今回は久々に旅行記以外の話をしようかなと思っております(*'ω'*)
今日は実は私の誕生日だったりするのですが、それはそれとして。
ここ1~2カ月の間に毎日の活動として密かにやっていたことの話です。
それは、動画制作からの、ゲーム制作、そして翻訳。私は英語を大の苦手としており、職業訓練では英語科目の履修時に鬱ギリギリの状態になるレベルでしたが何故そのようなことになってしまったか、今日はお話いたしましょう。
きっかけ: それは雑談から始まった
私は文学を(サブカル的に愛する)オタクです。つまり、ストーリーやキャラクターに「萌え」とか「尊い」とか言ってファンアート等を描き始めちゃうオタクムーブをかましている対象が、漫画やアニメより神話や海外文学などに向けられているオタク女子。
心躍らせるものがあるのだから、それはとても尊い事です。心躍らせてくれるならその対象は何でも構いません。それだけで生きる気力に繋がるのですから。
ただし、目下の悩みはいつも市場が死んでいるって事。
なのでいつの間にやら私の行動はイメージアクセサリーやオビツ11ドール等、「供給は自分で作る」という方向に傾くようになって、その巡り合わせで色々な出会いがあって今があります。
そのお陰でギリシャ神話関連はイベントに関わらせて頂くようになったので私の中では潤沢しているのですが…
www.pixiv.net
文学方面はいつも砂漠を耕している気分です(;^ω^)
このブログも元々はそういう砂漠を耕している時のエモーションをぶつける媒体として「Twitterでは投稿できる文字数が少なすぎる」という理由で始めたものですからね。
ブログ用のサムネイルを描いてTwitterにも投稿するようになったことがTwitter上でも文学絡みでお喋りしてくれる人と巡り会うきっかけになったり、こう、アウトプットしてみると色々な出会いがあって嬉しいです。
さて、そんな次第でSNS上で雑談をしていたんですが、『フランケンシュタイン:或いは現代のプロメテウス』や『ジキル博士とハイド氏』でハッピーエンドにするにはどうしたら良かったのか、みたいな会話ですね。
その雑談がきっかけで、ちょっとした動画を作ることにしたんです。
いつもの動画作り
動画を作るのは特に初めての事ではありません。大学時代、図書館司書の資格取得を目指していた私は先輩の勧めでHTMLの読み書きスキルを獲得しHPを作れるようになりました。
そんな私の憧れは、最早古の遺産と化しつつあるFLASH。
10数年前の話ですから、FLASHの使用されたHPって最先端だったんですよね。
だからFLASH入門の講座を受けてみたり、バイト代を使ってソフトを購入していじくり回していた時期があるのです。
でもまぁ、上達はしなかったんですけど(;^ω^)
その後はムービーメーカー(Windowsに最初から入っているスライドショー動画作成ソフト)でパラパラ漫画的なアニメーションを作り、ギリシャ神話の動画を作ったりして遊びました。
文学作品ではフランツ・カフカの『変身』で作ったりしています。
Windows10ではムービーメーカーが使えないのでAdobe Photoshop elements12と抱き合わせで購入したAdobe premiere elements12を使っています。
Adobe Photoshop Elements & Premiere Elements 2020(最新)|通常版|パッケージ版|Windows/Mac対応
- 出版社/メーカー: アドビシステムズ
- 発売日: 2019/10/04
- メディア: DVD-ROM
でもその頃からしばしば作っていたのは、こういう選択型アドベンチャーゲームの捏造プレイ動画です。
(↑これの題材はジョン・ミルトン『失楽園』)
そういう次第なので、「こんなゲームがあったら彼らを救えるかもしれない」という思いを込めて、負担にならない程度にサクッと選択型アドベンチャーゲームの捏造プレイ動画を作ってみる事にしたのです。
動画で紡ぐ"エドワード・ハイドの死なない世界"?
