ハッピーハロウィン!\(^o^)/
ハロウィンガチ勢としては、もう8月下旬からハロウィンは始まっております。
私はハロウィンが大好きです。あの独特の雰囲気が大好き。
ゴシック文学やB級ホラーを好む私なので、多分ゴシック感が好きなんでしょうね。
そして英文学好きで洋画やレトロ映画も嗜む身としてはユニバーサルスタジオジャパンで過ごすハロウィンが大好き。
8月上旬には関東からはるばる2泊3日のおひとり様旅行プランを立てていたほどのガチです。
1日目は大坂在住の友人と、2日目は1人で満喫しました\(^o^)/
ちょっとマニアックなユニバーサルスタジオジャパン・ハロウィン2023レポです(*'ω'*)
(↑ USJで持ち歩いてたバッグ。右上は去年USJで買った「ユニバーサルモンスターの限定キーホルダー」ですが、この配置は………。)
すべての元凶……?ユニバーサルモンスターズの話
この話を何回するんだ、という感じですが大事な事なので何度でも言います。
私の推しの名前はヴィクター・フランケンシュタイン。
メアリー・シェリー著『フランケンシュタイン』(1818年)の主人公であり、現在は「死体から人造人間を生み出した世界一有名なマッドサイエンティスト」として知られています。
フランケンシュタインっていうと「ハロウィンでよく見るボルトの刺さってる継ぎはぎだらけの緑の怪物」もしくは「雷をバックに狂喜乱舞して高笑いするマッドサイエンティストのヤバい博士」だと思うでしょう?
あれ違うんですよ。原作じゃないんですよ。
原作の人造人間には名前はなく、「肌はミイラのように土気色で黒髪で白い歯と黄色の目を持つ身長2.4mの身体の均整が取れていない大男」です。そしてその人造人間を創ったヴィクター・フランケンシュタインは「人造人間を生み出した事を後悔し、自責の念と恐怖で怯える繊細で内気な天才大学生」です。
ね?全然違うでしょう?(*'▽')♪
でもどうして「ハロウィンでよく見るボルトの刺さってる継ぎはぎだらけの緑の怪物」と「雷をバックに狂喜乱舞して高笑いするマッドサイエンティストのヤバい博士」のイメージになってしまったんでしょうね?
それは、ユニバーサルスタジオの生み出した1931年の映画『フランケンシュタイン』を観ればすべての謎が解けます。
あまりにも映画のイメージが強すぎて、イメージが上書きされてしまったんですよね!
ユニバーサルスタジオの『フランケンシュタイン』は人気作となり、どんどん続編が作られた結果、独自路線を突き進み…狼男やドラキュラ伯爵と共演するので、こうしてハロウィンのメジャーな怪物のイメージは確立されていったというわけです。
だから「ハロウィンモンスターの原点はユニバーサルスタジオにあり!」とも言えます。
何故ここまで言い切ってしまうかと言うと、私もほとんど観たので……。
『狼男』とその前作『倫敦の人狼』が切なくて好きですけど、『オペラの怪人』、『ミイラ再生』あたりもとっても面白いですよ(*'▽')
『フランケンシュタイン』は『フランケンシュタインの花嫁』と併せて観るのがおすすめです。
(でも原作勢的には原作も読んで欲しいな………エモいから(´;ω;`))
ユニバーサルモンスターズレジェンドオブフィアー
この前置きをした上で、私が一番最初に入ったアトラクションがこれだと言うとなかなか味わい深いものがあるのではないでしょうか。
ユニバーサルモンスターズレジェンドオブフィアー。ユニバーサルスタジオが生んだ怪物たち(選抜)が驚かしてくるお化け屋敷タイプのハロウィン限定アトラクションです。
実は去年初めて日本初上陸でして、去年はコラボフードとかたくさんあって滅茶滅茶興奮したんですよ(*'▽')
↑去年のコラボフード
…で、この「ユニバーサルモンスターズレジェンドオブフィアー」ですが、去年は3日間行って7回、今年も2日間で7回入りました(多いよ)
気がついたのですが、今年は去年とは少し仕様が違うようです。去年はグループ先頭のお客さんがライトを持たされて暗い中を彷徨う仕組みになっていたのですが、今年はライトが廃止された代わりに全体的に照明が明るくなっていました。お陰で色々な所が隅々まで見られたというわけです。
気づかなかった装飾(狼男の足元に死体が落ちてるとか)や、見落としていたモンスターにも気づけたし、楽しい(*'▽')
そして私、初めてフランケンシュタイン~フランケンシュタインの花嫁のエリアに「白衣を着た男性」がいることに気づきました。フランケンシュタインエリアの最初に「縛られている白衣の男性」がいるのは知ってたんだけど……こんなところにいたんだ!?何か叫んでる。叫んでるけど聞き取れない。
えっこれ、もしかして、もしかすると、えっ!?
