅行の話をさせていただこうかと思います。


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10年後の未来のために:厄年の厄祓いのついでに人生も厄祓いしちゃった話

始まりは特に何でもない、いつもの数年に一度のありふれた行事の話。
私は今年、厄年。
厄年の由来など、私には詳しい事はよくわからないが、特に健康面に気を付けるべき年なのだと聞き及びます。

厄年には神社やお寺で厄祓いしてもらうものだ…っていうのも習慣化された日本の行事の一つなのでしょう。
そういう次第で、家族の提案で佐野厄除大師で厄祓いをしてもらいました。

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【卓上旅行 2】もしも海外へ一人旅に出るのなら、どこの国で何をしたい?

私、卓上旅行が今一番の娯楽です。
でも多分この卓上旅行、きっと私は数か月後に現実のものとするでしょう…いや、そうしなければならないのです、自己肯定力向上のために!(*‘ω‘ *)
…という目的意識がつき始めました。

目まぐるしく過ぎていく日々に、なかなか文章をまとめる事が難しくて書き途中の下書きばかりが溜まっていく。
そんな毎日の合間に、こんな記事を書いております。

今回のサムネイル。
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ロンドンでスコットランドまでの旅行プランを考えるヴィクターくんとヘンリー・クラーヴァルくん。
フランケンシュタイン:或いは現代のプロメテウス』にあるシーンだけど、きっとプランを考えている時ヴィクターくんは心ここにあらずだったんじゃないかな~なんて。

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【卓上旅行 1】Let’s Go 卓上旅行!:本当に行くか行かないかは置いといて…

私、最近卓上旅行ばかりしております。


卓上旅行…つまり、地図やパンフレットを眺めて行った気になってみたり、本当に行くかは置いといて、観光プランを立てる遊び。インターネットを駆使すれば、Googleビューを使ってバーチャル的に本当に行った気になれるのだから凄いなぁ。

でも建物の中に入ったり、建物の大きさを肌で感じるにはやはり行ってみないとなりません。
去年のギリシャツアーではマニアックなところにたくさん連れて行ってもらったので、そういったところはやっぱり現地に行かないとビューがなかったりするんですけど…。

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【今週のお題】半袖で雪の降るドイツに放り出された話

今週のお題「雪」ということなのですが……そういえば私、もうすぐ誕生日です。

私がペンネームを雪代 月としたのは、ネットを始めた頃に遊んだ占い本の結果で「月」が象徴されていた事から長い間ハンドルネームを「月」と名乗っており、尚且つ本名が「雪の日に生まれたから"雪"が漢字と読み方でダブルミーニングになっている」という事で、「雪に代わり月と名乗らせていただきます」という意味でペンネームを雪代 月といたしました。

私が生まれた日は数十年に一度の猛吹雪で、南関東だというのに車ではまともに走れないほどの大雪だったと聞いています。

それで「雪」?
…悪い思い出ではないのかしら?
まぁ、それほど印象的だったのでしょうけれど。

今回は去年の今頃の思い出と去年遭遇した雪に関する災難の話でもしましょうか。

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