そのきっかけになった雑談でしていた作品のうち、メアリー・シェリーの『フランケンシュタイン:或いは現代のプロメテウス』は救うのが絶望的に思えたので、題材は『ジキル博士とハイド氏』の方を選びました。
まぁこちらは日頃から「もし~だったら誰も死なずに済んだのでは」と思っている部分もありましたので。
個人的にはヴィクターくん(※)の方が好きなのですが…(´・ω・`)
彼の性格上、彼の生み出した息子さんと和解するのは多分無理です。まぁ、人造人間が作られる前に止める事は出来なくもないと思いますが。
(※ヴィクターくん:本名/ヴィクター・フランケンシュタイン。今でこそ「マッドサイエンティストの祖と名高い人造人間を生み出した科学者」とされている所謂"フランケンシュタイン博士"ご本人の事ですが、原作では大学を卒業してない21歳の青年なので"博士"は誤り。内気でろくに友達も作れない、泣き虫で情緒不安定なヘタレ主人公。)
一方、『ジキル博士とハイド氏』はエンディングさえ「あと1分早ければ救われたかも」とか、「早い段階で真相に近づいていれば」といった部分が多いのでそういう意味ではルートを作りやすい。
でも最初はいつものお遊びですし、その雑談の中でしか公開しないつもりだったので、他の作業の片手間だったのもあり、こんな感じでした。
お人好しな親友(仮)
2019年12月10日「お人好しな親友(仮)」。
いやこれは流石に雑過ぎるわ。
…と思って約1週間かけて作り直しました。
炙り出しの手紙
しかしせっかく立ち絵も作ったのだから、ということで、その後悪乗りしてきまして、その3日後に2本目を作り終えました。
2019年12月18日「炙り出しの手紙」。
こうなってくると他のバリエーションも作ってみたくなってきました(*'ω'*)
エンゲージ
2019年12月22日「エンゲージ」。
これで完結か…!?
……と思ったんですが、もう一本作っていました。
第三節 プレイ動画(捏造)
2019年12月30日「第三節 プレイ動画(捏造)」。
こちらは動画リンクを貼っておきます(*'ω'*)
そんな遊びをしているのを横から見ていた友人から「最近は無料で良いソフト出てるから実際にノベルゲーム作ったらどうですか?」みたいなことを言われまして。
まぁそうですよね、こんな短期間でプレイ動画の捏造をしまくっているんですから(;^ω^)
「ティラノビルダー」で作るハッピーエンド?
教えられたは「ティラノビルダー」というソフトでした。
https://b.tyrano.jp/
でも私はHTMLが読み書きできるだけで、プログラミングなんてしたことないし、ゲームを作るなんて労力とか考えたらなかなか簡単にはいかないのでは…。
と思ったんですが、可愛らしいメニュー画面から視覚的に操作が出来る事やタグもある程度簡単という事もあってとりあえず無料版から始めてみることにしました。
無料版では登場キャラクター数や機能などに若干の制限がありますが、無料版でも結構作れます。
とりあえず動画で作ったものを再現して使い方を覚えることにしました。
ちなみに、この第三節は新潮文庫版の翻訳をベースにしています。
- 作者:ロバート・L・スティーヴンソン
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2015/07/31
- メディア: Kindle版
動画の用に作った原稿があるので第三節の編集期間は2日間(;^ω^)
そこでフラグの立て方などの捜査をある程度取得したので有償版にアップグレードして本格的にやり始めました。
翻訳には著作権がある…んです。
でも本格的にやるには一つ問題がありまして。それは著作権です。
ロバート・ルイス・スティーヴンソン著『ジキル博士とハイド氏』はパブリックドメインです。つまり著作権保護の期間が終了している著作物。
kotobank.jp
なので"原文"は基本的には自由に使っていいわけです。青空文庫やProject Gutenbergなどで名作を無料で閲覧できるのはそういう仕組みです。
青空文庫 Aozora Bunko
https://www.gutenberg.org/
でも翻訳されたものについては、翻訳後文章に二次著作権が生じます。
つまり、日本語に翻訳されたものは翻訳者の著作権がある。これまた翻訳者の著作権保護期間が切れたらパブリックドメインになるのですが。
ということは原作のストーリーをベースにストーリー全体を扱うつもりなら、引用の範囲を越えてしまうので新潮文庫の訳をベースに利用するのはNGです。
でも青空文庫に掲載されている訳をベースにするのは問題ないはず。
しかし…個人的にはあんまり気持ち良くないかもな、と思ったのです。確かにそれは楽なんですけど、自分の作ったルートと言葉選びの差のようなものは出てしまうと思いますし。
それで私が選んだのは…
自分の著作権が付与された文章を生み出すこと。
つまり、自家翻訳するって事です。
英語嫌いな私が、どういうわけか、翻訳を………(;・∀・)
そういう次第で始まった、私のゲーム制作&翻訳の日々。本当に完成させることが出来るのかはわかりませんが、少しずつ気長にやってみましょう。
だって私の二次創作の中だけだとしても、救えるならば、救いたいのだもの。