4~5回目に入って、ようやくその人物の台詞が聞き取れました。
台詞は「you are my creation!(お前は私の創造物だ!)」
やっぱり!!
ヘンリー・フランケンシュタインだ!!!ヘンリーいたんだ!!??!知らんかった!!
…と、マニアックな事で大喜びしてしまったのですが、ヘンリー・フランケンシュタインはユニバーサルの映画に登場する、原作のヴィクター・フランケンシュタインのポジションのキャラクター。
ヘタレ大学生ヴィクターくんのイメージを、「墓を掘り返して死体いじくりまわして雷鳴の中狂喜乱舞するマッドサイエンティストのヤバい博士」に上書きしてしまった白衣姿の若き科学者。
ヘンリーくんは原作のヴィクターくんよりも、強気で傲慢で人造人間にも臆することない堂々とした人物なんですが、『フランケンシュタイン』の終盤に風車小屋から落下して瀕死の重傷を負い、続編の『フランケンシュタインの花嫁』で再登場した時には精神的にベッコベコに凹んで原作のヴィクターくんみたいな性格になってて滅茶滅茶面白かったです(>▽<)w
「ユニバーサルモンスターズレジェンドオブフィアー」は独自の世界観なので、元のユニバーサルの映画とは設定や世界観が若干異なるようなのですが、映画を観てからだとこんな風に小ネタが面白くてたまらないので、興味がある方は映画の方を予習していくといいと思いますよ!
(この記事の一番下にリンクを貼っておきます)
……それにしても、『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』『透明人間(2020)』といい、『ドラキュラ/デメテル号最後の航海』といい……もしかしてユニバーサルスタジオ、ユニバーサルモンスターズの焼き直しがしたいのかな…?
ユニバーサル・モンスター・ライブ・ロックンロール・ショー
去年来た時はシャーロック・ホームズのショーをやっていてお休みしていたので観られなかった「ユニバーサル・モンスター・ライブ・ロックンロール・ショー」も2回ほど観てきました。
……まぁ、そのシャーロック・ホームズのショーは2日間で4回入ったんですけど……笑
前述のユニバーサルのモンスター4人組がビートルジュース(ティム・バートン監督の映画『ビートルジュース』のキャラクター)をリーダーにバンドを組むというハイテンションなショーです。
……なんでだよ!!?
なんでだよ!?!?!?!Σ(゚Д゚)
…と、初めて観た時は一瞬頭がパニックになったんですが……今は「楽しいし………なんだか味わい深いな……」と思っています(笑)
オープニングはクラシカルでとても雰囲気が良いです。
このアトラクションは独自の世界観なので……笑
とは思いつつ、映画『フランケンシュタイン』及び映画『フランケンシュタインの花嫁』では原作からの「人造人間には名前がない」が貫かれていたと思うんですけど、このアトラクションではもう怪物くんは「フランケンシュタイン」って呼ばれているんですよね。
フランケンシュタインはヘンリーくん(映画)やヴィクターくん(原作)のファミリーネームだから違うんだけど……まぁうん、怪物くんは「フランケンくん」でいいよもう(諦めた!(>▽<))
フランケンくんはブライドちゃんとラブラブな設定っぽいけど『フランケンシュタインの花嫁』だとガッツリフラれているし、狼男も「ウルフィー」と呼ばれているけれど、映画ではローレンス・タルボットという理性的な男性で悲劇の主人公だし、ドラキュラ伯爵ももっと厳かでミステリアスなキャラクターなんですが………
まぁそういう違いを楽しめるというのもレトロ映画勢の特権ということで……!
丁度お客さんがいなくなったので待合ロビーの写真を撮ってきました♪
その他のアトラクションやその他の話
コラボフードやハロウィン限定アトラクションもたくさん楽しんだのですが、ありふれた話しか出来ないので簡単に。
だがこれだけは言いたい!!
でもこのハロウィンプレート……ジャック・オ・ランタン(オレンジの衣がついているやつ)がカブで出来ている事に衝撃を受けました。
元祖ジャック・オ・ランタンはかぼちゃじゃなくてカブだって知っている人どれだけいるの!??!?
私はこういうマニアックさに感動します。
大好きだよUSJ(>▽<)♪♪
可愛いドリンクたちも……
スマホを覗くと推しがいる…!(3Dで作った拙宅デザインのヴィクターくん)
バイオハザードのアトラクションはクレア編生存2回・死亡1回、レオン編生存1回の4回チャレンジしてきましたが、何より推しに会えたことが嬉しいです(*'▽')♪♪
なお、私の推しはウィリアム・バーキンといいます。
今年から新曲になった「ゾンビ・デ・ダンス」も最高でした!
来年は私の状況がどうなっているかわかりませんが……可能な限り、USJハロウィン遠征行きたいなと思っております(*'ω'*)♪♪