海に浮かぶ月のはしっこ

映画や文学作品、神話関連その他の事をおぼえがきしますよ

【日常/神話】古代ギリシャ講座in前橋、&高崎駅観光

小旅行と講座受講の記録です(*'ω'*)

古代ギリシャ研究家・藤村シシン先生の講座 in 前橋「古代ギリシャの科学に迫る」を受講してきました^ ^
NHK文化センター:全国50教室で展開する総合カルチャースクール


このブログでは最近ハマってるものや文学について雑多に書いておりますが、私は元々ホームグラウンドのジャンルはギリシャ神話です。

古代の祭儀を再現するパフォーマンス集団、古代ギリシャナイトで、アクセサリー製作の特技を活かして小道具製作及び物販や、パンフレット記事の制作などのお手伝いさせてもらっています。
ancient.gr

このパフォーマンス集団は藤村シシン先生が主催なのですよ(・▽・)

古代ギリシャナイトのメンバーで、私の12年来の友人でもある群馬県出身の漫画家・村岡恵先生の提案で私と村岡先生と衣装製作担当の朝野さんで講座を受講する事になりました(*'ω'*)
今年の夏はどこにも行かなかったからちょっとした小旅行。群馬は村岡先生が案内してくれます。群馬観光楽しみー!

講座受講前にちょっとした群馬観光。
こちら、群馬県庁32階の展望台です。
群馬県 - 県庁のフロア案内・利用時間

県庁に展望台があるのが不思議……!(・ω・)
下を流れているのは利根川です。

幸いにしてお天気は快晴!
しかし外に出るとちょっと暑いし風も強い!

群馬県庁の31階にはおしゃんてぃなレストランもあります。



ブランド豚の網焼きをいただきました(*'ω'*)
ほのかな甘みのある上品な味わい。


講座の会場は群馬県庁の隣の建物、NHKカルチャー。

今日のシシン先生は鮮やかなブルーのヒマティオン(古代ギリシャの外套)で知的な印象。

古代ギリシャの科学……
導入は「アルキメデスのパリンプセスト」から始まりました。
kotobank.jp
この上書きされた写本を巡るドラマが熱いのですが、古代ギリシャ人の知識探究に実用性の有無を問わない感じも凄く熱いのです。

しかし…アルキメデス先生の伝説、「王冠の比重を図る方法を風呂場で思いついたアルキメデス先生が、真ッ裸で外に飛び出したので周りの人がびっくりした」というエピソード。
これは創作らしく、創作と言える理由はいくつかあるようなのですが、シシン先生の「古代ギリシャでは裸で風呂から飛び出してくる人とか普通だから!」っていうツッコミが楽しいです(*'ω'*)
今日も語り口がキレッキレで素敵(笑

アレクサンドリア図書館を巡るドラマについては、写本を巡るやりとりも面白い要素でしたし、女流科学者ヒュパティアの悲劇的な話の紹介も。
映画「アレクサンドリア」は私も観ましたが、実際より少しマイルドに描かれてはいるけど、それでも結構鬱々しちゃいます。

アレクサンドリア [Blu-ray]

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アレクサンドリアというとついつい、アサシンクリードオリジンズでハデスの姿をしたセラピス像に登ってウェーイしたりした思い出を思い出しちゃいますが。
そして碁盤の目のような街の構造、アレクサンドリア大図書館のエピソードを聞いてますます頭の中ではアサシンクリードオリジンズアレクサンドリアを駆け回った映像が展開され、「あーそこ行ったわ…(行ってないけど)」という擬似旅行体験が重なります(゚ω゚)
でもイメージしやすかったので結果オーライですよネƪ(˘⌣˘)ʃ
www.ubisoft.co.jp


けれど、聡明で優れた科学者だったヒュパティア女史が紀元後7世紀のキリスト教世界で「魔術によって人を惑わした」とされてしまっている話は、歴史的には仕方がないのかもしれないけれどなんともやるせないのでした。
つまり、彼女の生きた約1000年後、科学が魔術に戻されてしまっている、という話なのだけれど。
宗教的に科学が許せなかったからなのか、宗教的に女性が教鞭を取ることが許せなかったからなのか、それとも進み過ぎた科学は魔術と見分けがつかなかったからなのかはわからないけど、彼女の功績や優れた知性によるカリスマ性が「魔術(しかも、人を惑わす悪いもの)」と断言されちゃうのはあまりにも悲しいなって……(映画を観てると余計に…ね。)

でも進み過ぎた科学は魔術と見分けがつかない…というのならそうかもしれない、って思っちゃいます。最近ゴシック文学のSFに夢中になってるから余計に…( ゚ω ゚ )
人造人間作ったり薬で別人に変身したり透明になったり瞬間移動したり…SFって「サイエンスっぽいファンタジー」の略なのでは。。。)


記録媒体という方舟に乗り遅れた本が失われていく話は大学時代図書館学を受講した私的にはドキドキ案件。
巻物から冊子へ、そして現代は冊子から電子書籍へ……


さてさて、講座の後は再び展望台から利根川を見下ろしてみたり、

高崎駅でお土産物を探しながら

群馬名物の焼きまんじゅうを食してみたりしました(*'ω'*)いただいたお店の名前は「高崎じまん」。
高崎じまん

群馬県民的には揚げ焼きまんじゅうとか邪道だけど、揚げ焼きまんじゅうが美味しい…」とショックを受ける村岡先生をよそに、色々な味をシェアして食べ比べてみました(^_^)

焼きまんじゅうっていうのは具の入っていないまんじゅうなのですが、所謂「種無しパン」みたいです。

ノーマル高崎焼きまんじゅうは味噌味との事ですが、何となく濃いめのみたらし団子みたいな味。
ピリ辛焼きまんじゅうは味噌だれの上に七味で味付けがされていましたが、かじって甘じょっぱさが口に広がった後に追いかけるようにスパイスが効いてくる(´⊙ω⊙`)おつまみ系かもしれません。

揚げ焼きまんじゅうはプレーンの焼きまんじゅうに塩胡椒で味付けがされ海苔が添えられたものですが…しょっぱめの和風ドーナツのよう。皆割とこの和風の味に魅了されていたようです(^_^)
きなこ焼きまんじゅうは揚げ焼きまんじゅうにきな粉をまぶしたものだけど……ほぼほぼきなこ揚げパン!私はきなこ焼きまんじゅうが好きだなぁ(*'ω'*)


群馬県産ヨーグルトのスムージーもいただきました!
こちらは季節のフルーツ味。甘酸っぱい苺味です(^_^)


群馬県B級グルメも堪能し、盛りだくさんの一日は終了。
その後はそのまま村岡先生のご実家でお泊まり会と洒落込み、お邪魔させてもらいました(*'ω'*)

お泊まり会とか!幼稚園以来です!!
とはいえ皆疲れてそんなにワイワイはしゃがなかったのですけどね。
(´-`).。oO(歳かなぁ……)

<<そして2日目へ続く。>>
snow-moonsea.hatenablog.jp



今日は関連記事……はないから、

☆藤村シシン先生の著書

古代ギリシャのリアル

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☆村岡恵先生の著書