私、契約社員になったブラック企業の元社畜。
契約社員生活は快適で、ずっとここにいたいけど来年の今頃は無職なんだよなぁと思うとやるせない気分にもなります。
ま気分としては転職活動中。
でも初任給が出たのでひとまずの就職祝いに好物のスモークターキーを取り寄せてみたり、お出掛け用のお洋服を買ったりと、久々にお金を使える感覚にニコニコしちゃう。
失業中は出来ませんでしたからね。
そんな中、とっても良い物を買いました。
いくつか買ったものの中で一番届くのを楽しみにしていたのは、「リボンタイ」です。
特に大きな意味はありません。
ただ、「リボンタイが性癖」というだけです(;^^)
今まで使う機会が無いからという理由で持っていなかったのですが、仕事で少しかっちりめのオフィスカジュアルを着る事が多くなったので「今なら使うチャンスがある!」と思い立って購入しました。
前の職場はオイルや塗料の飛び散る工場を出入りしてオイルでベタベタな数十kgの鉄の塊を運び、梱包するのも事務職の仕事だったのです。
まぁその、私の前職や経験してきたブラックバイトの話については人に話すたびにドン引きされるのがお約束なのでここでは割愛します。
何にせよ、そういう事情で「多少汚れても構わないようなオフィスカジュアル」ということであんまり綺麗な服を着て行った覚えがあまりありません。
土曜も出勤だったため、土曜の夜に友人と会う約束をしている時はそれなりに可愛い服を着ていましたが、汚れてしまう可能性が高い事は覚悟していました。だから、あんまりお洒落や普段の仕事の服に気を使ったりそれを楽しんだりした記憶も、そういう心の余裕も全くありませんでした。
そういう部分だけ見ても、今はとても精神的に健康な環境に居られているような気がします。まぁ、契約社員なんで来年の今頃は無職なんですが…。
少し小綺麗なオフィスカジュアル服を着ていると、ちょっと身が引き締まる気がします。着慣れていない感じもややあってのことではありますが、「大体こういう感じ」というイメージがつかめてきたので、少しだけ自分の趣味を取り入れたら楽しくなるかなぁと思った次第なのです。
ロッカーのカギやシンプルな通勤用リュックサックに「ぱっと見無難だけど趣味が反映されているキーホルダー」を付けるのと同じような感覚。
お陰で私のシンプルなリュックサック(のキーホルダー)は見る角度によっては金色でゲームのキャラが浮き出て見えるし、
私のロッカーは装着したキーホルダーのせいで「アンブレラ社の生物兵器・[コードネーム:ネメシス]の研究資料が保管されてるロッカー」に変わってしまったわけです。
超楽しいですね(笑)
ちなみに、私のお弁当箱はバイオハザードのハンドガンの弾の箱デザインです。
超楽しいです。
こういう、第三者が「同じ穴の狢」でなければわからないアイテムを日常に組み込むのはなかなか面白いというのが最近の発見です。
でも第三者に気づいてもらったりわかってもらう必要もないので、自分が個人的にそういう遊び心を日常に取り入れるのは日々のモチベーションアップにもつながるような気がしてきたのです。
リボンタイもその一つ。
ただ漠然とデザインとして好きだったアイテムを実際に自分の生活に取り入れる事で、少し日常が楽しくならないかなぁと。
でも単純にリボンタイが性癖ではあったものの、調べてみると色々な形や太さがあるし、何を選ぶか迷う迷う。
リボン結びで固定されているのをフックで固定する蝶ネクタイ型のものや、自分で結ぶネクタイ型のものがあり、形も様々。
結局、私が選んだのはネクタイ専門のオンラインショップにあった、の自分で結ぶタイプのリボンタイ。幅は3cmにしました。
所謂「ボウタイカットソー」と呼ばれるフェイクネクタイ風のフリルがついていたりリボンタイのように結べるリボンが縫い付けてあるデザインのカットソーと同じくらいかそれより少し細いかな~という太さ。
ちょっと紐っぽい細さの方がイメージに近かったのですが、レディースのシャツに合わせるので少し太いくらいの方がバランスが良いかと思いまして。
でも色もたくさんあるんですよね。
3cm幅のものでも4色から選べるようになっていました。
選んだのはネイビー。
頭をよぎったのがヴィクターくんだったから。
ヴィクターくん、というのは19世紀の英文学、メアリーシェリー著『フランケンシュタイン:或いは現代のプロメテウス』の主人公のヴィクター・フランケンシュタインのこと。
(恐らく)世界で一番有名な架空のマッドサイエンティストとして知られていますが、私にとって彼はアイドル的な存在で、ネイビー…正確には紺青(プルシアンブルー)はヴィクターくんの色なのです。
何故紺青(プルシアンブルー)がヴィクターくんの色なのかは前回の記事をご覧いただきたく。
snow-moonsea.hatenablog.jp
私が原作を読んでデザインしたヴィクターくんは濃いプルシアンブルーのリボンタイをつけているので、そのイメージ。
ヴィクターくんの外見描写というと、目が綺麗だとか、ガリガリに痩せているとか、そういうくらいしかないので。
今までに塗ってきたヴィクターくんのタイの色が、まさにこんな感じ。
でもこのリボンタイが届いてみたら、「そういえば…」と思い立ってしまって。通販で2000円くらいで買ったシフォン生地のロングカーディガンを、「ヴィクターくんっぽい!」などとニコニコしながら着ていたような。
というわけで、手元にあるお洋服を組み合わせてヴィクターくんコーデをしてみました(*'ω'*)
これは…なかなか完成度が高いのでは?
内側のカーディガンがヨレヨレなのが気になりますが…
有り合わせのもので揃えたとしては十分です。
ふと色違いのロングカーディガンを見て、「これは…スモーキーグリーンのカーディガンがあればジキおじコーデが出来るのでは…」などと思ってみたり。
彼もまた、イラストにデザインを描き起こしたのは自分なのでジキおじコーデをしていったところで誰にもわかりません。
でもきっと自分は楽しいです(笑
それ以外にも、リボンタイを眺めていたら他の色や太さも欲しくなり、しばらく集めるのにハマってしまいそうです。
毎日を楽しく過ごすために、こういう生活に好きなものを紛れ込ませようとするのを考えるのはなかなか楽しい事ですね(*'ω'*)