海に浮かぶ月のはしっこ

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【雑記】文学部卒だけど、活字中毒には程遠い!(その1)

さて、ブログを書くのはもう数年ぶりくらいになるのだけど、Twitterでは書けない長文を書くのに再度ブログに目を向けてみようと思ったのです。
理由は読書記録をつけるため。だけど、私は8年ほど前からプロフィールの趣味に「読書」を入れるのをやめている。
私は文学部人文学科卒で、西洋文学を選択していたけれど実質、読書はさほど好きじゃなかったのだろうと思っているから。

在学していた頃は必要に駆られてそれなりに読んでいたつもりだけど、読んだ本のタイトルは思い出せても内容は思い出せないものばかり。
けれど「惰性で文学部に進学したわけではない」と弁解はしておく。
とあるきっかけで高校1年生の時に読んだジョン・ミルトンの「失楽園」が、私の探求心を旺盛にしていたし、何より自分に「読書が好き」という暗示をかけていた。
その暗示は根深くて、大学では司書課程を履修し、将来は出版なり情報管理なり本に関わる仕事がしたいと考えていたほどだ。
(しかし紆余曲折あった結果、今は全く違う仕事に就いている)

読書が好きという暗示をかけた理由は、単純にその方が色々と都合が良かったからなのだけど、恐らく幼少期に両親や祖父が「本を読むのは良い事だ」と褒めた事がきっかけなのだろうと思う。
大学を卒業したら1年に1冊読むこともない。漫画も大して読まない。
結局のところ、私は活字中毒…本がないと生きていけない人間ではなかったっていうことだね。

しかし、必要に駆られて会社の休憩時間に本を読んでいたら「読書好きなんですか?」と聞かれた。
家に帰った自由時間に読書に時間を割くのは気が進まなかったからなのだけど。


けれど、2018年になってちょっとした転機が訪れた。
それが、入院だった。
snow-moonsea.hatenablog.jp